玲奈は、その顔に嫌悪感を覚えていた。静止を無視してスカートを直し、狩場に向き合った。
「就職はしたいですが、こんな事までして内定をもらおうとは思いません。」

自分で自分を馬鹿だと思った。世の中そんなに甘くない。続けて、
「もう良いです。裏口なんて悪いことして就職してもあとで後悔しますから。自分できちんと探します。失礼します!」
玲奈は、鞄を持ち、応接室を出ようとした。

狩場は、出て行こうとする玲奈を悠然として眺めながら、 一喝した。
「滝川さん。どこにも就職口は無いよ。K薬品に裏口入社するために、パンツ見せながら、蛙のまねする
学生に内定を出す企業は無いからね。」
痛烈な一言だった。

玲奈は、生涯で最も強い怒りを感じ、激高した。その美しい顔に似合わない言葉で狩場に対し、
「お前がそそのかしたんだろ、そんなこと誰も信じない!」と叫んだ。

狩場は、その言葉を予期していたかの様に、いたって冷静に話し出した。
「もちろんそうだろうね。あれが無ければ。」天井を指差しながら話しだした。
そこにはカメラがあり、赤いランプが点灯していた。

そのまま手元のリモコンを操作すると、応接室のテレビを付けた。
そこには、
「解りました。その代わり、必ず紹介してください..」と言っている玲奈と
それに続いて先ほどの痴態が映し出された。


蛙や、馬の姿をしている自分が映っている。遠隔操作していたのか、
玲奈のすらりとした足の付け根に白い下着が、しっかりと映っていた。

「まずは私のことを”お前”呼ばわりしたことを謝ってもらわないと。」
狩場は、完全に動揺している玲奈に向かって、冷ややかに言い放った。

玲奈は、明らかに動揺した。見せられた録画は、誰の目から見ても、
明らかに裏口を希望して下着を見つけているように見える。

このままでは、就職どころか、誰にも相手にされない人間に落ちてしまう。
「・・すみませんでした。就職は自分で見つけます。お願いですから、テープだけは返してもらえませんか?」
怒りを必死に抑え、狩場にお願いした。

狩場は、笑みを浮かべながら、再度、椅子に座るよう促しながら、
「きつい事を言ったが、僕は、嘘はつかない。K薬品には、責任を持って内定させるよ。もちろん、このテープも君の前で、処分する。」
と言った。
玲奈は、少し安堵し、狩場に礼を言おうとした時、狩場は、
「但し、お前呼ばわりの謝り方は少し足りないよね。」と言った。

元の席に戻った玲奈は、納得はできなかったが、素直に「すみませんでした。」と深ぶかと頭を下げた。
玲奈には、予想外の、狩場には当然の答えが帰ってきた。
「謝罪の方法を知らないようだね。事の重大さを気づけば、どのような謝罪が必要かわかるだろ。」

「どのようにすれば、許してもらえますか?」元から色白の顔をさらに蒼白にしながら、玲奈が答えた。

「そうだな。」と言いながら、狩場は、首を傾げて露骨に視線を移した。
良くある応接セットのソファーに向かい合わせに座っている。玲奈は、リクルートスーツを着ており、
普通にしていれば問題ないが、首を傾げられてスカートを見られると、中をのぞかれる恐れがある。
立場が立場だけに文句も言えず、あわてて、手を添えてガードした。

「とりあえずこれを持って。」机の上にある白紙の紙を差し出した。
玲奈は、嫌悪を感じたが、片手でスカートを抑えつつ、渡された紙を受け取った。
「上からの指示だよ、賞状だと思って両手で受け取るべきじゃないの。」狩場の魂胆は、見え見えだった。

「で、でも。」さすがにスカートの中を見ているからとは言えず、躊躇した。
「もう一回確認する?」狩場は、先ほどのリモコンに手を伸ばした。
どちらにしろ録画されてしまっている。玲奈は、動揺で、事の顛末を理解できなかったが、
逆らうことができない事は解った。

玲奈は、覚悟を決め、目をつぶり、両手で紙を持った。
必死で足を閉じたが、その細く、長い足では、隠すことができていないことは、想像できた。
「そう。それが正しい紙の受け取り方だ。そのまま動かずにこちらを見なさい。」
”ただ紙を持っているだけ。”そう思うことにしたかったが、これでは、
見てくださいと自分で行動しているのと変わりない。

恥ずかしさと悔しさを感じながら、そっと狩場を見た。
「嫌。見ないで!」思わず声を上げてしまった。明らかに、狩場は、玲奈の顔とスカートの中を 交互に見比べている。
「何を?」狩場は、遠慮など無い様子で覗いている。
「..スカートの」玲奈は、歯切れ悪く答えた。

「見ないで?どこを?こっちが遠慮してるのにその言い方は無いだろ。失礼な。その格好のまま、”見てください”とでも言ってみろ」
狩場の要求は、玲奈にとって屈辱だった。既に隠す事もできず、露呈状態にもかかわらず、さらに”見てください”
とは、言えない。

玲奈は、視線を落とし、体を硬直させる。数秒の無音の時間が流れた。

「私を待たせる気かね。」沈黙を狩場が破った。
玲奈は、絶望的だった。テープを返してもらわないと。その一心だけだった。
「..はい、見てください。」

両手を前に持ち上げ、自ら、見せてはならない場所を、見てもらうためにお願いをしている。
さぞや満足だろうと玲奈は、視線を狩場に移した。

狩場は、一点を凝視している。そして、つぶやいた。
「お願いするくらいなら、もう少し見やすい様にしてもらわないと。」
玲奈は、即座に、足を広げろといわれていることが解った。
もう従うしかない。5cmほど、ゆっくりと足を広げた。白い足の中に光が差し込み、
狩場の位置からは、もう首を傾げることも必要ない。

足を揃える力が分散したのか、玲奈の気持ちからか、両膝が小刻みに震えていた。
同時に、玲奈は恥ずかしさで赤面している。
1人の聡明な、女性がソファーに座り、前ならえの格好をしながら足を広げている。
狩場は、内心細く笑みながら、エスカレートした次の指示を実施に移した。

「楽にしたまえ。男は、このチラリズムが好きなんだ。勉強になったかい。」
玲奈は、すぐに姿勢を戻し、スカートに手を置いた。そして、
「勉強になりました。テープを返してください。」と狩場に懇願した。

狩場は、要求には答えずに、「勉強できたなら復習が必要だな。」と、今度は、
玲奈の胸元を凝視した。玲奈は、視線を感じつつも気がつかない振りをしていた。
狩場は、続けて、
「そう。たまに胸元が開いている服の子が、屈んだりした時って、あれもいいチラリズムだ。
私が、相手役をやってあげるから、滝川さん、勉強してみなさい。」

玲奈は、あまりな要求に息を呑んだ。そんなことはできない。考えをめぐらせ、回避する方法を思いついた。
”今日は、リクルートスーツ。第一ボタンもはずしてないし、屈んでも問題ない。”
「解りました。勉強してみます。」

狩場の前に立ち、胸を押し出すように屈んだ。ところが、実際に行動に移して見ると、ブラウスにブラの形が、
くっきりと移り、あらわもない姿だ。
玲奈は、自分がどんなことをしているのかを、認識し、急に恥ずかしくなり元の位置に戻ろうとした。

「ストップ!」狩場の声が掛かった。玲奈は、自分の回避案が、余計悪い方に行ってしまって後悔した。
玲奈の胸は、Cカップ程度ではあるが、普通にしていても、細身の体のため、実際より大きく見える。
さらに屈んでいるため、より強調されていた。

玲奈は、恥ずかしさに赤面しながら、その姿勢を取り続けなくてはならなかった。
「十分に勉強できました。姿勢を戻してもいいですか。」玲奈は懇願したが、狩場は、許さなかった。
「いい眺めだ。けれど、ブラウスが邪魔だな。そのままの姿勢で、上からボタンをはずしたまえ。」
ブラウスを着ていても、あられも無い姿である。玲奈は、その要求に絶句してしまった。

「..それだけは、できません。」やっとの思いを狩場に伝えた。
「やりたくなければ、用は無いから、帰ってもらって結構。」狩場は、わざとらしくリモコンを見せつけながら、
はずかしそうにうつむいている玲奈に向かって言った。

玲奈は、そのリモコンを見ながら、もう逆らうことはできないと思うと、ついに感情が抑えられなくなり、
涙が頬を伝った。狩場を見上げると、無言の催促をやめない。

玲奈は、泣きながら、ボタンを外していった。狩場には、ブラウスで隠れていた白く、やわらかそうな胸元が、
良く見えた。可憐な顔を涙でぬらしながら、目の前で、自ら、胸の谷間をあらわにして行く。
ブラウスの上部のボタンを外し終わった玲奈は、狩場の視線を確認すると、泣きながら、
「復習させていただきました。」と言ってソファーに座り泣き崩れた。

それでも狩場は、この場を終わらせようとしなかった。
泣き崩れる玲奈を横目で見つつ、「チラリズズムも飽きたな。そのリクルートスーツ全部脱きなさい。」
と命令した。

玲奈は、その声が聞こえていたが、あまりの命令に、体を動かせずにいた。
狩場は、手に持ったリモコンを操作し、玲奈の
「..はい、見てください。」と下着をあらわにするシーンを延々と回し始めた。
玲奈は、自分の録音の声を聞きながら、

「もうやめてください。」と懇願した。

狩場は、その様子を見ながら、「早く脱げ。この淫乱裏口希望者!」と怒鳴った。
玲奈には、なすすべも無かった。どちらにしろ、このテープを返してもらうまでは、従うしかない。
のろのろと立ち上がり、ゆっくりと一枚また一枚と脱ぎ始めた。

そして、ついに下着だけの姿になった。
玲奈は、天井を見上げ、カメラのランプが点灯していることを確認した。
”もうこの姿も録画されてしまっている。従うしかない”この先どんなことを要求されるのか、
考えるだけでも恐ろしい。玲奈は、男を知らないだけでなく、彼氏を作ったことも無い。

電車の中刷り等で、たまにいやらしい姿をしている女性を見たことはあるが、嫌悪感を覚えるだけだった。
それが、今、自分が男の欲望の対象になっていて、断ることのできない。それが、何よりも、屈辱だった。
もう、避けようがない。下着1枚の姿で、絶望の妄想を繰り返していた。

「こっちを向いて、しっかり立てよ。」狩場が言った。
玲奈は、狩場の方を向き、恥ずかしいそうに片手で胸を腕で抱き、もう片方の手で、下着を押さえている。
狩場は、玲奈の下着姿を満足そうに見ていた。思った以上のスタイルだった。
いらやしいを通り越し、美しい玲奈をいじめ抜きたいと思った。

「どうだい?今の気分は?変態でもなければ、こんなことしないよな。
以外に好きなんじゃない?」狩場は、玲奈の羞恥を煽るように続けた。
「その下着も脱ぎたくて仕方ないんだろ?淫乱女。」

玲奈は、絶句した。”淫乱なんかじゃない!”考えたたくも無い、やってはいけない行為。
しかもこの姿は録画されている。それだけは避けなければ。
「..そんな、それだけは、できません。お願いします。許してください。」
どこまで続くのか?いや、どうななってしまうのだろう。恥ずかしさと絶望の中で、
だた今は祈るしかなかった。

「全裸になりたくないのかね?君が望まないなら敢えて私も要求はしない。まあ掛けたまえ。」
玲奈は、その返答に、若干の希望を見出し、下着の姿で、ソファーに座り、
懇願の表情で狩場を見つめる。
「淫乱にも羞恥心があるようだね。但し、裏口希望の罰は、受けてもらわないと。
一生懸命、就職活動している友人が気の毒だからね。」

おそらくこの学校で、最も、努力している当人を目の前にして、就職を阻止している狩場が、続けた。
「両足もそのソファーに載せて、足を広げてみろ。お前が最も見せたい場所だろ。」
玲奈は、その言葉に戸惑った。いくら下着を取らなくて良くても要求には、答えられない。
ただ、首を横に振り続け、拒否の反応をした。

「できないのかね?それじゃあ、何で下着の格好で私の前にいる?
帰りたければ帰ってもらってかまわないのだが?」
玲奈は、その言葉に反応するように両足は揃えたままだが、のろのろとソファーに載せようとした。
「おい!やりたくないんじゃないのか?」やっと観念した玲奈に向かって、わざとらしく狩場が訴える。

「..はい。でも..」羞恥の限界での気持の葛藤で、どうしていいかわからない。許してもらえるのか?...
そんな訳はなっかた。
「やりたいなら、まずお願いするんだろ。
”布越しで申し訳ありませんが、私の性器をご覧ください”ってか?」

「...」玲奈にとってその言葉は、聞くのすら忍びない。まして自ら口にすることなどできなかった。
「やっぱり、全裸になってからでないとできないか?そうだよな。良く見てもらいたんだろ。」
狩場の、要求に従わないければ、最悪の事態になる。なんとしてもそれは避けたい。

「..下着のままでですが、ご覧ください。」どうにか口にすると、どうにか両足をソファーの上
に置き、若干ではあるが、足を広げた。

「何を見て欲しいか解らんな。パンツならさっき十分に堪能させてもらったが?やり直し。」
玲奈は、狩場の要求に対し、羞恥で体を震わせながら実行した。