「おはよう! 圭子さん。徹夜?」 課長の声で圭子は、目覚めた。
「あ! おはようございます。」
圭子は、あわてて時計を見る。 8時過ぎだった。
定時まであと1時間、身支度をするために、圭子は、RestRoomへ向かった。
最近の激務にスーツ等をロッカーに保持していた。
圭子は、いつもどおり、施設のシャワールームに向かう。
更衣室で、昨日の服を脱いだ。
圭子は、昨晩の出来事を思い出す。
”昨日は、変な日だった..”
圭子は、自分の下着を脱ぐ。その下着は、何時もの日よりも汚れていた。
”...私、この下着を、知らない人に....”
急に、圭子は、恥ずかしくなった。
自分は、昨晩何をしてしまったのか?後悔の念が募る。
”今頃、知らない男は、私の汚れた下着を見て、何をしてるのだろう...”
圭子は、後悔の念と共に、知らない男が、自分の下着をいやらしそうに眺めていることを想像した。
圭子のシャワーノズルが、知らない間に、下腹部に移動する。
「あっ。」圭子は、後悔の念よりも、その男の姿を考えると胸が高鳴ることを覚える。
”私...”
シャワーの水量では、刺激が足りなくなり、圭子の細い指が、自分の筋を捕らえる。
”だめよ...”そう思いながらも、圭子の膝が震え、シャワー室で座り込んでしまった。
”今頃、見られてる...”
圭子の感性が、高鳴った。
「ガチャ。」シャワールームに誰か着たようだった。
この時間と、気配からすると、清掃係のようだった。
圭子は、慌てて立ち上がり、タオルを体に巻いてシャワールームを後にした。
「あら!徹夜? お仕事大変ね?がんばってくださいね。」
清掃の中年の女性が、圭子に声を掛ける。
「おはようございます。」圭子は、そう答えた。
”仕事?...私は、昨日、知らない人に痴態を披露していたの、今オナニーしてたのよ。”
笑顔で挨拶しながら、圭子は、心の中で呟いた。
”だめ...私は普通よ。”圭子の理性が、その妄想を停止させた。
オフィスに戻り、圭子は、仕事を始めた。
”A商事のメールをチェックしないと”メールのチェックをする。
A商事からのメールが来ていた。
”着てない...”圭子は、自分が何処からの返信を期待しているのか?
A商事のメールを確認する前に、昨日、自分が送付したメールを開いてしまった。
”””
200*年*月*日 今日は、白の下着でした。
普通の子にはできない事を、私はやってしまいました。
恥ずかしいのですが、ご覧ください。
けど、私は普通の女の子です。
”””
「......」圭子は、自分の送付したメールを読み返し、また胸が高鳴った。
「圭子君! A商事どうよ?」課長の声がする。
「ひ!」慌てて圭子は、メールを閉じた。
「じゅ、順調です。」圭子は、オフィスにいることを認識した。
「どうした?なんか考え事?」圭子の慌てた様子に課長が反応した。
「問題ないですので。」そう答えた。
”汚れた下着を見てもらい、その感想を待ってます。”圭子は、課長の目を見ながら、
心の中で叫んだ。
圭子の新しい下着が、また除々に汚れていくことが解った。
しばらく、圭子は、仕事をこなす。
ただ、度々、昨晩のことを考え、メールのチェックが増えていった。
「You Gota Mail !」一通のメール
あて先が、圭子の待っていたあて先の物だった。
”返信....”圭子の手が震える。
”仕事中よ...破棄しなさい。”理性が語る。
しかし、麻薬のようなしびれが、圭子を襲う。
圭子は、メールを開いてしまった。
””””
おはよう。 淫乱君。
”私は普通の女の子です”笑わせるな。普通の女性は、私の小説など読まない。
ましてや、読んでも興奮なんかしない。
挙句の果てに黄色く汚れた下着を送付などしないんだよ。
確認してみるか?
申し訳ございません。私は淫乱女です。 次の指示をいただけませんか?
って返信してこい
””””
圭子は、その返信を見つめる。
自分の犯した行為と、この男の返信に、嫌悪を感じる。
”酷い。こんな返信をするなんて...”
圭子は、そう思った。
メールを閉じ、怒りを沈める。 圭子は、仕事に戻ろうとした。
”この男にプライドを傷つけられた..........い。」
”私は淫乱女...”
圭子は、生まれて始めての男からの罵倒めいたメールを受け、
自分が何を望んでいるのかを再確認してしまった。
”私..変態??”
知らない男の前で、ひざまずき、うなだれる自分を想像する。
「あっ....。」また圭子の下腹部に熱いものがこみ上げる。
”こんなやつの言いなりになる...”
圭子は、頭の中が、真っ白になった。
手が、マウスを掴む。
まぶしいほどの朝日の前で、秀麗な圭子が、キーボードに向かう。
”””””
申し訳ございません。私は淫乱女です。
次の指示をいただけませんか?
”””””
圭子は、また送信してしまった。
”私は、もう....普通じゃないの?”
頭の中が、混乱する。 妄想と、現実が、錯綜する。
圭子は、仕事に手が付かない。”ぼー”とした感覚の時が数分あった。
メールの返信が、舞込んだ。
圭子は、迷うことが無かった。そのメールを明ける。
””””””
良く認めたね。 いい子だ。
俺に、圭子の事をもっと教えてくれ。
圭子の事を知りたいんだ。
クリトリスの大きさを物差しで正確に測って返信しなさい。
””””””
圭子は、そのメールを読んだ。
男が挙げた項目を確認して、唖然とする。
その項目は、常識的な項目では無かった。
”こんなこと...”
圭子は、自分が足を拡げ、定規を自分に当てている姿を想像する。
”恥ずかしい...”
圭子は、一度、メールを閉じ、深く深呼吸した。
仕事に戻る。
”A商事からの受注を取らなくちゃ”
”今月の売り上げ目標は、2億よ”
必死にそう考えるが、圭子の視線は、隣の机の1点に向かってしまう。
そこには、定規があった。
”あれをあそこに当てて...”
圭子の妄想が膨らんでしまう。
”私は、淫乱女...”自分で送信してしまったメールを思い出す。
”あの定規...”
「使います?」隣の席から野田が、定規を渡してきた。
「いや!」圭子は、自分の妄想を、野田が知ってしまったのかと思い、思わず声を上げてしまう。
「え? いや、ずっと定規みてたから..」
野田は、圭子の意外な反応に驚きながら答えた。
「ご、ごめんなさい。考え事していたから..」
圭子はそういいつつ定規を受け取った。
なんとなく恥ずかしくなり、圭子は、席を立った。
行く場所もなく、お手洗いに向かう。
手には、野田から手渡された定規があった。
”.....”
圭子は、その定規を持ったまま、トイレの個室に入った。
別に、尿意があるわけではない。
”あいつに私は心を蹂躙される...”
定規と見つめあいながら、圭子は、そう思った。
スカートと下着を下ろす。
下着は、また汚れている。
”もうだめ..”圭子は、観念したように、足を拡げ、腰を落とす。
左手を自分の下腹部に当てる。
そして、淫裂に指を沿わせ、拡げる。
”私..何しにここにいるの?”
そう思いながらも、自分の敏感な箇所を見る。
淡いピンクの内壁に圭子の中心が、見え隠れしてる。
そこは、既に濡れていた。
”卑劣な命令で、こんなに感じてしまうなんて..”
「うっ」
冷たい定規の感触が、圭子のしこった芽を襲う。
”5mm”
その芽は、5mmほどだった。
圭子は、それを確認したが、定規を外すことができなかった。
”感じる...”
圭子は、定規を小刻みに揺らす。
プラスチックの定規に、圭子の愛液が、移った。
”私は、淫乱...”
そう思うと、体が反応し、圭子の肩が踊った。
圭子は、行為が済むと、恥ずかしさを堪え、席に戻る。
「これ、ありがとうございました。」
圭子の玩具を野田に返す。
野田が、その定規を受け取る。
”その定規..で。”
圭子は、ただ定規を受け取るという野田の動作が淫猥な行動のように思える。
”これからもその定規使うのよ。野田さんが..”
そう思うと、諫めたばかりの体が、また何かを求めているようだった。
圭子は、メールを空ける。
1通のメールを書く。
”5MMです。”
たった1言だったが、圭子は、自分の全てを知らない男にさらけ出すような気がした。
羞恥と屈辱が、圭子の心を舞った。