さっさと、百合は、座高を計測する。
「81です。」
座高率が、半分の均整の取れた体は、いつもは、百合の自慢だったが、布一枚の姿では、自慢どころか、
恥かしさで、消えそうだった。
さらに、机の上にあるメジャーを持つ。
近代化された計測機も、胸囲は、メジャーで測るのだった。
さすがに、胸囲を測る際に、胸を隠すことなどできなかった。
恥かしさで、男達に、背中を向け、胸囲を測った。
その時だった。
「計測の様子が見えるようにしてください。胸囲は、特に不正する女性が多いので。」
吉田が、豊満な胸を持つ、百合に嫌味の様に指導した。
”よ、吉田...”
百合は、釈然としなかったが、言う事を聞かなくては成らなかった。
以前は、サークルの一先輩に過ぎなかったが、今は、会社担当の医者と、内定前の学生の立場だった。
百合が、吉田と、内定者の方を向いた。恥かしさで、まともに顔を挙げることもできなかった。
百合自身、自分の顔が火照るのが解るほどだった。
薄手の検査着越しに、ブラが無くても、百合のまだ、たるみの無い胸が、張り付くのが解る。
その頂点に、百合は、自ら、メジャーを宛がう。
その行為は、少しも検査着との隙間を作ることが許されないことだった。
ノーブラの百合の生乳の形が、手に取るように、男性達に、披露される。
先ほどまでは、尖った胸の先端が、確認できる程度だったが、メジャーで、圧迫された百合の
張った胸は、それを押し返し、乳首の周りの少し膨らんでいる乳厘の形をも若干露にする。
「...うっ。」
男達の自分の胸の突起への視線と、乳首に当たったメジャーの感覚...そして、全身を覆う羞恥からか、
百合は、誰にも聞こえない程度の嗚咽を漏らしてしまった。
直ぐに、百合は、自らの戒めになっていたメジャーを取り去る。
そして、必死に、胸を隠した。
「..胸囲87です。」
その百合の声には、振るえが混じっていた。
吉田は、おかしそうに笑みをこぼした。
「皆さん次は、体力測定です。」吉田が次の指示に入った。
”こ、この格好のまま...体力測定...”
百合は目の前が真っ暗になる思いだった。
仕方なく、百合も移動を開始する。
「...お前それ、ビッグじゃん!!」
そんなひそひそ話を、男達がしていた。
”あっ!”
そのビッグといわれた男に百合が、何気なく視線を向けて気付く。
男達も皆、下着の着用をしていないのだった。
同期の男性の股間も、薄手の検査着だけで覆っている状態だった。
よく言われるテント状態になっている。百合は、直ぐに視線を外すが、脳裏に焼きついてしまった。
”彼、私を見て....立ってる”
百合は、恥かしさが増すが、心の何処かで自分の体を舐めまわすように視線で見て、興奮されていると思うと、複雑な気持ちが持ち上がった。
ただ、そんな悠長な考えも、直ぐに吹き飛ぶ。
先ほどのように、最初の男子が、幾つかの体力測定を開始したからだった。
若干、恥かしそうに、体力測定をしていた男性に、声が掛かった。
「測定に集中して、一生懸命、測定してください。手抜き測定の方は、内定を出せませんからね。」
採用係の女性が、受診者を叱咤した。
実は、百合ほどでは無かったが、男性も、百合と同じ恥かしい服装のまま運動を開始していたからだった。
男性達も、採用係の言葉に、体を必死に動かしている。こんな事で内定取り消しになっては困ると思ったのか、
真剣な表情をして、必死に体を動かしていた。
”み、みちゃだめ...”
百合は、真剣な眼差しの男性の股間が、揺れている事を認識してしまった。
それと同時に、自分も、同じ事をしなければならないことに、恥かしさを募らせた。
刻々と時間は、過ぎて行った。
”わ、私の番....”
「百合さん始めてください。」
吉田の声に、「はい。」と返事をする。
それだけで、百合の顔は、真っ赤になっていた。
1つの計器の前に立つ。
同期になる男性達の前に、計測の全てを見られると思うだけで、心が苦しくなった。
初めは、踏み台昇降からであった。
百合は、手首に、脈拍計をつけ、開始の合図を待った。
相変わらず、男性たちは、隠すことの許さされない、百合の胸の膨らみと、若干透ける乳首に目が釘付けになっていた。
それだけでなかった。少しづつ男性達も、自分の本能を明らかにするように、百合の尖った乳首を凝視した後、
露骨に、百合の顔面を確認するように、眺めていた。
”早くやってしまおう.....”
百合はそう思った。が、吉田から開始の合図が、なかなか掛からない。
その間も、百合は、見世物のように、男性達の視線を受け続けなければならなかった。
”早く...恥かしい。”
隠すこともできず、立ち尽くすことが、これほど恥かしい事とは思わなかった。
百合は、恥かしさで、膝が震えていることが、自分でも認識できるほどだった。
「始めても...」
百合は、男達の視線に耐え切れず、吉田に確認する。
吉田は、それを待っていたかのように、百合に、返答した。
「百合さん。 運動を開始していないのに、脈拍が高いんです。 どうかしましたか?」
吉田は、羞恥で、脈拍が上がっていることを承知しながら、確認するように百合にたずねる。
「き、緊張で.....」
百合は、一瞬、吉田に厳しい視線を投げながら、弁明する。
が、言われれば、言われるほど、自分の脈拍が上がってしまう。
「それでは、緊張が解けるまで、少し待ちましょう。楽にしてください。」
吉田は、そう言って、口元に笑みを浮かべた。
百合は、薄手の検査着に、自分の乳首を浮き上がらせたまま、放置される。
見守る男性陣は、これ幸いといわんばかりに、百合の体を、まるでご馳走のように、視線で味わっている。
”やめて....”
百合は、若干顔を伏せ、体を視線の餌食に、提供するしかなかった。
結局、そんな状態で、脈拍は、下がる訳も無く、ただ、時間だけが過ぎ、百合の羞恥は、高まるばかりだった。
”許して.....”
百合の心境が、懇願へと変わっていく。
吉田は、そんな百合の心境を察知したかのように、百合をなじり始めた。
「まだ緊張が溶けませんね。 百合さん腕を高く上げて深呼吸をしてください。」
あくまで、医者からの指示のように、強制する。
「...」
吉田の命令は、百合が自分で振った吉田の言葉ではなかった。
会社の専属医としての吉田の命令には、逆らうわけにいかない。
ゆっくりと、腕を上げ、深呼吸の真似をする。
「百合さん。大きく胸を反らして深く息を吸って、一旦止めましょう。」
百合は、吉田の真意がわからなかった。
緊張をほぐすために、必要といわれれば、必要であったが、百合の心拍は、羞恥で高まっている。
さらに胸を反らせれば、何が起こるか、容易に理解できる。
”む、胸が見えちゃう....”
ただ、そんな事を口にすることなどできなかった。
持ち上げた腕を開き、百合は、覚悟を決めて、深呼吸をする。
”こ、こんなに...”
自分の胸元を確認して恥かしさは、さらに頂点へと向かっていく。
百合の胸元は、透けるレベルでは無くなっていた。
薄手の検査着に、柔らかい胸が、押し付けられ、2つの柔らかそうなお椀のように、全体の形が、手に取る様に、見えていた。
ブラも付けていないが、垂れることなど全くない。
そのお椀の中心には、突起状の乳首が、浮き上がってしまっている。
百合は、慌てて腕を元に戻そうとした時だった。
「はい。その姿勢を保って!」
吉田は、胸を反った体制を維持するように指導する。
男性達の目は、百合の双丘に、釘付けになった。
百合は、動物園の動物のように、さらし者の状態だった。
”幾らなんでも....嫌よ..”
百合は、まだ、自分の大きな瞳に、涙が溜まっていることに、自分では気がついていなかった。
「はい!良いですよ。」吉田の声が掛かる。
百合は、その合図と同時に、自分の胸を隠すように、両腕で覆った。
「やっぱり脈拍が下がりませんね。 百合さん緊張では無いようですね。」
そこまでは良かった。
吉田は、さらに言葉を続ける。
「百合さんの脈拍上昇は、恥かしさによるもののようですね?」
尋ねるように、吉田が、百合に確認する。
「..え..そう..否、違います。」
百合は、自分を羞恥を皆の前で宣言され、余りの恥かしさで、自分の羞恥を否定してしまった。
「おかしいですね。」
吉田は、そう言いながら、百合に近づく。
「百合さんの乳頭が、先ほどより、肥大していく傾向が見られるので羞恥心かなと思ったのですが。」
吉田は、事もなげに、百合の恥かしい場所の変調を宣言する。
「そ、そんな事無い!」
百合の否定は、一瞬で崩れる。
「そうですか? 確認させてください。」
吉田は、男達がいる前で、とんでも無い宣告を百合に告げた。