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”かってに触れば良いのよ!!もう知らない!”
加奈は、投げやりに目を瞑る。
今日一日の我慢。 そう自分に言い聞かせる。

『なんか、投げやりだなあ。』
やつが、加奈に話しかけた。
もう脳に語りかけているのか、実際の声なのか加奈にとってどうでも良かった。

加奈は、その言葉には返答しなかった。
無視されたのがやつにとっては不服のようだった。

『じゃあ、ま○こ触るから、パンツ脱いで。』
その言葉は、無視できなかった。
「そ、そんなの嫌...」

加奈はそう言ったものの、どうするか心がゆれる。
男とおぼしきやつの目の前だった。しかもわざわざ膝と膝の間を覗こうとしているのだった。
そんな視線を受けながら、自分でショーツを取るなんてことが普通ならできるわけも無かった。

”ただ、このまま体を支配され、駅前にでもつれていかれたら...”
まだこの部屋の中でショーツを取るほうがましだった。
仕方なしに、加奈は一旦、両足をベッドに載せ、体育座りの格好をしながらショーツに手を掛ける。

もうショーツを取るしか選択肢は無かった。
そう思っても、ショーツに掛けた手が動かなかった。

”目の前でショーツを脱ぐなんてできない...”
恥ずかしすぎて体が動かなかった。
その間も、やつは、捲れあがったスカートの中を凝視していた。

加奈は、必死の思いでショーツをずらした。
腰にかかったショーツが、太ももの付け根あたりまで降りてくる。
”恥ずかしい...”

加奈の限界だった。
「ほ、本当にこれで許して...」
半尻状態でも冷や汗が出るほどだった。これ以上おろすことなどできないはずだった。

『じゃあ、ロータリー行こうか。ロータリーの真ん中でパンツ脱いだら失禁するほど逝けるぜ』

加奈は、その言葉に、からだの自由を奪われ、駅のロータリーの真ん中で、自由になる首から上を必死に振りながら、
性器を露にする自分を想像してしまう。

あのヤンキーの若者が、笑い転げながら、加奈の大切な場所を指差していた。

「酷いよ.....」
加奈は自らの意思で、ショーツを自分の足首まで引き釣り下ろした。
”ぬ、脱いじゃった...”

加奈はスカートで必死にその場所を隠そうとする。
自分でショーツを脱いでおきながら隠すのも変であったが、素直に露呈させるわけには行かなかった。
『そんなに足閉じてたら、触るどころか見えないんだけど..』

やつは、ぞっとするような好青年の笑みを浮かべる。
その笑みだけをみれば、加奈は引き込まれそうになるほどだった。
ただ、その好青年は、加奈が抑えているスカートを捲ろうとしていた。

「だ、駄目...」
小声で加奈は抵抗する。
ただ、もう隠すことなんてできないと観念するしかなかった。

”こいつに、見られる..”
加奈はスカートを抑えながらも、既に太ももを掴まれ、足を拡げさせられながらすべてを見られる自分を想像してしまった。
もうそれだけで恥ずかしさのあまり、潤んでしまいそうだった。

『そういうのが趣味?』

やつの声が響く。
「嫌!!」
加奈は自分の想像まで伝わっていることに悲鳴ににた反応をする。
『無理やり太もも掴まれて拡げて欲しいんだ?』

常識外の返答だった。 そう常識なんて持っているかどうかもわからないやつだった。
「趣味なんかじゃない!!」
加奈は赤面しながら必死に首を振った。

『だろ?だったら早く足拡げて出しちゃえよ。全部。』
やつは、余裕しゃくしゃくの態度だった。
加奈は、どうしょうもなくなった。

”結局見られちゃう...”
そう思いながら、両膝をゆっくりと広げる。
膝上までのスカートでどうにか隠れているものの、片方の足首に巻きついたショーツが、スカートの下の姿を物語っていた。

『スカート捲くってま○こ見せろ。』

”ま、ま○こ?”
あまりに露骨な表現に、加奈は眉間にしわを寄せるが、相手はただの人間ではなかった。
掛け声と共に、加奈は、目を閉じながらスカートを腰までめくった。

加奈にとって人生の中でもっとも恥ずかしい行為だった。
まだ男も知らない。
自分でも、直視したことが無かった自分のもっとも恥ずかしい場所を自ら晒している。

そう思うと冷汗が額ににじむ。
やつの視線にも、加奈の性器が見えていた。

薄目の陰毛に囲われてその場所が見える。
まだ少女のそれは、しっかりと閉じた二枚貝のようだった。

.....
加奈は、自分のその場所をまさぐられると思って必死に耐えていたが、何も起こらない。
恥ずかしさの中でどうにか、やつに視線を移す。

「きゃ!」
加奈は、やつの行動に驚いて叫んでしまった。
まるでその場所を舐めるかのように顔を近づけ、観察するような視線を送っていた。

『少し垂れてるな..汁。」
その言葉の意味の理解に加奈は時間が掛かったが、理解すると、今までこれ以上無いと思っていた羞恥心は、さらに高まった。

「そ、そんな事言わないで...」
加奈の冷や汗は、既に滴り落ちるほどだった。

”み、見られて感じてる...私”
加奈は、自分の体が、男の視線でうずいてしまった事が、ショックだった。
しかもそれを指摘されている。

”だめ考えちゃ。悟られちゃう”
加奈の頭は混乱しそうだった。
ただ、考えまいとすればするほど、自分の濡れそぼった性器を考えてしまった。

ただ、やつは、にやっと笑うだけで、意味不明な言葉を言う。

『早く。』
やつは、加奈に催促をする。
「...な、何..」

加奈は、意味がわからず返答する。
この会話の間も、自分の股間に向けられた視線が痛かった。

『ま○こ見せろって言ったろ?』
やつは加奈の性器を凝視しながら加奈の瞳を見つめる。

「み、見てるじゃない...」
加奈は、既に全てを晒してしまったと思っていた。
ただ、やつの考えはそんな甘いものでは無かった。

『加奈の中身だよ。両手で、そこ、がばっと拡げてさあ。ぬるぬるの粘膜晒せよ。』
加奈は、それが日本語とは思えなかった。

”中身..がばっと...粘膜..”
加奈は、やつが何を要求しているのかが解る。
それは女性としてやってはいけない事だった。

「そ、それだけはできない....」
加奈は、必死に首を振った。
どうにかやっとの思いで、自分の全てを見せた..
これ以上自分を貶めることなどできなかった。

『駄目か...』
やつがつぶやくと、加奈は、自分の体が硬直していくのがわかった。
加奈は、また自分の体の自由が奪われていくのを感じていた。

「や、やめなさい!!お願い...」
加奈は、必死に叫ぶが、自分の体は、かってに立ち上がる。
そして部屋を出て行こうとしていた。

”嫌!!!!”
加奈は、自分の姿に驚く。
スカートの前の部分だけが、めくれあがったままだった。
さらに、右の足首には、ショーツが巻きついている。

前から見れば陰毛と、角度によっては、そこから見えているかも知れない格好だった。
加奈は、その格好のまま、玄関に向かっていた。
運が良かったのか、家族に会わないまま、玄関の扉を出てしまう。

誰か近づいてくれば、そのあまりに恥ずかしすぎる姿を見られてしまう。
”やめて...やめて..”
加奈は、必死に自分の体を動かそうとするが、まったく自由が効かなかった。

さらに玄関から、一般公道に歩みを進めそうになった時、加奈は観念した。
”み、見せるわよ。 全部言うこと聞くから!!”

そう思った時、やっと他人の自分の体が歩みを止める。
『じゃあ、ぬるぬるま○こがばっと拡げるので見てくださいって言え』
加奈の脳裏に陵辱者の言葉が響いた。

もう観念するしかなかった。
この間に隣の人が出てきたらと思うと悠長なことなど言っている場合ではなかった。
「ぬる...!!」

加奈は口にして自分の声に驚く。やつは、加奈の口だけは解放したようでしゃべる事ができるようになっていた。
”こ、こんな時だけ...想像するだけだって伝わるくせに...”

加奈は、この異常な事態に冷静さを失う。
実際こうして思い悩んでいる間も、裸の股間をめくり上げた状態で、庭に立っているのだった。
誰か通ったらと思うと死にそうだった。

「ぬるぬる...ま○こ..がばっと拡げるので見てください」
加奈は、庭で恐ろしい言葉を吐く。
自分の現在の格好と、耳から聞こえた自分の言葉が体にめぐる。

動けない体であっても、今から拡げなくてはならない自分の場所が、
触らなくても広がりそうだった。

『もう動けるんだからさ。部屋に戻った方がいいんじゃないの?』
やつは、体の支配を解いたようだった。
加奈は、自分の犯してしまった行動に、その事に気づかなかった。

思わず、何をして良いか解らず加奈は立ち尽くしてしまう。
『人がこっちくるけど良いんだ?』
それは事実だった。

見知らぬ女性が、外の道を歩いていた。
まだ気づかれてはいなかったが、加奈は、体が凍りつくのを覚える。
慌ててスカートの裾を戻す。

その加奈の動きか、気配に気づいたようで女性の視線が、加奈に向く。
ぎりぎりの所だった。
加奈は、居たたまれなくなり、慌てて部屋に戻った。

部屋に戻ると、必死に自分に言い聞かせる。
”み、見られてないわよね...”
加奈は、まだ自分の膝が震えているのに気づいた。

「よ、良かった..」
加奈が思わずため息をついた時、やつがまた実体化する。

『観念したろ?始めろよ。』
やつは加奈を凝視した。

加奈にとって羞恥は終わった訳ではなかった。


『処女が自分で、がばっっと拡げるなんて、そうそう見れる訳じゃないからな』
やつの声が加奈の心に響いた。