椎名は、あられも無い言葉を発した美夏をわざとらしく侮蔑した表情をしながら、からかう。
「美夏さん。そんな所で遊ばれちゃうの好きなんだ?」
その椎名の言葉に、美夏は、身を硬くする。
「そ、そんな!!」
美夏は、自分で言ってしまった言葉を思い出すと、恥かしさがさらに満ちる。
「五月さん、水樹さん。一緒に、美夏さんのお尻、見てあげようよ。見られながら、抜き差ししたら、美香さんもっと喜ぶかもね。」
椎名は、美夏の羞恥をさらに煽る。
「女の子なのに、こんな汚いところ見て欲しいんだね。」
そう言いながら、椎名は、人差し指を美夏にあてがう。
”み、見て欲しいなんて言ってないのに..”
美夏がそう思うのも、一瞬だった。
「あっ...」
椎名の指が、美夏を貫く。
五月は、その様子を見ながら、感嘆の声を挙げた。
「凄い! なんかめり込んでくって感じ?」
”そ、そんな...”
美夏に、五月の言葉が、響いた。
”め、めり込む?”
美夏は、自分がどんな事になっているのか恐ろしくなってきている。
ただ、自分の下腹部にある圧迫感が真実を物語っていた。
「こっからだよ。五月さん。」
椎名は、五月に声を掛ける。五月は、楽しそうに、目を輝かせながら、椎名に確認する。
「先生。 何するの?」
「見ててご覧。」
椎名はそう言って、埋没させた指をまた一気に引き抜いた。
「あああああうううああうう。」
美夏は、他人の視線を浴びながら、また、おぞましい感覚に声を挙げてしまった。
”で、出ちゃってないわよね....”
美夏は、自分の背中に鳥肌が立つのを感じていた。
「美夏のお尻、まだちょっと開いてるわ! 先生!」
五月は、美夏の器官を見ながら、驚きの表情をすると、何か思いついた様に、椎名に提案した。
「椎名先生、いいこと思いついちゃった。」
その五月の言葉に、椎名は、賛同するように、五月に確認する。
「何を思いついたんだい?」
五月は、さらにいじめっ子の表情を作りながら、はぐらかした。
「いいから、もう一回、指入れちゃって。先生。」
”な、何を考えているの?”
美夏は、四つんばいの姿勢を取らされたまま、尻を差し出す格好をしていた。
椎名は、今度は、美夏に確認すること無く、弄ばれて、完全に閉じていない美夏に再度挿入する。
「あう。」
何度目かわからなくても、美夏は、耐えることができず、嗚咽を漏らす。
”ま、また引き抜かれちゃうの?”
美夏は、いつ起こるか解らない羞恥の感覚の事を思うと、必死にその場で固まるしかなかった。
五月は、美夏の目の前で、先ほどのカメラをいじり始める。
「後ろからだと、美夏の表情わからなかったから。 抜かれる感覚って、あの時の感覚に似てるから、
美夏がどんな顔しながらするのか、録画してみたいと思いません?」
”ろ、録画!!”
「さ、五月やめて。」
美夏は、さすがに、否定の言葉を投げる。その言葉に答えたのは、椎名だった。
「五月さん。いい考えだね。僕も、見てみたいな。 録画のスイッチ押して。」
椎名は、美夏の了承を得ないまま、五月に指示する。
「はい。先生。」
「ピ。」
五月は、ためらうこと無く、スイッチを入れる。
「嫌!!」
美夏の目の前の巨大なスクリーンに、自分の姿が映ると、さすがに耐えられなかった。
「駄目よ。 美夏。」
見守っていたはずの水樹が、妖艶な表情を浮かべながら、手を伸ばし、美夏の顎を軽く押さえ、持ち上げる。
それによって、美夏は、視線を外すことが出来なくなってしまった。
スクリーンには、後方から、男性の腕が伸び、美夏のお尻を捕らえている。
そこには、全裸で、顎を持たれた自分の姿が写っている。
「は、恥かしい...えっ。」
「あああうあああううっつ.............!!」
録画マークが付いたスクリーン上で、可憐な表情の女性が顔面を崩しながら、嗚咽を漏らす。
椎名は、何のきっかけも与えず、指を引き抜いてしまったようだった。
「恥かしかった?」
椎名は、途端に、優しくなり、突っ伏した美夏を抱え、起すと、美夏のシャツを肩に戻す。
「は、はい。」
美夏は、こんな仕打ちを受けたのにも関わらず、後ろから優しく抱擁する椎名の腕を暖かいと感じていた。
ただ、そんな甘い感覚も、直ぐに終わる。
「五月さん、再生しようか?」
その声がけに、さつきは、直ぐに行動を移す。
「再生します。」
4人とも、スクリーンを注視する。
3人は、楽しそうに。1人は、伏せ目がちに。
スクリーン上の美夏は、羞恥の表情を湛えていた。
「は、恥かしい...えっ。」
「あああうあああううっつ.............!!」
美夏は、自分の表情が崩れ、口が半開きになっているのを見てしまった。
それがスクリーン上の事とは、言っても、また、背中に鳥肌が立ってしまった。
「や、やめて。」
美夏は、思わず声を挙げる。
その声に反応したのか、椎名が立ち上がり、再生を止めた。
「美夏さんがお願いするから、いけないんだよ。」
椎名は、笑いながら、美香の頭を撫ぜた。
その行為に腹を立てたのが、水樹だった。
「椎名先生。 ずいぶん美夏に優しいのね。」
水樹は、軽く椎名を睨みながら、わざとらしく、美夏の頭を撫ぜる椎名の腕を取る。
「椎名先生。これじゃあ、埒が空かないわ。私、先生のためなら、どんな事でもできるんだから..」
水樹が美夏に執着気味になった椎名を美咲から引き離しにかかった。
その上で、水樹は、仕切りなおしを提案する。
「とりあえず、今決める必要も無いし、せっかく温泉もあるんだし、椎名先生、2人で入りませんか?」
「2人」
「2人!」
美夏と、五月が、水樹の抜け駆けに、声を挙げる。
ただ、椎名は、水樹の提案を呑む返答をする。
「そうだね。 本当は、みんなで入りたいところだけど、そんな広い浴室じゃないし...2人が限界だね。」
そう言って、椎名は、立ち上がる。
「それなら、私と!!」
五月が水樹と椎名の間に割って入った。
椎名は、申し訳無さそうな顔をして、五月を抑えた。
「それじゃあ、結局選べなくなっちゃうでしょ? しょうがないなあ。今回は、じゃんけんってことで。」
3人は、直ぐにじゃんけんをする。
”お願い!!勝たせて!!”
美夏の思いが、神に届いた。
ずるいわ!!、引き止める2人を残して、椎名と美夏がリビングを後にした。
「....」
「.....」
五月と、水樹は、リビングで無言になる。
五月と水樹は、それぞれ、シャツを羽織、ソファーに座った。
そして、時間が流れる。
沈黙を破ったのは、五月だった。
「何してるんだろう 美夏。」
不安げに、五月が呟く。
水樹も不安だった。
”美夏を選んじゃうのかな....”
そう思うと、心が痛かった。
「手を組まない?」
五月が、思いもかけないことを言い始める。
「手を組む?」
水樹は、五月のほうに視線を向け、訝しげな表情をした。
「美夏のことだから、何かしてるはず。 戻ってきた所で、椎名先生から引きはなさいと。」
”それはそうだけど...”
水樹は、思案するが、妙案が浮かばない。
「どうやって?」
五月には既に案があるようで、水樹の質問に即答した。
「次のアピールの時、2人で、美夏がギブアップするまで責めちゃえばいいのよ。」
「ギブアップしたら、タクシーでも呼んで、直ぐ帰ってもらえばいいじゃん。」
五月は、幼い顔に似合わない、恐ろしい事をいとも簡単に言う。
”なんとなく、美夏が一番恥かしい思いをしてる..って事は、居なくなってもらった方がいいかな...”
水樹は、一瞬迷ったが、五月の共同戦線に乗ってみることにする。
「じゃ、じゃあ、次のアピールは、何にするの?」
「....」
2人は、美夏を貶める談合に入った。
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”今がチャンスね。”
凄く恥かしい思いはしたものの、2人に比べて、自分を見てくれていると美夏は思っていた。
憧れの椎名と2人になれることに、美夏は気持ちが高鳴った。
美夏は、廊下を歩きながら、椎名を見上げる。
まるで、少女マンガの主人公のような細身で鋭い顔の椎名に、見惚れてしまいそうだった。
「2人だけじゃ嫌でした?」
椎名が、美夏を庇うような発言をする。
「..そんな事無いです。逆に、嬉しくて。」
美夏は、正直な感想を返す。
そして、2人は、脱衣所に到着する。
脱衣所とは言っても、美夏は、シャツを羽織っているだけの格好だった。
「先に入っていて。」
椎名が、美夏に浴室に先に入っている様にと声を掛ける。
「..はい。」
美夏は、羽織っていたシャツを脱ぐ。
先ほどまでは、勢でしてしまったのだが、椎名と2人きりだと、そのシャツを脱ぐことも恥かしかった。
”せ、先生が見てる...”
美夏は、椎名の視線を浴びながら、シャツを脱ぎ、全裸になる。
”恥かしい....け、けどせっかくのチャンスなんだから..”
美夏は、恥かしさを堪えながら、椎名に近づく。
「入らないの?」
椎名が、近づいてくる美夏に声を掛ける。
「....」
美夏は、何も言わず、椎名のシャツの第一ボタンに手を延ばすと、指先でボタンをはずした。
「...」
椎名もまた、無言であったが、拒否をしない。
第2、第3と美夏が、ボタンを外すたび、憧れの椎名の胸板が現れる。
美夏は、ボタンを外し終え、シャツを脱がす。
”カッコイイ...”
鍛えられている椎名の上半身に見とれながら、美夏は、自分がしている行為に気付く。
”こ、ここから先....”
それを考えるだけで、美夏は、自分の顔面が赤くなっていくのに気付いた。
全裸の美夏は、椎名の足元にしゃがむ。
そして、椎名を見上げながら、ベルトに手を延ばした。