百合が内定者の前方に行くと全員の視線が集まる。
それは異質な視線では無く、何でもない視線であった。

数人の男子学生は違う目的の視線かも知れなかったが、それは、美貌の百合にとっては、
別段変わった視線ではない。

ただ、今の百合にとってそれらの視線は自分を犯す視線と大差なかった。
”は、恥ずかしい....も、もし動いたら...”
自分の下腹部の違和感が百合を卒倒しそうな羞恥に駆り立てる。

「一。 我が社は輝く未来への発展と社会への貢献を常に努力する企業であり続けます。」
いたって普通の社則を百合が読み上げる。

ただ、そううまくはいかなかった。
「二。 我が社は、ぎょ.....っつ業界....」

百合は自分の股間から弱い電気が放出されたことを感じる。
”だ、だめ....”
全身に鳥肌が立ち、脂汗が一斉に吹き出した。

百合の想像は的確に現実のものとなっていた。
ただ、不幸中の幸いというか、
周りには緊張のため読み間違えた程度の反応であった。

「業界のトップに固執すること無く...えっえっ」
百合は誰にも悟られないように何事もないような表情を取り繕った。
同僚に股間の刺激を耐えているなどばれる訳には行かなかった。

そんな中、狩森はいたって普通に見える百合の表情を眺めながら口元に笑みを浮かべると、
容赦なく、ペンを大きく捻った。

先ほどの個室では悲鳴を挙げてしまったレベルの電気が百合を支配する。
百合は多くの同僚の前で、もっとも敏感な芽を針でなぜられている様だった。

「うっ。」
百合は思わず嗚咽を漏らしてしまった。
一瞬周りからの百合への視線が驚いた視線に変わる。

”き、気づかないで!!”
百合は慌てて体裁を整え、軽く咳払いをし、思わず詰まった様に振舞う。

ただ、少しでも気を緩めると、膝が笑い悲鳴を挙げそうになる。
”駄目...だめ...
百合はそれでも朗読を続ける。

「業界だけでなく世界に認められる企業を目指します。」
「っさ、三っつ。  」

ただ、幾ら静粛を装おうとしても、刺激のレベルが強すぎ、百合の声が上ずってくる。
周りからも違和感が解るような上ずり声になってしまった。

百合の額に脂汗がにじむ。
「夢のある社会の創造を担います。」
一気に読み上げるしかなかった。

ただ、まだ理念を読みあげただけであった。
これから、社則を数ページ読む必要がある。

”も、持たない...”
百合はここで、みんなの前で嗚咽を上げ、この機械を取り外したい衝動に駆られる。
失神しそうだった。

「もう一段強くできるけど?」
耳元で狩森の声がささやく。

”え?”
百合は一番後ろで慇懃に座っている狩森に視線を移す。

百合はすっかり忘れていた。
耳に付けた超小型のイヤホンはこのための物だった。

”こ、これ以上強く...!!”
百合は周りに見つからないないように眼で必死に拒否をする。
その間も百合は自分の刺激を意思で抑えていなければならなかった。

「社則。 1条 法律の遵守。 弊社は当然の事として....」
その間も回りに違和感を与えない様に朗読を続けるしかなかった。

ただ、狩森はそれ以上刺激を強くすることは無かった。
”良かった...”
百合の一瞬の気の緩みが悪いほうへ向かった。
自分の体が電気の刺激が快感へと変調していく。

”やっ...か、感じちゃ...”
「社会のマナーやルールも遵守するとともに、清貧潔白を努めること。」
「勤務中は、個人の行動として以上に社会人として規律を守り他人に迷惑をかけないこと。」

百合の足が少しづつ硬直していた。
必死に太ももの痙攣を抑える。
”......”
”......”
”.....い、逝っちゃ....う?”

「会社の情報は退社、退職しても会社の財産であり、他人、他社に流出させないこと。」

その頃になり、周りの内定者が、百合の異変に明らかに気づき始めていた。
”み、見られてる...このまま、全部?”

もちろん百合の異変に気づいた同僚もそれが性的興奮による物とは気づいていなかった。
緊張でパニックになったぐらいだった。
ただ、数人の男は、そのパニック状態が、とても艶かしい様子に写っており、
さらに百合を注視する。

「犯罪行為だけでなく、過料、罰金刑を起こした場合にも....うっ。」
百合は膝を震わしていた。

『逝け!!』
狩森がインターホンでささやく。

「社内規定を鑑み退職を促すことができるものとする。」

そこまでだった。

百合は朗読しながら、多くの同僚の前で逝っていた。
狩森のささやきに対応できなかった。

”い、い逝っちゃった...みんなの前なのに...”
”ああ...”

百合の記憶が途絶える。
実際には、
「社内規定を鑑み退職を促すことができるものとする。」
といいながら、百合は痙攣して崩れ落ちていた。

「皆さん落ち着いて!!」
玲子が百合に駆け寄る。
「極度の緊張でパニックを起こしたようですね。大丈夫です。医務室に連れて行きます。」

玲子は予期していたかの様に、行動し、百合を外につれだした。
百合が去った会場がざわめく。

「急性パニック?  かわいそう。」
「大丈夫かしら?」

ほとんどの者が、玲子の言葉に賛同していた。
ただ、誰もが、急性パニックと頭では理解しながらも、百合の痙攣が、妖しく性的に訴えかけていた。


”こ、ここは何処..”
百合が気づいた場所は医務室だった。
「気がついた?」

百合に玲子が話しかける。
「わ、私...あの場所で...」

その後は口にするのも嫌だった。
「大丈夫。緊張による急性パニックで倒れた事にしてあるから。」
玲子の対応で百合は少し落ち着く。
”ばれなかった...”

それだけが唯一の希望だった。

「けど良い逝きっぷりだったな。」
百合はその言葉で狩森がこの場に居ることに気づく。

「せ、専務!!」
百合は自分を弄んだ男の前で横になっていた。

「ピクピク引き付きながら、社内規定に鑑みとか言っちゃって。」
「よほど気持ち良かったのか? ぶっ倒れた後も、腰振ってビクっってなってなってたもんな。」

余りの言葉だった。
百合は半身を起こし、狩森を睨みつける。
「気持ち良くなんてない!!」

その反論がやっとだった。
ただ、反論が許されない立場という事に百合は気づかされる。

「は? 気持ち良く逝かせて頂いてありがとうございますだろ?」
狩森はにやにや笑っていた。
”こ、この人...”

百合の心に憎悪がうごめくが、玲子が諭す。
「百合さん。早く狩森専務にお礼を。じゃないと....」

それで十分だった。
百合は医務室のベッドの上で口惜しさをかみ締めながら従うしかなかった。

「き、気持ち良く行かせて頂き、ありがとうございます。」
百合は涙が出そうだった。

「そうかそうか、そこまで感謝されるなら..」
狩森は、そのままペンのスイッチを入れた。

「..あっつ。」
百合は、また羞恥の刑に嵌っていく。

「と、止めてください。」
百合は必死に首を振る。

「気持ち良いんだろ?なんでやめて欲しいんだ?」
狩森は余裕だった。

「き、気持ち良くなんてない。」
百合は狩森の罠に嵌っていた。

「そうか、それじゃあ、その機械外して良いぞ。」
狩森は百合の股間を指差す。

”外して良い?”
百合にとってありがたいことだったが、狩森の真意が読め無かった。
「ほら早く外せ。」

命令されて理解した。
狩森の視線を浴びながら、器具を取り外すことが、どんなに恥ずかしいことか。

「早くしろ。」
狩森の命令は陰湿だった。
百合はその細いウエストに手を伸ばす。

少しでも解らないように、腰からスカートの中に手を入れる。
”見ないでよ”
そう思いながらもなるべく早く済ましてしまうしかなかった。

百合は必死にパンストとショーツの中に手を挿入し、自分の戒めの機器に手を伸ばす。
「まさぐって気持ち良くなるなよ。」
狩森は羞恥に打ちひしがれた百合を嘲笑する。

百合は狩森を無視し、その物体に指をあてがう。
”...うっ”
歯を食いしばり金属の物体を取り除く。

「見せてみろ。」
百合の体の中に入っていた、とりだした機器を見せろという要求だった。

「えっ。」
それはただの金属だったが、自分の液体が付着してるかも知れなかった。
百合は必死に隠しながら、指で必死に湿り気を帯びぬめった感触が無くなる様に拭った。

「よこせ。」
狩森は、奪い取る様に金属を奪う。
「い、嫌、やめて...」
百合の願いは空しく、奪われてしまう。

見られるだけでも嫌な金属を狩森は事もあろうか自分の鼻に近づける。
「ほ、本当にお願い...やめて。」
その返答は想像を超えた物だった。

「お前のマ○コ、匂うな。」
狩森はクンクンと必要に匂いをかぐ。

「気持ちよくて汁垂れまくっちまったか?」
楽しそうだった。

「そんな事ない!!」
百合の悲痛な叫びだった。
失神するほど弄ばれた体は、若い女性であれば反応してしまうのが普通であったが、
素直に”汁垂れました”とは言える訳もなかった。

狩森はその返答すら予期していたようだった。
「本当か? しょうがない。 パンツの染みを確認してやるから、脱いで渡してみろ。」

「そ、そんな....」
百合は狩森の玩具だった。