「宏美様、お伺いさせていただきました。」
”Bクラスの子達?”
さくらは、ドアの外からの声を聞いた。 宏美が”様”付けで呼ばれている。
そんな事をちょっと思った。
「入りなさい。」
宏美は、先程の痴態が嘘の様に、高飛車にドアの向こうに、声を掛けた。
「失礼します。」
3人の女性が部屋の中に入ってきた。
”みんな綺麗な人...”
Bクラスとは言っても、元々選抜された子達だった。
「3人もきよったか。」初老の男が笑っている。
宏美は、3人を軽く眺める。
「あなたは、嫌い。 下がって。」
真ん中の女性に宏美は、言い放った。
その子は、以前、Aクラスだったとき、宏美の客を奪ったことのある子だった。
下がれと言われた女性は、宏美の足元に跪く。
「お許し...ください。」
彼女にしてみれば、控え室から、やっとチップをもらえる場所に辿りついたのだった。
この機会を逃したら...
支配人が、再度指名してくれることは無い。
以前、宏美と張り合ってしまった事を、心底後悔していた。
プライドが高そうだから、宏美は、直ぐにクラス落ちすると踏んでいたのだった。
「そう...」
宏美は、冷たく言い放つと、ホストである初老の男に確認する。
「3名、チャレンジさせて欲しいとの事です。いかがでしょうか」
宏美は、より多くの金貨を得るために、男に擦り寄る。
どちらにしろ、金貨1枚で、何でもやる女達。
Bクラスの女性を宏美は、見下していた。
”なにが何でも、自分は、Aに残るんだから...食い下がって見せる”
その執念だった。
宏美の提案に、男は、さすがに渋った。
「宏美、3人は、やりすぎだろう。」
「しょうがないなあ、2人に絞りなさい。」
男も、さすがに、3名に飲み込ませるチップは、持ち合わせていなかった。
それだけのチップがあれば、十分に別で、楽しめたからだった。
初老の男の言葉に宏美は、少し考える。
”いいわ...覚悟しなさい...”
宏美は、気に入らない女に、視線を移しながらそう考えた。
「あなた、真剣にやってくれるのよね...」
宏美は、以前張り合っていた女に、声を掛ける。
その冷たい言葉の響きに、女は、一旦躊躇するが、後には引けなかった。
彼女もまた、ここでチップを稼いでAクラスに戻らなくてはならなかった。
「...はい。宏美様。」
その言葉を待って、宏美は、話題に挙がれなかった女性に下がるように指示する。
その子もまた、悲痛な面持ちを保ちながら、部屋を後にした。
初老の男は、そんな様子を楽しそうに、見ながら、チップ10枚をまた宏美に渡す。
手渡されたチップを宏美は、シャッフルしながら、女に言い渡した。
「全部、性器に入れなさい。そうしたら1枚あげるわ。」
”ぜ、全部入れさせて、1枚しかあげないの?”
そう思ったのは、さくらだった。
めまぐるしく現実を知らされるさくらも、クラスの違いを認識しつつあった。
しかも、10枚の金貨なんて、女性に入るわけも無い。
それでも、Bクラスの女は、「はい。かしこまりました」としか言わない。
その様子を驚いた表情で、さくらは、見守る。
”Bクラスに落ちたら...自分も?”
そう思うと、宏美が、必死で、チップを体内に収める行為もわかるような気がしてしまった。
女性は、自分に起こるこれからの事を想像してか、恥かしそうに、自分のブラウスを脱ごうとする。
Bクラスの女性は、ドレスなど着用を許されておらず、OLの制服のような衣服だった。
その行為を見守っていた宏美が、声を掛ける。
「誰もあんたの裸なんて必要じゃないのよ。性器だけ貸せばいいのよ。」
「スカート捲くって、パンツ膝まで下げればいいわ。時間とらせないで。」
女性に掛ける言葉でなかった。
宏美は、Bクラスの子に、掛ける時間すら惜しいとの表情をする。
その言葉に、女は、さらに恥かしそうな、屈辱的な表情をする。
ただ、文句も言わず、その場で、自分のスカートを腰まで捲る。
白いショーツと、長い足が、現れる。
このスタイルを持ってBクラスに落ちる..このClubの質の高さを、ものがたっていた。
床にひれ伏し、尻を突き出すように、うつ伏せになったまま、
そのまま、目を閉じながら、一気に、膝まで、自分のショーツを引きずり降ろす。
着衣のままの女性が、臀部だけを露にして、突き出す格好は、初老の男を満足させるものだった。
それだけでない。さくらも、見ては可哀想と思いながらも、視線が釘付けになってしまった。
「ほら、早く。」
そういいながら、9枚のチップを宏美が手渡す。
手元に残した1枚のチップを宏美は、つまみながら、露になった女性の場所を突く。
手入れされている陰毛をチップで、なぞりながら、初老の男を満足させるように、
まだ、完全に閉じられている、くすんだ唇のような場所を金貨で、こじ開けるしぐさをする。
そしてまだ潤みも無い壷の口に、金貨を押し当て力をこめる。
「あう。」
若干無理であったが、宏美は、躊躇せず、さらに力を入れる。
自分の時とは違い、金貨の向きは、縦ではなく、横のまま、いびつに変形する口が、淫猥に悲鳴をあげていた。
”む、無理よ...そんな入る分けない。”
さくらは、そう思っていたが、宏美の行動は、止まらなかった。
「あうあうあうあう。」
と咆哮のように、吸引機は、音を立てていたが、1枚目が、埋没していく。
「後は、自分でやりなさい。」
宏美は、それだけ言うと、全自動吸引機は、稼動し始めた。
「うううあう。」
2、3枚目を吸引する。それは、女性の性器とは思えないほど、ゆがみ始める。
「あ、あ、あ、あああう。」
4枚目。宏美がやっとの思いで、自分に埋没させた枚数と同じ枚数で、吸引機も、吸引能力の限界になったようだった。
捲し上げられたスカートが、屈辱と苦痛で、腰まで、ずれる。
もう一枚と、尻をあげた格好で、足を拡げようとするが、膝に掛かったショーツが、ピンと引っ張られるだけで、
今以上足を拡げることもできない。
吸引機は、咆哮をあげながら、チップの吸収を試みるが...やはり5枚目は、宏美と同じように、半分が、
金貨と金貨の間に挟まっただけで、吸引機本体に、吸引することができずにいた。
「詰りやがった。」
初老の男はそう言いながら、立ち上がり、吸引口に向かって、足を上げ、軽く蹴る。
まるで、詰った掃除機のごみを無理やり吸い込ませるように.....
全自動吸引機は、稼動音を高く...悲鳴のようなカナきり音を立てる。
「きあああ!!あ!ああ..う。」
初老の男が足をどかすと、
ただ、吸引口は、わなわなと震え、閉じる事を忘れてしまっているかの様に、だらしなく開いていたが、
金貨は、全て収まっていた。
「ほら、後5枚。」宏美が声を掛ける。
可哀想とは思うが、入れれば入れるほど、宏美自身のチップの量が増えていくと思うと、声に力が入る。
ただ、吸引機は、吐息を漏らすだけで、さすがに機能していなかった。
あきらめきれない宏美は、吸引機から、チップを1枚奪うと、自分で、もう1枚入れようとする。
ただ、パンパンに張った吸引口は、宏美の願いを否定するように、隙間もない。
それでも、吸引機を稼動させようと、宏美は必死に、吸引口の唇を摘み、隙間を作ろうとする。
「宏美、もう無理じゃ。」
初老の男に声をかけられ、宏美は、はっと 我に返る。
吸引機と錯覚していた女性が、眉間に皺をよせ、打ちひしがれていた。
「....もういいわ。1枚チップあげるから、後は私に渡しなさい。」
宏美は、控え室に下がるように指示する。
”宏美さん.....”
さくらは、一連の行為で、取り乱す宏美に愕然としていた。
それと同時に、自分の股間から金貨を取り出そうとしている女性に哀れみの視線を向ける。
その哀れみの視線が、彼女にとって、宏美の行動よりも、辛く、痛いものだと知らずに。
その女は、新人から、哀れみの視線を受けていることを知っていた。
自分も、数ヶ月前、同じことを経験していたからであった。
屈辱と、羞恥が、彼女の心を揺さぶる。
無理に入れられた金貨は、簡単には、取れない。
「...と、取れません...」
自分から、さらに恥かしい事を報告しなければならなかった。
宏美に、自分の股間を突き出し、無理に入れられた、チップが外れないと報告する。
宏美が、指を伸ばし、女の突き出した腰に腕を延ばし、刺さったチップを爪で、摘み、引きづり出す。
「あああっつ。」
1枚、2枚と、自分の体内から、異物を引きずりだされる感覚は、悔しさと同じような感覚だった。
やっとの思いで、排出した5枚のチップの内、1枚が手元に残る。
「....これで、今週は生き残れる。Aクラスにいつか戻るのよ...」
吸引機に身を落とした彼女は、控え室に戻るように指示され、恥かしそうに、ずりさげたショーツを戻す。
そして、Bクラスに与えられたいつもの課題を実施する。
初老の男と、宏美に向かって、土下座の格好を取り、深く頭を下げる。
「ご利用ありがとうございました。またのご利用お待ちいたしております。」
身を起こし、退出してく、彼女の目に、
悔しさの涙が浮かんでいた。