さくらは、部屋を出て行った女性の事を思う。
”女性として、あんなことしちゃうなんて....”
まださくらにとって、わが身の事とは、思えないことだった。

「あなたの番よ。」 声をかけたのは、宏美だった。
その視線の先には、先程の女性とは、別の悩みを持つ、真理がいた。
真理もまた、今までの行為を目の当たりにしている。

真理は、その宏美の言葉に、「で、できます。」
とはっきり答える。

真理にとって見ても、その行為は、恥かしい行為だったが、
今までにも、それ以上の事をAクラスの女性に命令されることがあった。

その言葉に、宏美は、満足していた。
”まだ、若い子だけど...これで、4,5枚もらえる”
通常、せっかく指名されても、
1人の男の余興に付き合わされ、体を触られながら、酌をしているぐらいでは、1枚もらえるか否かだった。

新規の客に到っては、体を求められても、対価が、2,3枚程度と思うと、破格の客であった。
客にしてみても、普段は、見ることもできないくらいの美人が相手であったが、
1枚100万相当のチップを乱発することなど、できなかった。

「それじゃあ初めて..」
宏美は、真理に、10枚のチップを手渡す。
チップを受け取った真理は、片手にチップを握り締めたまま、制服のボタンに手を掛け、服を脱ぎ始める。

まだ、あどけない顔の真理は、実際にも、20歳に満たなかったが、そもそも童顔の顔を赤面させながら、
シャツと、スカートを、自身から、剥がした。

宏美に比べると、若干ふくよかな体型の真理の下着姿は、色白ということもあり、
水をかけたら、直ぐに弾きそうな、弾力のある裸体のように見える。

何度と無く、客やAクラスの女性に、裸になるように指示されてきたが、
いつも、ここから先の脱衣は、真理にとって、死にそうに恥かしい行為だった。

たとえ、これから、自分の体内に、異物を挿入することと、解っていても、下着を外し、
自分の全てをさらけ出す行為を、明るい室内で、実行することが、苦痛であった。

それでも、真理は、ブラの肩紐に、手を掛ける。
”お、お客様を待たせては、いけない...”
その一念だった。

その真理の羞恥心は、体にも、浮き上がる。
柔らかそうな、白い皮膚が、ほのかに赤く染まっていくのが、誰の目からも、明らかに確認できた。
節目がちに、ブラのカップを両手で押さえている。

ふくよかな胸が、ゆがみ、ブラのカップから溢れそうになっていた。
そして、最後の布を、自分から真理は、はずした。
みずみずしいという言葉があう、清潔そうな乳首が、少し勃起しながら、顧客の前に披露された。

その時だった。
「宏美、同じこともう一回するのは楽しくないぞ。」
初老の男が、呟きを漏らす。
彼にとっては、恥かしさを堪えて全裸になりつつある、少女の気持ちなど、くみ上げる気もないようだった。

それ何処か、この少女をいかに侮蔑できるかを妄想しているかのようだった。
「...」
真理には何と、返答していいか解らない。

ただ、ここで、”もういいや”と初老の男に思われてしまったら、今日のチップは無い。
しかも、彼女の店への支払い期限は、本日であった。

中途半端のショーツだけを身に付けた半裸の状態の真理は、何か答えなければならなかった。
「べ、別の事でも...なんでもしますから...使ってください。」
それは、少女の言う言葉ではなかった。

「必死だね。」
胸元で、腕をあわせてお願いしている少女に、ダメ押しとも言える言葉を男は掛けた。
「...お願いします。」
真理は、そうとしか言えなかった。

そこに割って入ったのが、宏美だった。
「今日は、支払い締め日なので...」
それは、真理だけで無く、宏美にとっても同じことだった。

「わたくしは、お救い頂きました。」
宏美がお礼の言葉を述べる。
既に、宏美は、8枚ものチップをこの男から得ている。支払いの3GOLDどころか、500万の負債を返済できる。
宏美のお礼の気持ちは心からのものだった。

男の命令で、もらうチップは、自分の性器で、受け取らなくてはならなくても...

宏美のその言葉に、初老の男は惜しそうな声を絞りだす。
「なんだ、もっとやらせても、OKだったんだ...」
その言葉に、宏美は、笑顔を作り返答した。

「ただ、この子、残ってますから。」
真理を指差しながら、宏美が答えた。
「ちぇ! Bクラスなんていつでも買えるだろ。」初老の男は、本当に惜しそうな顔をしていた。

宏美は、もっと要求されても、答えてしまったであろうと思っていた。
自分に被害が及ばなかったのは、運が良かった。
この男を自分の太い客にしなければ、と思い直す。

それを実行させるには、この真理という子を出汁にしなければならない。
宏美は、男が満足するような事に、頭を巡らせる。
「真理は、支払いは、OKなの?」

その質問は、真理にとって、最も知られたくない質問だった。
答えれば、どのような命令が待っているか...
ただ、嘘は、付けなかった。

「..ま、まだ溜まってません。  チップ..」
悲壮な返答に、宏美も驚く。
「未納は、何回目なの?」
思わず、宏美は、親身になって聞いてしまっていた。
「.....3回目です。」

未納3回。それは、クラス落ちの瀬戸際だった。
「あ、あなた!!」
宏美も、わが身の事ではないが、哀れみの声を掛けた。

初老の男だけが、可笑しそうに笑っていた。
「宏美! Cクラス落ちの女を連れてくるなって、馬鹿にしてるのか?」
そう、このClubでの最低クラス..Cクラス。

人間として扱われないクラスだった。
「ば、馬鹿にするなんて....」
「この子のクラス落ちをお救いいただけるのも、お客様だけです。」
宏美も、必死に弁明する。

真理のあどけない恐怖に震えた顔も、初老の男の気持ちを煽れたようだった。
「解った、解った。 但し、何してくれるのかによるがな。」
その言葉を待っていたかのように、宏美が真理に確認する。

「何でもやりますわ。 ねえ、真理?」
宏美は、表情を一変させ、冷たい眼差しで、拒否を許さない口調で、真理に返答を求める。

「...はい。」
真理は、ショーツ1枚の格好で、初老の男の玩具になることを誓った。
「ふっ..何でもか?」
初老の男が、笑う。 
「この場で、オナニーして逝けるか?」

真理に、初老の男が命令する。
真理にとっては、恥かしい事であったが、できないことではなかった。
「は、はい。やります。」

そう真理が、答えた途端、男が、命令を続ける。
「但し、手を使うな....この子の足..ハイヒールで、逝かせてもらえ!そうしたら、宏美に、2枚、お前にも1枚払ってやる」
初老の男が、愕然としながら、行為を見守っていたさくらを指差す。

「わ、私!!」
それまで、まるで空想の世界に、迷い込んだかのような錯覚を受けていたさくらだったが、
話を自分に振られて急に、我に帰る。

驚いているさくらに、初老の男は、たやすい事のように、詳細な指示をする。
「君も明日から、Aクラスに入るんだろ?こいつの股間をヒールのつま先で、ほじってあげなさい。」

”ど、土足でこの子を、ほじる??”
さくらは、自分が、半裸で、立ち尽くす真理の大切な場所を、つま先で、汚す姿を想像する。

「で、できない!!」
さくらは、ソファーの後ろから、叫ぶように、拒否した。
初老の男は、さくらの叫びを聞き、平然と、終了を宣言する。

「じゃあ、やめよう。 真理だっけ? 帰って良いよ。」
さくらは、余りに簡単に提案を撤回した初老の男に、唖然としたが、自分が、やれといわれた事をしなくて済むと思うと、安堵する。

”良かった...いきなりびっくりした。”
さくらが、そう考えたのも一瞬だった。

真理が、意を決したような顔をして、さくらに近づく。
「お願いします....お手伝いください。 お願いします。」
真理は、屈辱と羞恥を、満面に湛えていることがあからさまに解る表情だったが、口から発する言葉は、

自らの体を土足でなぶってもらうお願いの言葉だった。
「け、けど...そんな可哀想。」
さくらは、お願いしている本人を哀れむ。

「同性に、いたづらするなんて...」
さくらには、そんな勇気が無かった。恥かしそうに、拒否の態度を示す。
真理は、さくらの反応が、悔しかった。

同性の土足を、自分の性器になすり、絶頂を迎える。
その行為は、恥かしさを通り越した物であったが、Cクラスの子の事を思えば、
絶対に、超えなければならない壁だった。

それを、目の前のさくらは、拒否する。
最も、恥かしいのは私なのに...
その靴で、私を踏みつけてくれれば..それだけで私は、幸せなのに..

真理は、そう思いながら、最後のお願いをする。
これ以上、肯定してもらえなければ、退室は、免れないと思ったからだった。
ソファーの後ろに真理も回りこむ。

そして、さくらの目の前で、土下座をした。
真っ白な背中と、膨らんだ臀部、締まったウエストが、痛々しくもあり、妖艶でもあった。
「さくら様、お願いですから、私をご利用ください。」