菜奈美が、自分で拡げていた襞の中心の穴は、数センチ手前から放出された水を飲み込んだ。
直子の狙いは確かで、スローモーションで見れば、
全ての水を菜奈美が、体内に吸収しているかのようだっただろう。

それも一瞬で、溢れる。
「ああああああっつあああ」
ホースから、菜奈美の内部に向かって放たれた水は、菜奈美の中で行き場を失う。
そして、菜奈美の体から逆に押し出される。

「うわああああ」
痛みではなく、自分の体の変調に、菜奈美は、声を挙げる。
押し出される水...進入してくる水。
勢いは、菜奈美の膨張によって押さえることになった。

もう襞を拡げていた手は離してしまっている。
それでも、完全に、拡がっている感覚が菜奈美を襲った。

「よがってる?」
直子は、ホースのレバーを止めた。
菜奈美は、腰を落とし、足を閉じる。
この陵辱の時間は、3秒にも届かなかったが、菜奈美にとっては、数分とも思える感覚だった。

「水って凄いわね..」
直子は自分で引き金を引いたにも関わらず、笑いながら驚いていた。

”壊される...”
菜奈美は、水の冷たさと、恐怖で、震えながら、コンクリの床に横たわっていた。
全裸にも関わらず、身動きが取れなかった。

”逃げなきゃ...”
菜奈美は、その均整の取れた姿勢を動かそうとする。
痛みでは無いが、まだ自分に何かを埋没させている感じを受けた。

菜奈美の心を知らずか、知っているか..
「豚さん、お尻上げてくれない?」
直子が、不敵の笑みをこぼしながら、優しく菜奈美にささやく。

”この子...何なの..ここまでやらせてもまだ足りないの..”
菜奈美の気持ちは無視されている。
「ほら、安藤さん来る前に、私に媚売るんでしょ?」

痛烈な言葉だった。
菜奈美のプライドが粉々になっていく。
”私は、あなたに媚を売らなきゃならないの...”

自分を弄ぶ、女達の面前に、菜奈美は、自分の臀部を差し出す様に、披露する。
「拡がってない?」 女の一人が罵倒する。
常識外の水を受け入れてしまった菜奈美の筋肉は、まだ十分な収縮ができていなかった。

「ちょっと、蛇口全開にしてきて!」
直子が、先ほど、自分でも驚いていた水流をさらに強めようとしていた。
「解った。」
1人の子が、蛇口を全開にしにいく。

直子は、手元のレバーを引く。
唯でさえ激しい水流が、蛇口をひねることで、さらに勢いづいていた。
それは、直子の勢いにも似ていた。

「そんなに! やめて..」
さすがに、菜奈美も、拒否の声を挙げる。
だた、止まることは無かった。

「ほら、無邪気に尻、突き出してんじゃないわ。拡げなさいよ。」
直子が、命令する。
「こ、殺す気!」
菜奈美が、発狂するように叫んだ。

「豚殺したって詰んないでしょ。 手加減してあげるから言う事聞きなさい。ほら早く。」
直子の要求に、従うしかなかった。
菜奈美は、また、恥かしさを堪え、四つんばいの姿勢から、自分の中身をさらけ出す。

何度しても、菜奈美の羞恥は、止まらなかった。
薄紅色の肉は、何も隠されること無く、女達の生贄にされる。
「さっきより拡がってない?」

その言葉は、余計に菜奈美の羞恥を煽る。
プライドを捨て、羞恥に堪えながら、拡げる自分の中身をさらに罵倒されるようだった。
”私..豚じゃないわ”

ただ、自分の取っている肢体を考えると、豚以下のようで、寂しかった。
「そんな場所、拡げても飽きたって言ってんじゃない! もしかしらあんた、そこ自信あるんだ?」
直子は、菜奈美に尋ねる。

”こんな場所..自信なんて..あるわけ無い..”
菜奈美は、拡げていた手を慌てて離した。
恥かしそうにしていた菜奈美に、直子は、追い討ちを掛ける。

「ほら、拡げなさいよ。」
「....」
菜奈美は、どうして良いか解らなくなっていた。

「ほら、もう一箇所、洗う場所あるでしょ?」
直子の目的が、菜奈美にも解った。
”そ、そんなところも...”

菜奈美は、躊躇する。そこは、人目に触れさせては、いけないものだったし、
菜奈美、自体、見た事も無い場所だった。
「うわぁ、私なら嫌。」
取り巻きの女が、あからさまに、卑下する言葉を吐く。

ただ、菜奈美が、拒否できる訳が無かった。
”ここは見ないで...”
そう思いながらも、自分の汚い部分を、見せるために、菜奈美は、真っ白な割れ目を両手で、広げる。

「あっ..」余りの恥かしさに、声がでてしまった。
その中心に、若干くすんだピンク色の臓器が現れる。
「こいつ女?」 先ほどの女が、菜奈美の行為に、嫌悪していた。

「ほら、お願いしなさいよ。」 直子が、ホースを片手に構え、菜奈美に、屈辱の言葉を言わそうとしていた。
”...”
菜奈美の脳裏には、何も浮かばなかった。
「..洗ってください。」
自分の汚点をさらし、洗い流すお願いをする。 菜奈美は、何かを考えようとすることもやめていた。

ただ、直子は、レバーを引かなかった。
「何処を?」
直子にとって、菜奈美は、従属させる塊としか思っていないのだろう。
返答しない菜奈美の押し広げられた汚点を、ホースの先で、小突いた。

「何処を?」 3度目は無い。そんなふいんきを醸し出しながら、尻を掲げさせた菜奈美を脅迫する。
「お、お尻の穴..洗ってください。」
気丈な菜奈美が、直子に、屈服していた。
自分で、押し広げた穴が、横に引っ張られ、形を変えている。

満足したような直子は、ホースのレバーを軽く引いた。
「きゃあああああ。」
菜奈美は、水の感覚に、声を挙げる。痛みは無いが、叩きつけられる水に犯されていくようだった。
”もう..やめて...”
臀部の感覚が、薄れていく。それでも直子はレバーを戻さなかった。

戻すどころか、直子は、あることを思いついてしまった。
「最強なら、飲めるんじゃないかしら...」
呟く様に、周りの女達に同意を求める。

「...飲める?」
周りの女達も、直子の言っている意味が理解できていなかった。
「だから!」

直子は、そう言ってホースに取り付けられた蛇口のレバーを最大に引く。
水流というより、高圧洗浄もできそうな勢いがあった。
「いやあああああ。」 

直子は、説明するのも面倒と思ったのか、菜奈美で実証していた。
強烈な糸のような水が、菜奈美の出口を襲った。
先ほどまで、弾き返していた窄みも、逆らえなかった。

引き締められていた出口を直子の放った水は、逆流し、菜奈美の体内へ、吸収されていった。
それは、一瞬の出来事だった。

菜奈美は、悲鳴をあげ、直ぐに、身をよじって逃れる。
それでも、菜奈美は、自分の体内に、一方通行を逆走した物体を受け入れてしまったことが解っていた。

”い、入れられた...”
菜奈美は、男に犯された感覚だった。  否、実際にはそれ以上の屈辱だった。

「うわ、今の入っちゃったんじゃない?本当に、飲んだわ。」
女達は、直子の言っている意味を理解した。

「おかわりは?」
直子は、いたって冷静に、菜奈美に聞きなおす。
さすがの菜奈美も、その言葉に逆上した。

「ひ、酷い...あなた!  これじゃあ、安藤の方がましだわ。」
直子は、飼い犬に噛み付かれる...飼い豚に突進され、怒りを増幅させる。

直子が、口を開こうとしたとき、倉庫の片隅から、声が掛かった。
「俺の方が、まし? 直子は優しい子なんだぜ。」

安藤が、菜奈美たちの前に、現れた。
安藤と面識があるのは、直子だけのようで、取り巻きの女達は、安藤の放つ陰険なオーラに、戸惑っていた。

「安藤さん!!」直子は、安藤の登場に思わず声をあげる。
「こいつ、全然使えない。」 直子の第一声は、菜奈美の努力を打ち消すものだった。

「あなた!...」菜奈美は、直子の陰湿さを思い知った。
”な、なんのために...あんなことまでしたと..”

安藤は、菜奈美を一瞥した。
そして直子に思いがけないことを言う。
「もう、こいつ捨てていいや。 こいつの方が高く売れると思ってたんだけどな..」
安藤が、菜奈美にも聞かせるように言った。

「こいつの友達の理沙って子が、意外なほど、高値付いたから売っちゃった。マニア受けすんのかな。」

「あ、あんた達!」菜奈美は、自分の今までの行為が全て無駄だったと悟った。
「り、理沙は、どうしたの!」それでも、菜奈美は、理沙のことが心配だった。
「貨物コンテナの荷物と一緒に、海の上。」
安藤は、何事も無いかの様に返答した。

そして、直子たちに向かって言った。
「ということだから、お開きってことで。」
その安藤の言葉で、さすがの直子も、菜奈美から離れた。

「帰るぞ。 とりあえず、これ。」
そう言って直子に、金属製の手錠を渡す。

直子は、その手錠を菜奈美の両手を、倉庫の重機の取っ手を間に入れる形で施錠した。
「これで助かったって思わないことね。 私の怨念は、恐ろしいわよ。あは。」

直子は、菜奈美の耳元でささやいた。
「行くぞ。」
安藤は、そういい残し、女達を連れて倉庫を離れていった。

「........」
菜奈美は、この状況を理解できなかった。
”た、助かった..”という思い。
”理沙..” 助けられなかった思い。
こみ上げてくる ”腹痛..” 

全裸で、両手の自由を奪われたまま、重機にくくりつけられている自分。
混乱したまま、菜奈美の視線が、自分が着ていたブラウスに写る。

破かれ、汚れているだけで無く、直子たちに、踏みつけられ、捨てられていた。
自分と同じ境遇のブラウスを、 ぼんやりと眺める。

”洗って直せば....まだきっと、着れる”
そう思うしかなかった。



(完)













直子は、30分後、公衆電話から、警察に電話する。
「OX倉庫に、女性が捕まってる」

警察は、この電話に半信半疑で、倉庫に駆けつけた。
そこには、現実とは思えない美貌の女性が、全裸でうずくまっていた。

「き、君大丈夫かね。」警官が、菜奈美に声を掛ける。
「ひっ!」
菜奈美は、それが本当の助けであることが解った。

菜奈美の声に、警官が近寄る。
警官は、菜奈美の手錠を外そうとするが、頑丈な手錠は、直ぐには外れなかった。

「...て...らい。」
菜奈美が何か呟いた。
「直ぐ助けるから? どうしたの。」
警官は、自分の制服の上着を脱ぐと、菜奈美に掛ける。

「...お手洗い..」
”恥かしい...”
菜奈美は、自分に気遣う警官に自分の生理要求を伝える。
直子が逆送させた水が、自分の体内で暴発しそうだった。

ただ、警官も、どうすることもできなかった。

菜奈美の手錠は、警官の手持ちの小型ペンチではどうする事もできない。
それでも、警官は、少しずつ、手錠と重機をペンチで切り離そうとしていた。

”もう無理...”菜奈美は、自分の腹痛が、これ以上我慢できないことを悟っていた。

パトカー出動と、警官の出入りに、野次馬が、集ってくる。
野次馬は、菜奈美を覆う、警官の制服の隙間を少しでも覗こうと必死になっていた。

”わ、私...どうなるの...”
”み、みんな見てるのに..”
気丈で、誇りを持っていた菜奈美が、声を挙げた。

「み、見ないで..嗚呼ああ嗚呼あああああああああああ.....」


警官の制服が、茶濁した菜奈美の体液を受け止め、変色していった。
”終わった..”

菜奈美は、野次馬の視線を受けながら、直子の怨念を多量にばら撒く。
止め様としても止まらなかった。

「おい!あれなんだ。 出しちゃってる...汚なくない?」
野次馬の声が響く。

菜奈美は、自分を助けようとしていた警官の視線が、菜奈美の顔と、警官自身の汚れた制服を往復しているのが辛かった。

(end)