美咲は、周りの視線を避けるように俯きながら、ゆっくりと教室の前に向かった。
「美咲さん。私の授業を冒涜するのかね。」先生が、美咲を叱る。
「すみません。」美咲が誤る。

「教室の皆にも誤りなさい。授業を君が止めているんだから。」
その言葉に、美咲は、教室の方を向いて誤ることしかできない。
「みんな。すみませんでした。」

美咲は、クラス中の視線を受ける。
「今、何をしてたのか、今後はそんな事しませんって皆に宣言しなさい。」
美咲は、自分の行為を自ら報告することになってしまい、戸惑っている。

”言えない...”美咲は、心でつぶやく。
教室の後ろでは、香織が、笑っていた。
「授業中に、しちゃいけないことをしました。もう2度としません。」

美咲は、クラスに向かって誤る。
クラスの生徒達は、美咲が何をしていたのかを知っていた。
その視線を受けると美咲の体が固まる。

”そんな目で見ないで...”恥ずかしさで、美咲は震える。
「何をしていたのかね。」先生は、美咲を許そうとはしなかった。
「...」美咲は、答えることができない。

「一度注意したのに、何度も守らない美咲さんがいけないんだろう?」
先生は、美咲に自分の行った痴態を報告させる気だった。

しばしの時間が流れる。 ついに美咲が口を開く。
「..触ってました。」
美咲の言葉にクラスの生徒から、歓声が挙がる。

「何処を触っていたのかね。」先生は、攻めの姿勢を崩さない。
「...あそこ..です。」かすかに美咲が口にする。

クラスの男達は、興奮の眼差しを向ける。
「あそこ? 触ってたところ指してごらん。」先生は、美咲を追い詰めていく。

ゆっくりと動いていった、美咲の指が、自分の股間を指す。
「ま、まじ? やベー。」クラスが騒然とした。

”私、皆の前なのに..”美咲は、恥ずかしさでいっぱいになる。自分の膝が震えているのが自分でも解った。
「授業中に、注意もされたにも関わらず、何でさわっってたの?」先生が美咲に尋ねる。
「..すみません。」
美咲は、誤ることしかできなかった。

”脅されてなんて言ったら、昨日のビデオばらされちゃう。”
美咲の葛藤が続く。
「誤っててもしょうがないでしょ! 何でって聞いてるんだよ!」先生が語気を強めた。

「さ、触りたくなってしまったんです。」
美咲の言葉に、今度は、クラスの女子が反応した。
「美咲って淫乱?  エッチね。  授業中なのにね。」

クラスの女子のひそひそ声を聞き、美咲は羞恥心でいっぱいになる。
「触りたいなら、ここで触ってなさい!」
先生は、教壇に登らせた美咲に、教室のみんなの前で、オナニーしろと命令したような物だった。

その先生の言葉に皆、息を飲んで美咲を見守った。
”で、できない。”
美咲は、教壇に立ったまま、体を動かすことができなかった。

「美咲さん。この時期は、推薦もらってる人に浮付かれると回りが迷惑するんです。」
先生は、あたかも説教するように、美咲を脅し始めた。
「恥ずかしいことを、皆の前でやって、罰を受けるか、推薦先に報告させてもらうか、どうするんだね。」

先生の言葉に教室は、行け行けモードだった。
クラスで、満足のいく、推薦枠を取れたのは、美咲くらいだったからだ。
必死に勉強している他の生徒のやっかみの箍が外れたようだった。

”皆の前でなんて...”
”推薦取り消されちゃう..”
自分の立場は、昨日からめちゃくちゃだった。

美咲は、教壇の隅に立ちながら、手をスカートの前で組んだ。
そして微妙に自分の股間を押し始めた。

”クラスの皆の前で、私..触ってる。”
そう思うと、恥ずかしさで、体が震える。そんな美咲をクラス中が見ていた。

「うわあ ほんとに始めてる..」
そんな声が、駆け回る。

美咲は、耐え切れず、先生に許しを求める。
「も、もういいですか?」 その言葉に先生が答えた。

「迷惑を掛けたのは私じゃないからね。 止めて良いと思う人手を挙げて!」
生徒達は、顔を見合わせるが、自ら手を挙げる者はいない。

”お願い! 手を挙げて..”美咲の願いは空しく散る。
”続けるしかない..”
美咲がそう思った時、先生が声を挙げる。

「みんな、だめだって。それじゃあ...」
先生が恐ろしいことを言い始める。
「スカートめくってパンツ見せながら触っても許さないって人、手を挙げて。」

これにも誰も手を挙げない。
「美咲さん。始めなさい。」先生が、美咲に指示した。
ありえない命令に、美咲は、先生の目を見る。

「推薦どうするの?」その言葉に、美咲は覚悟した。
”どうせ、数ヶ月後には卒業...”
そう思い、ゆっくりと、美咲は、スカートを持ち上げ始める。

美咲は、自分が、行っている行為にありえない羞恥のココロが芽生える。
美咲の細い太ももがあらわになっていく。
その太ももは、白く、なまめかしかった。

そして、白いショーツを、クラス中の生徒達に晒す。
「見えた!! 」何人かの男子が声を挙げた。
その声に、美咲の動きが止まる。

”私、みんなに見せてる。”
恥ずかしさと共に、自分が、変な感覚に襲われることに気付く。

「早くしなさい。これ以上授業を止めるのですか?」
先生の声に、美咲は、片手で、スカートを持ち、ショーツを露出させながら、
もう一方の手を自分の股間に伸ばす。

今度は、完全に美咲が、どの部分を撫ぜているのか教室中の生徒が把握できた。
美咲は、恥ずかしさで赤くなっていた。
その膝の振るえは、止まっていない。

その姿を教室中の生徒達が、鑑賞している。
クラスの前の方に座っている井上が、声を出した。
「美咲..濡れてるかも。」

その声にクラスがまた沸き返る。
最前列の生徒が、確認しようと、前のめって確認しようとした。

”止めて...”
美咲は、手を動かすことを一旦止め、悟られないように足を閉じた。
「いつ止めて良いって言いましたか?」
先生は、美咲の羞恥は、全く関係ないという感じで、言い放つ。

”酷い..”
美咲は、必死に足を閉じながら、手を動かし始めた。

「授業中です。」 自分が、盛り上げたにも関わらず、先生が、クラスを注意する。
「はい! 井上さん123ページ朗読して!」

先生の言葉に井上が、立ち上がり、朗読を開始した。
「つれずれなるままに、日暮、硯に向かいて、こころ移り行く...」

井上の声が、教室中に響く。
その傍らで、美咲は、自分をさすっている。

”私は何?”
恥ずかしさと悔しさが入り乱れる。教室は、静かだが、皆の視線が、自分の顔と股間に向いているのが解る。

「現代語訳は?」先生が、クラスに問いかける。

「ムラムラと発情した気持ちを抑えられないままに硯とにらめっこしながら、心の中を通り過ぎてゆくどうしようもないことをうだうだと書き残しているうちに、なんとなく変な気持ちになってしまった。」

真面目に先生が語った後、続ける。
「そこの美咲さんの様ですね。」
笑いが起こる。

その笑いの中でも、美咲は、必死に自分の股間をさすることしかできなかった。
”なんで...”
美咲は、自分が、集団の前で変態行為をしていることに、体が反応していることが恐ろしかった。

クラスの笑いの中、先生が続ける。
「しかしながら、人間は、理性で性欲を抑えなくてはなりません。」
「大勢の前で、自慰行為をして快感を得ようなどと言う事は、動物が行うことで、人間の行為ではないのです。」

”人間の行為じゃない...”美咲は、先生の言葉を噛み締める。
あまりのショックに指の動きを止める。

「美咲さん!指を止めない!」その指示に、美咲は、従うことしかできなかった。
”私は、動物じゃない..”
そう思いながらも、また股間に指を、前後させることしかできなかった。

「美咲さん、大勢の前で、自慰行為をして快感を得られましたか?」
先生が、美咲に問う。

「いいえ...」美咲は、必死に首を横にふる。
「恥ずかしいだけでしょ? こんな行為で、快感を得るなんて人間として可笑しいですからね。」
先生が、美咲を諭す様に言った。

そんな時、また井上が、余分な事を言う。
「けど、美咲さんのパンツ濡れてませんか?」
クラス中が、美咲の股間に注視した。

「さすがにそんな事無いですよね?」先生が、美咲に確認を入れる。

”なんて答えればいいの?” 
美咲は、自分の体の反応の証を、みんなに見せることだけは、避けたかった。