「きょ、今日はお集まりい..いただきまして、ありがとうございます。」
事前に自分が何をされるのか、シナリオを読まされていた真理は、せりふの様に棒読みする。
「きょ、今日は、私の....放置プレーをご覧頂きます。」

メイド姿の真理は自分のこれから起こることに顔面蒼白になりながらも、一生懸命だった。
「うふふふ。」
麻子が、固くなっている真理に代わってマイクを握った。

「お集まりの皆さんも、鞭で叩いたり、ろうそくを掛けたりする普通のはお飽きでしょう?」
一番飽きていたのは、麻子だったが、そんな事はおくびにも出さずに司会をする。
「本日は、ディナーを取っていただきながら、真理が放置される姿をごらんいただきますわ。」
客の多くは何事かと一瞬にして麻子に意識を集中させ始めていた。

”真理さん...”
さくらは観客席の端で氷付いたように真理を見守っていた。
支配人が硬くなったさくらに事情を説明していた。

「真理は今日チップなしだからな。 出演したらチップ代わりにしてやるって言ったら喜んで引き受けたよ。」
その言葉にさくらはさらに氷付いた。
”わ、私が...真理さんを呼んであげれてれば...”

さくらは真理の決断が自分の責任の様な錯覚にとらわれた。
「まあCクラスは、廃人一歩手前だから、しょうがないわなあ。」
管理人は、自分には関係ないという感じで感想を漏らしていた。

そんなさくらの心配を他所にステージ上では、真理が陵辱されようとしていた。
「ほら真理。」
麻子は、ステージの中央に椅子を出し、そこに真理を座らせた。

「放置プレーだから、逃げ出せない様にしないといけないわね。」
そう言って、手馴れた様に荒縄を手にした。
「おおー。」

麻子のファンの客からだろうか、感嘆の声が上がる。
ほとんど時間を掛けずに真理は服の上から縛り挙げられた。

”そ、そこまで縛らなくても....”
さくらは、放置プレーの意味が解らなかったが、尋常でない真理の格好に驚きを隠せなかった。
「さくらも、あれをしてくださいって、客に土下座すれば、今日チップ取れたんじゃないの?」
支配人が意地悪そうにさくらに迫った。

”わ、私が...”
さくらは、自分が見知らぬ男の前で、あんな格好に縛られていることを想像する。
”...無理よ..”
それだけで、さくらは、自分の背中に冷や汗が流れる感触に陥った。

真理の格好は異様だった。
両腕は、頭の後ろで組まされていた。
左右の手首と肘を対にして縛られ、脇が挙げられたまま、身動きが取れない。

同じように、足首と太ももを一緒に縛られ、両膝に一本づつ縄が垂れている。
腰は、椅子の背もたれにしっかりと括りつけられたまま、麻子は、ひざから伸びた縄を引いた。

「ああっつ。」
真理の嗚咽が漏れる。
別にMでも何でも無い真理にとって苦痛でしかなかった。
今までに何度も酷い目にあわされてきたが、公衆の面前で非道の格好をさせられる羞恥はなれる物ではなかった。

麻子が、膝の縄を引くと、真理の両足が大きく横に広がる。
M字開脚の様な、実際はすねと太ももがくっ付くように縛られているので、V字開脚と言うべきか、
女性とは思えない歪な格好になっていく。

「まだよ。」
麻子はその格好では満足していなかった。
両膝を広げている荒縄を椅子を通して頭の後ろに組んだ腕に結ぶ。

「痛っつ。」
真理が痛みを訴える。
二の腕の筋が軋み耐え切れない痛みが真理を襲った。
「ここをほら、緩めれば楽になるでしょ?」

麻子にとってその筋の痛みも計算の上だった。
真理は麻子の言われたとおり縄を緩める様に体を動かす。
すると激痛が和らぐ。

ただ、痛みと引き換えに羞恥心を要求されてしまう。
筋の痛みを和らげる為には、自分から、さらに両足を拡げなくてはならなかった。
何十人の視線の前で真理は必死に足を拡げる。

そうしなくては激痛に襲われる。
真理は恥ずかしさを捨て観客に良く見えるように足を拡げた。

「良い子ね。」
ただ、麻子は、真理が必死に築づいた縄のたるみを簡単に奪う。
「やめて...痛い...」
真理は必死で作った縄のたるみを奪われ悲鳴を上げた。

「ほら今度はここを浮かせなさい。」
更なる縄のたるみを作るには両足を拡げつつ、股間を突き出す必要があった。

「皆様お待たせしました。」
麻子は女性が、否、人間が取れる格好とは思えない格好に真理を仕上げ満足そうに言う。
「それじゃあ始めましょうか。放置プレー。」
今度は、ステージ上で麻子が観客を見渡す。

「手伝いが必要ね....さくらさん。こっちに来て。」
麻子は端に座っていたさくらをいきなり呼んだ。
”な、なに!!”

さくらは、いきなり自分を指差され気が動転する。
「で、できない...き、聞いてません。」
さくらは、必死で拒否しようとする。

ただ、支配人が、さくらの耳元でささやく。
「さくら以外のやつがステージに上ったら、真理がぼろぼろにされちゃうよ。」
その通りだった。
このクラブでは常識は通用しなかった。

”ま、真理さんを少しでも楽にできたら...”
その一心でステージに向かってさくらは歩きだした。

さくらがステージ上に登ったと同時だった。なんの気構えも無い状態で、麻子はさくらに指示する。
「今日はこの性器と乳首を使うから、そこだけ服を丸く切り取ってお客様に見えるようにしておいてね。」
そういい残し、麻子はステージの脇に消えた。

多くの観客の前でで、さくらは立ちつく。
渡されたはさみを片手に持っていたが、言われたことをすることなどできなかった。
ただ、刻々と時間だけが流れる。

観客は面白そうにさくらを見守っていたが、一向に何もしないことに苛立ちはじめる。
「とっとと千切れよ。」
罵声がついに飛ぶ。

「嫌なら自分のドレスくりぬくか!!」
怒りの矛先がさくらに及び始めていた。
「いっその事 こいつ縛っちまえ。」
麻子はステージ脇でその様子を楽しそうに眺めていた。

”どうしたら...どうしたら...”
さくらは人生初めての集団からの罵声を浴びながら、ステージ上で立ち尽くす。
「お願い!! 真理を許して。」

さくらはステージ上で頭を下げた。
「いいわよ。」
ころあいと思ったのか麻子がステージに戻る。
「その代わり、真理と代わってこの椅子に座るのよ。」

麻子は、真剣なまなざしで、さくらをにらみつけた。
「そ、そんな..」

”もうどうしょもない...”
さくらは、真理のメイド服にはさみを入れるしかなかった。
「ごめんなさい真理...」

真理にささやくとさくらは、真理の胸元の服を手繰り寄せる。
間違って体を傷つけないように、はさみをいれる。
「へえ、自分の方が大切なんだ?  友達売っちゃうんだ。」

麻子はさくらの心の葛藤を暴露するように逆なでする。
「こめんね..ごめんね..」
さくらは自分に言い聞かせるように、真理の胸の服を切り抜いた。

服の下から、白いブラジャーが現れる。
さくらは、そのブラジャーも切り取った。
「楽しいでしょ? 他人の秘密を披露させちゃうのって。」

麻子の声が掛かった時には赤褐色の真理の乳首がツンと立っていた。
「ほら、下は、ここを切っちゃいなさい。」

両の胸の服を切り取るころにはさくらは、全身汗だくになっていた。
運動をした後のすがすがしい汗では無く、べっとっとした感覚だった。

真理はその間も、苦痛に耐えていた。
必死で、下腹部を突き出し、足を拡げないと、2の腕に激痛が走る。
そのためか、メイドのスカートはめくれ上がり、白いショーツが既に見えていた。

麻子が指示した場所は、ショーツの中央だった。
さくらは、真理を傷つけないように性器の当たる部分を持ち上げるため、ショーツに指を差し込む。
”えっ”

さくらは、自分の指になにやら液体が付着したのに驚いた。
”こんな目にあってるのに...”
さくらには、まだ真理の気持ちなど解らなかった。
大勢の前で、腰を突き出し、乳首を晒されることがどんなに恥ずかしいことかを...

極限の恥ずかしさを味わうと、体が起きてしまうことを、この時は理解できなかった。

「ざしゅっ」
ショーツにはさみが入った。
昨晩、さくらのハイヒールを埋め込んだ場所が、今度は大衆の前に露呈された。

「ガラガラガラ」
ステージ上になにやら機械が運びこまれた。
その機械は、自動で車を組み立てる産業アームのような機械だった。

機械を構成するアルミや、鉄が、スポットライトを浴び怪しく光っていた。
「これすごいのよ。」
麻子がその機械を手馴れた様に操作した。

「1mmのずれも無く。正確に人間が指示した通り、ねじとかくっ付けたり部品を曲げたりできるの。」
あまりにショーに似合わない機械に観客も何事が起きるのか注目する。
「えへ。」

麻子に似合わない可愛らしい笑みを浮かべると、鈍く銀色に光る機械の先端にまったく違うジャンルの物を取り付けた。
それは、さくらが見てもそれと解るピンク色のゴム製の男性を形どった物だった。
「わはははは。」

観客から笑いが起こる。
重厚で金属の塊の先端にパッションピンクのバイブは似合わなかった。

”ま、まさか...”
さくらと真理の2人だけは、笑うことなどできなかった。

「さくらさん。はい。」
麻子は、さくらに蜂蜜の入れ物の様なものを渡した。
「な、なんですか、これ。」
さくらは手渡された液体の中身をおそるおそる確認する。

「唯の潤滑油よ。 一滴ずつ真理に注油しないと真理の壊れちゃうから注意してね。」
とんでもない発言だった。

『ちゅ、注油!!』
さくらだけでなかった真理も同時に同じことを口走る。

ただ、麻子は無視するように機械を操作した。
「ウィーガチャ..ガチャ..ガチャ..ウィー」
小気味よいメカニカルな音と共に、産業用ロボットが寸分の誤差も無く稼動する。

クレーン車のように機械の腕の様な物が、真理の下腹部に向かって伸びた。
「や、やめて!!」
さすがにこんなことになるとは思っていなかったのだろう。
真理が悲鳴を上げる。

さくらも止めようと危険を顧みず、金属の腕を掴み除けようとするが、女性の力..人間の力では太刀打ちできる訳もなかった。
「はい皆さん。一風変わった放置プレイよ。 機械に犯されるこの子を放置しちゃいましょうね。」
麻子の宣言が終わった。