「は? む、無理よ。」
加奈は、輝宗の要求をはねつけてしまった。

「義継!」
輝宗は、加奈を睨みながら、二本松家当主を呼びつける。
「躾がなってない娘を人質とは良い度胸だな。」

完全な脅しだった。
加奈は、檻の中で父親似の義継に助けを求めた。
「こんな場所で胸を出せってできない!!」

ただ、義継の対応は加奈の耳を疑うものだった。
「輝宗殿、申し訳ない。輝宗殿に十分に躾を行って頂ければと思いまして。」
結局、義継は、加奈を売り飛ばす言動だった。

もちろんこの決断は苦渋を飲むものだった。
”許せ加奈姫...兄や妹のためじゃ...”
義継は心の中で悲痛の叫びを挙げるも、一族郎党が猪苗代湖のほとりに、生首を晒すよりましだった。

ただ、当事者の輝宗は2人の心痛など気にかけても無い。
「そうか、そうか。 それじゃあ躾けてやるか。」
余計楽しそうに笑っていた。

「加奈姫とやら。 早く乳をだせ。出さないとお前の家臣の命はないそ。」
笑いながら、輝宗が加奈に胸を露出させるよう催促する。
「できない...」

加奈は必死に首を横に振った。
はい解りましたと、数百人の視線を浴びながら胸を自分で広げることなどできる訳も無かった。
その時だった。

たまたま運悪く近くにいた義継の小姓の首が飛んだ。
加奈は何を目にしたのか始めは理解できなかった。
「あーあ。お前のために...」
輝宗が笑っていた。
「次はお前な。」

その隣の小姓が輝宗に名指しされる。
加奈と同じぐらいの小姓であろうか、その瞬間、小姓の顔面が蒼白になっていくのが、加奈にも解る。

輝宗が刀を振り上げると、
小姓と加奈の目が会う。

ガタガタとその小姓は震えながら加奈に話しかける。
「姫様のために、死ぬ覚悟はできております。 こんな所で肌を露出させてはなりません。」
加奈と同じぐらいの歳の小姓が、隣に同僚の胴体を見ながらそんな言葉を吐いていた。

いかにこの時代の命が大義の前では小さいと言えども、こんなことで落として良い命ではなかった。
「ま、待って!脱ぐから!」
加奈はそう叫ぶしかなかった。

そう叫んでみたものの、一斉に自分に視線が向けられると、
簡単に、着物を脱げる訳もない。
”みんな見てるじゃない!!”

躊躇する加奈を嘲笑するように、輝宗は小姓に刃を向けた。
加奈は事の成り行きに愕然としながら、着物の胸元をはだける。

真っ白な柔らかい双丘の谷間が現われる。
単なる胸の谷間であったが、着物の胸元をはだける行為と、自分の格好に、加奈は赤面してしまった。
多くの男たちの視線は、明らかに一番奥の深いところに向かっている。

ただ、着物は簡単に脱げる衣服ではなかった。
しかも檻に入れられた状況であった。
”これで済ませてくれるかも....”

加奈は輝宗に視線を向ける。
「こ、これ以上は脱ぎたくても、この場所で脱げない。」
わざと窮屈そうに加奈は訴えることにした。

ただ、この進言はやぶへびだった。
「よし、檻からだせ。」
輝宗は近習に申し付ける。

”ちょ、ちょっと。”
加奈は、原っぱの真ん中に立たされる事になった。
しかも着物が脱げないことは事実であったため、逆に胸を広げた襟も元に戻らなくなっている。

加奈は胸元を押さえながらやぶへびを恨んだ。

「手をどけろ。その胸は俺に見せるために育ててきたんだろ?」
輝宗は羞恥心が無いのか多くの家臣達の前で加奈に脱衣を命じた。

”別にあんたのためじゃない”
心ではそう思ったが、そんな事言ったら、先程の小姓の首も飛ぶ。
加奈は羞恥を堪えて胸元に置いていた手を下ろし、胸元を開けた。

「いい胸に育ってんじゃないか。」
輝宗が涎を垂らしそうになりながら加奈に近づいてきた。
腰帯で圧迫しているからか、現代の持ち上げブラ以上に、上向きに膨らんだ胸は誰が見ても綺麗な胸元だった。

そしてその胸の谷間に輝宗は、汚い手を差し込もうとする。
「嫌っ 」
加奈は輝宗を手を払う。

「勝気な女だ。まあ良い。早く胸を晒せ。」
輝宗がにやりと笑った。

その笑みに加奈は悪寒を覚える。
”脱がないとあの子殺されちゃう。”
死の恐怖でうなだれている小姓のためにも加奈は覚悟を決めるしかなかった。

着物の襟元をさらに引き下げ見せたくない場所を見せようとする。
ただ、着物は重い上に硬く、乳房の中心まで拡がらなかった。

「早くしろ。」
その様子を見ていた輝宗はイラ付いたようだった。
「手を突っ込んで掴み出せ。乳首が見えなきゃお前なぞ、価値がねえ。」

輝宗が加奈を睨みつける。
”掴み出す....”
そうすれば確かに胸が露になる。ただ、女性としてそんな事をしたい訳は無かった。

加奈は羞恥を堪え、自分の胸元に手を差し入れる。
ただ、それを掴み出す事はどうしてもできなかった。

「残念だな。」
輝宗は、先ほどの小姓の頬を刀でピタピタと叩く。
そして刀を振り上げた。

「加奈姫! ご無事で。」
小姓はカタカタと震えながら、最後の言葉を口にする。
「やるから、殺さないで!!」

加奈が叫ぶ。
輝宗は計算していたように刀を首筋で止める。
「はあ?もう遅い。こいつの首、刎ねたくなった。」
輝宗は笑っていた。

「そ、そんな酷い!」
加奈が、思わず答えると、
「乳首見てくださいって土下座してお願いしろ。」
輝宗は地面を指し示した。

加奈は豪勢な着物の裾を汚しながら、地面に座るしかない。
”彼...殺されちゃう...”

必死だった。
「み、見てください。」
口惜しさがこみ上げるが、どうすることもできなかった。

「やれ。」
その言葉で加奈は、胸元から自分の乳房を掬い上げた。
無理に露出させた加奈の胸は形が歪みながらも、綺麗だった。

張りのある胸が着物に締められさらに張っている。
そしてその張りの先端に、ピンク色の小さな乳首が見えていた。
「おおおおーーー。」
伊達陣営から歓声が上がる。男たちは加奈の乳首を凝視していた。

逆に二本松家の家臣達は、必死に視線をそらし、うつむく。
中には嗚咽して泣いている者もいる。
命を助けられた小姓などは目を真っ赤に腫らし、泣いていた。

戦国時代にあっては、普通とは言わずも良くある光景なのかもしれない。
ただ、輝宗は二本松家の家臣など眼中になく、加奈の乳首を見てはしゃいでいた。
「おお、これは見事な乳首じゃ。お前らも見てみろ。」

露骨な表現をしながら、伊達の家臣に勧める。
加奈の乳首は現代でも見ほれるほど綺麗な色形であったが、化粧品や石鹸などないこの時代
これほど綺麗な胸など無かった。

輝宗の言葉に、伊達の重臣たちが集まってくる。
そして、加奈の乳首を指差していた。
”何なのこの屈辱感...”

加奈は恥ずかしさを通りこし、置物のように自分の乳首を閲覧されるのが口惜しかった。
「舐めてみるか。」
輝宗がつぶやく。

”な、舐めるって...何処...”
加奈はそう思ったが、舐められる場所は想像が付く。
”こ、こんな奴に舐められたくない!!”
加奈が身を固くしたところだった。

「殿! 女子の乳首に毒が塗ってあるかも知れませぬ。」
一人の家臣が進言した。

「念には念を入れるか...おい。お前先に舐めてみろ。」
刺されたのは、泣いている小姓だった。

「輝宗様...それだけはご勘弁ください。首を刎ねられてもかまいませぬ。」
小姓は自らを助けるため、蹂躙されている加奈の乳首に口をつけることなどできるわけも無かった。
「ほお首を刎ねられたいんだな。」
輝宗はまったく動じずに小姓を睨み返しながら、刀を振り上げた。

ただ、その切っ先は今度は加奈の首であった。
「せっかくの人質だったが、残念無念。 さらば。」
”こ、殺される...”

加奈は気が飛びそうだった。
時代が時代なのか、輝宗を行動を規制しようと言う者はいなかった。
脅しどころか、愉快犯的に楽しまれている。

「加奈姫の首ではなく、私の首をお刎ねください。」
小姓が輝宗に頼んでいた。
まるで蛙のように、地面に這い蹲り神に頼むような姿勢だった。

「お前の首にそんな価値は無い。」
地べたの蛙を輝宗は一喝すると、急に猫なで声を出す。
「ただな。お前が毒見をするなら、この加奈姫とやらの首を繋げてやるぞ。」

身勝手だった。
「ひ、姫様....」
小姓は泣きながら、加奈を見つめる。

”あのオヤジよりましよ...”
加奈は小姓に向かって頷く。
その合図を待って、小姓の口が加奈の露になった乳首に向かってきた。

加奈はその場所を誰にも舐められたことなど無かった。
初めてのその行為が、”はらっぱ”だった。
しかも多くの伊達陣営が興味本位の視線を向ける。

”恥ずかしい....”
目の前の小姓の息が小さく蕾む加奈の乳首に掛かっていた。
そして、小姓の舌が伸びる。

「ああうっ。」
加奈は原っぱで乳首を舐められていた。
小姓も始めての経験だった。

初めて同士のぎこちない愛撫が見世物になりながら、嘲笑を買っていた。
「おい。小姓、うまいか?」
その問いに小姓は無言で加奈の乳首を舐めていた。

自分の仕える殿の娘の乳首の味など口に出すことなどできなかった。
輝宗の反感を買わないように、小姓は必死で舐めていた。

”こ、こんな感触なの....”
加奈は初めての電気が走るような必死な舌に卒倒しそうだった。
しかも視線を見渡すと、自分の反応してしまい硬くなっている乳首が視線でも犯されていた。

「あうっつ.........あっ....あ。」
必死で我慢しているが、聞こえるか聞こえないかの嗚咽を止めることができなかった。
それを見通されたのか、輝宗は加奈の羞恥を煽る。

「姫。乳首が硬くしこってるじゃ無いか。 家臣に舐められて気持ちよいのか?」
輝宗は口元に涎を浮かべながら加奈を弄った。

「...違う...」
加奈はそう否定してみたものの、皆に晒してしまった乳首が痛いほどドクドクしているのが自分にも解っていた。
”恥ずかしい.....”

いつまで続くのか解らない刺激に必死に耐える。
「あっ。」
”違う..気持ち良くなんか無い!!!”
加奈がそう思ったのは十分過ぎるほどの刺激を受けているからだった。

そう思えば思うほど立っているのが辛かった。
「体がヒクツいてるな ピクピクとよ。」
輝宗に体の止められない痙攣を指摘されると余計、加奈の体は反応してしまっていた。