1時限目は、古文の授業だった。
何気ない授業の中で、携帯メールが教室を飛び交っていた。
”美咲 山田に告ったて。”
”何か香織が、仕組んだらしいよ。”
”胸触らせたって”
面白おかしく書くものもいたが、教室中は、美咲のこれからのことを予測するメールも多かった。
美咲は、そんなことも知らず、今朝からの事を悩んでいた。
”みんなの前で、山田だけじゃなく、井上にも胸を触らせちゃった。”
”これからどうなるの?”
考えながらも、同級生の男の手の感覚が、自分の胸によみがえる。
”嫌よ。”
神の声が、これで飽きてくれればいい。そう思った。
”ブブブブブブブブ”
美咲は、メールを受信した。
”きょ、教室よ”
美咲は、運よくクラスでも一番後ろの席だった。
2、3列となりに香織の席があった。
美咲は、慌てて、香織を見る。 香織は、美咲を一瞥し、おかしそうに笑っていた。
”やらせる気ね...”
美咲は、左右の同級生に悟られないように、制服のスカートの上に手を置いた。
教科書を見ている振りをしながら、手を自分の足の付け根に持っていく。
ゆっくりと、手で、自分をさすり始めた。
”私..触ってる”
授業中に自慰行為を、強制させられているとはいえ、実行に移していることに、
美咲は恥ずかしさと高ぶりを覚える。
”あ.”いつもとは違う、感覚に美咲は高ぶった。
”授業中...”
恥ずかしさのあまり、誰かに気付かれたら、そう思い周りをちらちらと確認する。
誰も気付いていない。
ただ、香織だけが、おかしそうに笑っていた。
”笑わないで..”そう思いながら、必死に行為を行うしか、美咲には残されていない。
”ブブブブブブブ”美咲は、メールを確認する。
「あと3分続けたら、全部許してあげる。」
その内容に、美咲は、香織をみる。 頷いている香織がいた。
”これで開放されるなら..”美咲は、また自分の股間に手を伸ばし、ゆっくりと手を動かし始めた。
”3分、気付かないで..”美咲は祈りながら、股間をさする。
”早く...” 美咲は、ほっそりとした白い指をスカート上からではあるが、
自分の敏感な筋に合わせて、前後させた。
10秒ほどの時間が流れた。
ざわざわと教室が揺れる。 教室中の同級生が、美咲を見る。
”気付かれちゃったの...”
美咲は、指を動かすのを止める。恥ずかしさで、顔が赤くなった。
”嘘..嘘...”
教室での、自分の行為が、他人に知れたら...美咲は、愕然とした。
”””””””””
美咲、今教室で、オナってる
”””””””””
香織が、クラス中にメールを撒いていた。
目ざとい数人は、美咲が、スカート越しに指を動かしているのを見てしまっていた。
「ま、まじ!」井上は、授業中にも関わらず、声を上げていた。
美咲は、恥ずかしさで、死にそうだった。
「おい。なんだ! 静かに!」
先生もさすがに、何かあったのを気付いたようで、注意した。
「井上! 授業中だ。なんでそんな声を上げた?」
先生は、井上に近づく。
「え! 美咲さんが...」さすがにその後を口にするのは躊躇したようだった。
「美咲さん?」先生は、優秀で、真面目な美咲を全く疑わず、
井上の携帯を取り上げた。
「携帯は、没収するぞ!」先生が井上から、携帯を没収しようとした。
「困るよ。先生..」井上が、それは勘弁して欲しいと訴える。
「それじゃあ 美咲さんのせいにするな。何があった?」
美咲は、先生が美咲をかばおうとすることが解ったが、事実を明らかにされては困ってしまう。
真っ赤になりながら、俯いていた。
「美咲さんが、教室で、オナニーしてるから..」
井上は、さすがに携帯没収をさけるため、教室中に聞こえるように、答えた。
「お前は、馬鹿か? 美咲さんが、そんなことするわけ無いだろう!」
先生は、美咲に近づいてきた。
「美咲さん。 あなたも否定しなさい。」 先生が声を掛けてきた。
「....」美咲は、一瞬先生の顔を見上げたが、直ぐに俯いた。
先生は、その美咲の態度で、真実を悟ったようだった。
クラス中の生徒も、いたづらメールが、真実と解ってしまった。
「ほら、手を机の上に揚げないから、疑われるんだよ。」
先生は、まだ美咲をかばうように言った。
美咲は、のろのろと手を机の上に戻す。
クラスの男達は、その手を見て、美咲の行為を妄想していた。
女子達は、変人を見る目付きの者と、何か変な事になっていると想像する者がいた。
”3分だめだった..”美咲は、そう思いながら、恥ずかしさで、固まっていた。
先生が、また教卓に戻り、授業を始めた。
”ブブブブブブブブ” また美咲の携帯が鳴る。
「残念! リトライしなさい。」
その内容を確認する。
さすがに、美咲は、香織を見ながら、首を横に振った。
”また教室で、あんなところ触ることなんて..”
美咲は、自分の恥ずかしい行為を回りに認識されたことに絶望していた。
”ブブブブブブブブ”
美咲が、メールを確認する。
”ひ!”思わず声を上げそうになった。
「今すぐオナれ!じゃ無いとみんなに送っちゃうよ」
自分が、全裸で、オナニーしながら、京子のお尻を舐めている写真が添付されていた。
”私は、香織の言いなり...”
美咲は、また手を恥ずかしい場所に持っていく。
今度は、その様子を井上が、見ていた。
”見ないで...”美咲は、さらに恥ずかしさに真っ赤になりながら、
井上の視線を感じているにも関わらず、手を動かし始める。
”す、すげー”
井上は、その行為をまじまじと見ていた。
教卓上の先生が、井上の不自然な視線に気付く。
その視線の先には、美咲が座っていた。
教卓上からは、机の下で、手を動かしている美咲の行為がよく確認できてしまった。
美咲は、井上の視線を感じないように、俯きながら、手をゆっくりと動かした。
”見られてるのに、教室で、オナニーしてる”
指の感覚よりも、このシチュエーションで、美咲は、興奮していたのかも知れなかった。
”あああ..” 気持ちが高ぶると同時に、指の圧力が、高くなっていった。
実際の行為を、確認できる場所にいる人間は、井上の場所と、教壇だけであったのが、救いであったが、
また、何人かの生徒が、美咲の様子がおかしいことに気付いていた。
「美咲さん!」先生が、美咲に声をかける。
美咲は、ビクっとして手を止め、先生を見る。
教室中もまた美咲に反応した。
”見られてた?”美咲の恥ずかしさが、さらに募った。
「大学の推薦が取れたからって、周りのことも考えなさい。」
先生も1度の注意で止めない美咲に怒っているようだった。
それ以上の衝撃が、美咲の体を突き抜けた。
「オナニーは、家でしなさい。解りましたか?」
教室中が、先生の言葉に静まりかえってしまった。
「す、すみません..」美咲は、みんなの視線を一身に受けながら、つぶやくように答えた。
「それでは、徒然草の復習です。 つれづれなる.....」
古文の授業が、始まった。
美咲は、もうどうする事もできなかった。 教室中に自分の自慰行為を表明してしまっていた。
”恥ずかしい..”しかし、愕然とすることになった。
”ぶぶぶぶぶぶぶ”
「ほら、また始めなさい!」香織からの恐怖の声、いや 神の声が届いてしまった。
”もう嫌..”そう思いながらも、それ以上の写真を押さえられていた。
先生が、黒板に向かっている隙に、また手を股間に持っていく。
”今度見つかったら...”そう思いながら、自分の股間をさすった。
恥ずかしさからか、既に美咲の大切な部分は、十分に濡れてしまっていた。
”私..おかしいの?” 屈辱の行為を繰り返す内に、興奮している自分が恥ずかしかった。
今度は、直ぐに見つかってしまった。
先生は、振り返る際、美咲を一番に確認していた。
先生にしてみても、あの可愛い美咲が、教室で、オナニーをしていることに驚いていたのだった。
”美咲さん、また触ってる。”
美咲は、俯いており、先生に気付いていなかった。
”変だな..待てよ..”
あまりにも、美咲が、可愛すぎた。先生が、先生を放棄してしまう事由になりえてしまった。
「美咲さん前に来なさい!」教壇から、先生が、美咲に声を掛けた。
”見つかった..”
美咲は絶望に打ちひしがれながら、羞恥に顔を赤く染め、席を立ち上がった。