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窓門会文庫 

落語と狂言の交わり江戸落語風俗抄落語の中の古文問答噺のような話落語の中の江戸生活学まるがお通信 | 弥助のギリシア教育論



平成15年1月(睦月篇) 

小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
”御慶”
 日記も二年目に入る事になりました。
 圓窓師に「量より質の落語を聞くようにします」……、何て言っちゃって。
 どうなりますやら……。


1月4日(土)第17回『シーハイル寄席』 北とぴあ 18:00〜
 葛飾盲学校卒業生のサークルと圓窓師が出会って始まった会。
 歌手の橋本のぶよさんの歌から始って、シーハイルの皆さんの歌声も。
 後半は有志の落語、馬寿之亭流上[牛ほめ]。紫煙亭白鳥[二人ぐせ]。お二人と
も上手くなりましたネ。
 萬窓師[お花半七]、圓窓師[俵相撲]。
 終演後、吉窓師も合流して、舞台で花束贈呈にて終了。
 また、天使の声を年頭に聞けて幸せ。
 次回16年1月11日、夜、予定。


1月17日(金)『池袋演芸場・ニ之席』      12:30〜
 この公演は圓窓師の出演あり。(13:00〜)
 12:15頃、初花さんが外のモニターに写ってる。まだ余裕のある席数。
 小太郎さん[家見舞]、扇辰師[つる]。
 三味線片手に紫文さん「長谷川平蔵シリーズ」を。
 燕路師[狸の札]、さん八師[?](演目失念)、扇橋師は漫談、手品の世津子さ
ん、
 文楽師の漫談。
 三語楼師[看板のピン]、アコーディオンの近藤しげるさん「雨情あれこれ・赤い
靴」。
 圓窓師[羽団扇]。
 終ってロビーへ。漫才の順子先生が楽屋入り。本日、ひろし先生が風邪気味でお休
みとのこと。大ファンの私は思わず胸に手を当ててお話を伺う。どこにいても大きな
声ですネ。
 圓窓師を待つ間に小せん師が終って中入り。
 うん平師[反対俥]、〆治師[替り目]、文朝師[子ほめ]。
 志ん五師[長短]、気の長〜いのにいら立ちさえ覚え、笑う。
 にゃん子・金魚さんの漫才。
 トリは小三治師の代演でこん平師。16:30終演。
 この池袋演芸場、和服で行くといい。割引がありました。


1月18日(土)
 AM5:00に愛猫”紋”が旅立ち。18.5歳。
 カルが窓門会のお手伝いをするようになって6年。いつもそばで夜中まで付き合っ
て封筒の山を歩いてた。超淋しい!”元猫”で人間になって戻っておいで! ネッ。


1月19日(日)
 四九八句会。大塚のスナック・純子(16:00〜)
 句会も二度目の正月を迎え、会員の純子(まど香)さんのお店をお借りして、席題
「おでん」「セーター」「かまど猫」の三句をひねり出すことになった。
 初参加2名を含め12名。宗匠から昨年の各自の最高句の選句発表。投句賞や、席
題の評、、、とにぎやかに進行。あとは飲めや歌えのドンチャンさわぎ。
 カルは”紋”を看取った徹夜明けにて極限の疲労。千恵さんにサポートをお願いし
て、酔っ払いのカルを家まで送っていただくやら、師匠にまで見舞いの留守電いただ
くやら、ありがとうございました。幸せ幸せ!


1月20日(月)
 横綱の貴乃花引退。30歳。
 土俵人生15年、初優勝した日、中野新橋へ飛んで行った想い出もある。たくさん
の感動ありがとう。


1月22日(水)『三鷹井心亭』         19:00〜
 数えて94夜。15年初の会。お茶室を開放しての高座。
 すい平さん[若・貴]と題して小咄連発。
 駿菊師[鶴亀]って演目で出てたけど前半は[御慶]。落ちにツルとカメが出て来
て、どっちにしても目出度い。
 たい平師[禁酒番屋]。
 中入り。
 たい平師[文七元結]。博打好きのお人好しの長兵衛像をくっきり出して、めでた
し、めでたし。
 22:10 終演。


1月23日(木)
 雪! 今年になって6度目。会員名簿の確認のFAXを大蛇さんよりいただいてる
ので返信。


1月24日(金)
 ”落語の友”を待ったけど、仕上りが確定しない様子。円窓師と相談して年頭の小
窓情報とカル日記と一門のスケジュールを記して送ることにした。
 会員の皆さん、ぜひ入会のお誘いを。


1月25日(土)『本牧五人会』      日本橋亭 13:00〜
 奇数月の最後の土曜日が定期の会。
 前座の才ころさん[時そば]。
 馬生師[ざる屋]を終って「初出」という舞を。梯子から下を見下ろして出初式。
 馬桜師[白子屋政談]。今回を発端として七月の会までの長〜い話! 終って「ぎ
っちょんちょん」をひと踊り。
 吉窓師[ねずみ穴]。すっかり自分のものになってるッ! 終って「茄子かぼ」を
踊って中入り。
 小ゑん師[千早振る]。この会では久しぶりの古典?
 正雀師[質屋庫]。
 何ともおせち料理の中身のような美味しい会でした。16:40 終。


1月28日(火)『二つ目勉強会』        18:30〜
 朝、歯磨中にさし歯ポロリ。12:00に歯科へ。
 気を取り直して、夜、この会へ。前座の亜郎さんが終ったところで入場。
 志ん五師、一朝師も客席へ。
 志ん太さん[狸さい]。枕で鹿芝居の裏話を聞く。
 文ぶんさん「天災」。
 窓輝さん[壷算]。枕で受け、本題の入りもスムース。客席の笑いが多かった。
 中入り。
 二つ目ホヤホヤの喬四郎さん[浮世床]。
 三三さん[大工調べ]。お裁きの場面まできっちりと。
 皆さんがいつも以上にいい出来だったと思うし、お客さんの多かったことだし、二
つ目好きのカル、サイコーッ!


 今月は婚約、結婚のニュースが多い。
1/20”やわらちゃん”とオリックス球団の谷選手。1/27フジTV人気ドラマ
「ショムニ」の江角マキコさんと同局ディレクター平野眞さん。1/28梨園のプリ
ンス染五郎丈と同級生関園子さん。そして、相撲界では新横綱朝青龍誕生と同時に結
婚!青き狼がチンギスハン、でしたネ。
 マ、明るいニュースで一月が終りました。


>> 2月の窓門の動き <<


2/6 (木) 五人廻しの会 (萬窓)  日暮里サニーホール
2/7 (金) 両国寄席 (吉窓)  両国亭
2/8 (土) ざま昼寄席 (吉窓)  相生台前ハーモニーホール
2/9 (日) 両国寄席 (萬窓)  両国亭
2/11(祝) 日暮里特選落語会(吉窓)  日暮里サニーホール
2/17(月) 板橋落語会 (萬窓)  大山文化会館
2/19(水) 西武コミカレ (圓窓)  池袋西武
2/23(日) 福治ひとり会  (吉窓)  池袋演芸場
2/28(金) らくご ℃  (萬窓)  池袋演芸場
                       詳しくは事務局へお問い合わせを。

2003・3・16 UP








平成14年12月(師走篇)

小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
”忠臣蔵”の師走
 冬薔薇が一輪
 マリーアントワネットの化身のように
 高貴に風に立ち向かって
 今年のカル日記も終ります
 2003年が平和な年になりますように


12月1日(日)『寄席手本忠臣蔵』 国立演芸場 初日。
 カルは、いつ行こうかな。


 今日、出かけたのは、第8回『扇辰日和』なかの芸能劇場 18:00〜
 昼まで冷たい雨。いつもより30分早い開演。
 前座、さん角さん[垂乳根]。見ているだけでふんわり笑ってしまった。
 扇辰師[厄払い]。与太郎さんの表情にハマってしまい、大豆を食べる頃は泪が出
てくるほどおかしかった。
 中入り。
 寒空はだか「真空ギター」。三三さんに顔が似ていると思ったけど、不思議な芸。
 扇辰師[蒟蒻問答]。
 博子さんというより和歌子さんの方が有名になったおかみさんと、カルは久し振り
に漫才もどきを。


 東北新幹線「はやて」96.6km開通。
 敬宮愛子内親王、満一歳の誕生日。スマイルベビー!
 教科書問題"家永裁判"の家永三郎氏、永眠。


12月2日(月)
 吉窓師より窓門会の新会員の報告をいただく。「国立演芸場の初日、大入りだった
」と聞く。良かった!
 郵便局へ封書30、カレンダー2。大蛇先生へ原稿を発送。


12月5日(木)『寄席手本忠臣蔵』    国立演芸場 12:45〜
 前座、り助さんの[転失気]。
 コンバットマーチに押されて窓輝さん[十徳]。
 世之介師、左橋師の茶番[山崎街道(五段目)]。軽妙な動きとセリフで。
 吉窓師[権助芝居]。「今年のお軽は牡ダンベ!」の落ち。
 左橋師[蔵丁稚(四段目)]を。
 講談の春水さん[義士銘々伝]より。
 馬生師[七段目]で中入り。
 久美さんの奇術[南京玉簾]も。
 世之介師[淀五郎]。
 俗曲は小菊さんで「ドンドン節」から[越後獅子]で忠臣蔵を通しで紹介。
 圓窓師匠[徂徠豆腐]。マクラも忠臣蔵絡みをかなり盛り込んでじっくりと語り込
む人情噺に。
 終ると、めくりに三三さん、高座舞「鑓さび」。
 暗転で、雪降り討ち入りの衣装で総踊り「二ツ巴」。
 終ったところで圓窓師が"吉良さま"になっての茶番仕立て。目出度く討ちとって
終演、16:30。泉岳寺のお墓も喜んだでしょう。
 ここで、忠臣蔵の聞きかじり情報を。
 @ いろは47文字、七文字ずつに並べて下端(沓)を抜き出して読むと、「咎な
  くして死す」。無実の罪で死んだ柿本人麻呂が怨念をこめて残した暗号だったと
  か?
   いろはにほへ「と」
   ちりぬるおわ「か」
   よたれそつね「な」
   らむうゐのお「く」
   やまけふこえ「て」
   あさきゆめみ「し」
   ゑひもせ「す」


 A 仮名手本忠臣蔵の大序(一段目)の柝は四十七士にこだわって、47打つとこ
  ろから始まる?
 B 吉良殿は赤穂の良質の塩がほしかったので、塩にからんで塩冶判官?
 C お軽さんは顔世御前の妹? 絶世の美女姉妹とくれば、今じゃ叶姉妹?


 オー、この師走の忙しい時に! 先ずはこれにて!


12月7日(土)
 二十四節気の大雪。冷たい雨の一日に。
 さて、今日の”日本の話芸”(NHK教育TV 13:45〜)、雲助師[付き馬]。
 これも一種のミイラ取り。
 続いて”ようこそ先輩”(再)。先生は浪曲師の国本武春さん。
 千葉県下総町滑河小学校6年生22名を相手に。浪曲師を両親に彼12歳にて初舞
台。学校へは家から1分の所。
「たっぷり」「名調子」「日本一」に押されて唸る。
 語りでは「オーバーに」「大声で」と。和製オペラ、ということ?
 生徒はそれぞれ身近な喜・怒・哀・楽を盛り込んだシナリオを作って演じる。
 自己表現して子供達がドンドン明るくなる。
 先日の句会、「義士一般」の兼題で、私の頭の中は彼のロックのリズムがいっぱい。
 駄句だけど、「義士伝を唸る武春ロック調 花留」
 それから一週間目。何ともこの一句、可愛くって。


12月9日(月)
 静かさで小窓を開けると、雪。天気予報当り! 12月の積雪は東京で11年ぶり。
 皇太子妃雅子さま、39歳に。結婚10年目。


12月10日(火)
 ノーベル賞の受賞式。小柴昌俊博士、田中耕一氏。対称的と思われるお二人の共通
点、お見合い結婚と自然体かなァ? たぶん小柴博士、頑固ジイでは? だっていま
だに煙草は両切のゴールデンバット。私の父も亡くなって、あの世まで持参した!
 落語もお好きらしく、このタイプの共通。
 落語が好きで、好きなことを仕事にしてる方々よ。「ウン、ノーベル賞でも!」て
なことはナイことも、ナイ! でも好きなことを持たないことには夢も叶わナイ!
 元巨人軍の千葉茂さん逝く。カツカレーと背番号「3」(二代目)を残して。83
歳。


12月12日(木)
 来年1/18の第284回・国立演芸場・花形演芸会のチケット電話予約日。10
:00〜かけまくる。10:37分、電話中に完売を告げられる、何てこった!
 屋根から滑り落ちる雪が目の前でハジける! ビックリしたナモー。


12月14日(土)『落語ワークショップ』
                     中野坂上のアトリエ樹 15:00〜
 1日目のテーマ「謎掛けのテクニック」
 先ずは講師、圓窓師のテーマ説明。
 萬窓師[つづら泥]。高座では余りかからない噺を明るく一席。
 窓里師[貧乏神]。
 圓窓師[俵相撲]。雷電、谷風、小野川の技比べ。
 今日のメイン、三人の師匠とお客の参加もあって「○○と掛けて、××と解く、そ
の心は△△」を作ってみるとあって、客席は大ブレイク。高座と客席のキャッチボー
ルが楽しことといったら。
 お客から「クリスマスとかけて」「カーディガンと解く」といただいて、その心だ
けを三人が考えるという変形に挑戦。ウーン! いい心なし。噺家の惨敗。
 18:00に終ってミニパーティーへ。
 三師を囲んでお話し中、申し訳ありません、カルはこの会ここまで。中野へ。


『注文の多い落語会』         なかの小劇場 18:50〜
 四人の演者が各自持ちネタ五題の中からお客に選んでもらって演ずるという。何が
 出るやらお楽しみで、21:50に終演。


12月15日(日)『落語ワークショップ』
                     中野坂上のアトリエ樹 15:00〜
 アトリエ樹は初めてという岩沼さんと12:00にJR東中野駅西口で待ち合わせ。
 ところが、出る前にちょいとハプニングがあり、15分でメーク、ヘア、着付を。
やれば出来る!
 少し早目に会場へ。早々とグッズを購入してくださる方も。窓門会員の小田原の長
田さん、青木さん。荒木さんにも再入会していただく。
 定時にスタートで満席。
 圓窓師の挨拶から、窓輝さんの[孝行糖]。マクラで湧く。
 吉窓師、小ゑん師作の[ぐつぐつ]。屋台のおでんのネタがお喋りをする。聞いて
て思った「アー、わたしゃ、いか巻きにならないようにしょっ」と。楽しかった。
 圓窓師[徂徠豆腐]。このところ何度も聞いた噺だが、ラストに息を飲む。
 次は本日のテーマ「紙芝居に親しもう」。
 最初、落語紙芝居[ぞろぞろ]の絵だけを順番に見せてストーリーを想像させる演
出。そして、あとで窓輝さんが語りを入れて見せる。
 終って、14枚の[ぞろぞろ]の絵の中から窓輝さんと吉窓師が各4枚づつトラン
プのように抜いて、「その四枚の絵で一席の話を作るように」と圓窓師から命じられ
る。
 その間、客席から選ばれた女優を目指す麻里耶さんが指名され”ネコのお母さん”
の紙芝居をやる。声もしっかりしていたし、絵も生き生きしててよかった。
 さて、お二人の話は、というと。アッと驚くオチに、流石、プロ。
 ミニパーティーへと移る。
 あちこちに小さなグループが出来、談笑!
 2日間、圓窓師とお弟子さん達のリラックスした、笑いの多い会でした。
 落語が初めてという若い人達も多く、この会から落語にハマって下さることを願い
つつ、ハネ。


12月17日(火)『窓輝・天どんニ人会』
                        お江戸日本橋亭 18:30〜
 今日は客席も若い! 
 さん喬門下のさん市さん[家見舞]。
 窓輝さん[近日息子]。
 天どんさん、兄弟子白鳥作[かっぱの恩返し]。鶴を河童に置きかえて、とも言え
ず、混乱!
 中入り。
 窓輝さん[ぞろぞろ]。
 天どんさん[引越しの夢]。好きな噺の一つだけど、動きが何とも糸のからんだマ
リオネット風。
 帰りに宇田川さんとお会いする。お手紙をいただきっ放しでお詫び。
 帰り、地下鉄で千馬親子、岩沼さん、トシさんとガン首そろえて、反対方向へ。ハ
ハハ、またか!


12月18日(水)『たい平のお笑い上陸作戦』
                         日本橋公会堂 19:00〜
 水天宮で待ち合わせ。時間を間違えて早く着く。
 コーヒー飲んでるところへ、たい平師。ヘアスタイルに大笑い!
 メインの[芝浜]まで、ステージは若いコンビの漫才”キャンキャン””北陽””
ホーム・チーム””アンタッチャブル”
 中入りのロビーは、若いコンビがお目当ての集団。
「北陽」と聞いて、講談の現山陽先生と思い違いするオバさんの多かったこと。私は
知ってましたヨ、NHKのオンエアーバトルを見ましたから。
 中入後は、スライドで息抜きして、[芝浜]へ。
 終ってなぜか「物足らない」を繰返して友人と別れ、地下鉄へ。
 三鷹駅へ10:30着。改札口を出ようとするとき、井心亭の落語会帰りの友人を
見つける。その前には花緑師と談春師! 超ラッキーな日でした。


12月22日(日)『扇辰・喬太郎の会』
                          池袋演芸場 18:30〜
 開場30分前に長蛇の列! どこまでエスカレート?
 前座、朝也さん[転失気]、さん角さん[子ほめ]。「前座が二人」はX'mas
プレゼントか。
 扇辰師[厄払い]。喬太郎師自作の[すみれ荘・・・]。
 中入り。
 一席目でこわれちゃった喬太郎師匠、酔っ払いのふりで即[代り目]。
 扇辰師[算段の平兵衛]。カル、高座で初めて聞いたネタ。志の輔師の新作[屍の
行方]とストーリーが同じ。原作者の清水義範さんはこのネタを知っていたのか?
 21:05終演。
 外で馬遊師、小駒さんを見つけ、数人で囲む。


12月23日(月)『吉窓・窓里ニ人会』
                          鈴本演芸場 13:00〜
 12:40着。
 両師匠の出迎えにて客席へ着くと、すでに2/3は埋っていて、開演中も、人が増
えて、満員、立見となる。
 前座、ゆう一さん[子ほめ]。
 喜せんさん[紙屑屋]。
 ゆきえ・はなこさんの漫才。ネタは変らないけど楽しい。
 窓里師[転宅]。マクラは危ないネタだったけど、大笑い。
 中入り。
 食いつきは小せん師[町内の若い衆]。師匠、ホクロ、取ったんですか?
 世津子さんの手品。人を喰ったおしゃべりは楽しい。
 吉窓師[蒟蒻問答]。声の張りが良くていい。終って、「ヨッ! 待ってました」
の高座舞い「かんちろりん」。
 16:00終演。
 吉窓師、窓里師ともに、やっぱり明るいネタはとてつもなくいい。
 古川、北澤、吉澤、宇田川、千馬親子、小島、てん子、トシ、木ノ島、後上(敬称
略)、嶋先生とシーハイルの皆さん、お会いできた皆様、ありがとうございました。
 28日にお会いする方はまた。
 その他の皆様、また、来年もいい年でお会いできることを願って。
 このこと、円窓師へ報告方々、FAX。


12月26日(木)
                    四九八句会。オフィス樹 16:30〜
 心臓がバクバクした一年間の句会、俳句は可もなく不可もなく、ってとこで、本日
の兼題「皮衣(裘)」。席題なし、当季雑詠3句にて、11名。
 口惜しいけど、円窓師、吉窓師が高得点!
 終って、木の葉さん自慢の馬頭琴の演奏と説明。ついでに体験させていただき、楽
器は弦が少なくなるほど難しいことを実感。
 帰り道の公園の池は、木の葉を浮かべたまま凍ってた。


12月28日(土)『年末特別興行』   鈴本演芸場 18:00〜
 早目にと、御徒町駅北口に享子さんと待ち合せ。
 2:40頃、市馬師にお会いする。「舞台を作る」とのこと。
 開場1時間前に会場へ着くと、すでに長蛇!
 前座、彦丸さん[一目上り]。
 吉窓師[七段目]。
 市馬師「赤垣源蔵」をたっぷり唄いあげる。
 正雀師[中村仲蔵]。
 小円歌さん「かんちろりん、ドンドン節、他」で中入り。
 鹿芝居正雀作「雪の吾妻橋」。忠臣蔵討ち入りまでの岡野平右衛門とお松の恋。平
右衛門の実の母お兼の戸惑い。なかなかの演技。吉窓師はお松の父役で、まげ姿は別
人! 人情芝居は幕。
 扮装のまま「木遣くづし」を吉窓師、正雀師のお二人から佐助さん、歌る多師。市
馬師、志ん太さん、菊朗さんで終る。
 出演者の手拭い投げ。飛んで来そうもない席にいたのに、目の前から落ちてくる。
 ラッキー! 焼肉のタレのお土産つきで「楽しかったわネ」を連発して鈴本を後に。


 ということで、カル日記を一年間、好き勝手にやらせていただき、円窓師、大蛇先
生、モカさん、そしてお名前を出させていただいた皆様、ご協力感謝!
 そして応援のお便りを下さった方々、心強かったです。
 今後とも窓門の皆さんの応援よろしく。
 落語会でお目にかかれる日を楽しみに。
 良いお年をお迎え下さい。
                   平成十四年 大晦日 事務局飛脚方 カル
         
 2003・2・6 UP








平成14年11月(霜月篇)

小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
 無患子(むくろじ)の実拾って硝子の器に入れ振ると
 カラカラと鳴る
 しぶとく咲いた白粉花も実をつけて
 鈴なりの柿 緑色の夏みかん
2002年も あと61日!


11月1日(金)
 昨日(10/31)、三鷹駅構内で、鯉昇師を見つける。その帰りには、はん治師
を。
 高座では個性的な方なのに、人波に溶け込んで、ただの人。当り前と言えば当たり
前。
 今日、曇り空。
 窓の外で猫の親子。子猫に小ネズミを食べさせ、親猫がしっかり見守っている。掌
に乗るくらいの子猫なのに、もうネズミを。
 ジャイアンツの松井秀喜さん、FA宣言。アメリカ大リーグへ行く男の夢、頑張れ!
28歳!
 円窓師より「駒札、出来上がり分あり」と連絡いただく。


11月2日(土)
 12月の国立演芸場の上席のチラシと駒札28個が、8:30に宅急便で届く。発
送準備でも、一寸ため息。


11月3日(日)
 品川宿、六行会寄席出演、三三さん、萬窓師。正朝師のチケットを品川の谷口さん
へ行って戴くことに。萬窓師久し振りにとおっしゃったので。
 文化の日。
 昭和21年11月3日に米国の作った憲法にて戦後がスタートした、と言えるかも。
 この憲法が女性を強くしたんですかネ。自由とか平等を考え違いをしないように。
 そりゃ人間、自分が一番可愛いけど、相手の事も考えられる余裕も持てるといいナ。


11月5日(火)
 窓門会員への発送用のチラシが午後に届く。会員さん向けの作業開始。時間との闘
い! 「コーヒー小咄」の本の発送は手が掛かる。何部か郵便局へ持参して、切手購
入し、貼る。この作業、以外に手間取るが、いただいた時のことを考えて必死に貼る。
 PM4:30、郵便局員さんがカウンターより出て手伝ってくれる。
 まだ、半分は残っている。駒札の追加、師匠へFAX。


11月6日(水)
 午前、午後と、郵便局へ二往復。発送が終わった喜び、それに、キッチンが少し広
くなった。
 7時すぎに千恵さんより「14日の泉岳寺に行きませんか」とお誘いをいただいた
けど、他用あり、残念!


11月7日(木)
 吉窓師へ入金状況を伺ったついでに、「窓里師との鈴本での二人会が12/23に
決まった」こと、「12/28の鹿芝居、ちょっとだけだが出ます」とのこと、「国
立上席は4〜9日に出演」とのことなどを聞く。


11月8日(金)
 12/18の『たい平のお笑い上陸大作戦・日本橋公会堂』のチケット代を振込に
吉祥寺あさひBKへ。
 夜、12CHTV”だれでもピカソ”にて、ふじ子へミングのピアノ、カンパネラ
の演奏の素晴らしさ、生き方の純粋さにまたまた感動! 60歳を過ぎてメジャーに
なったけど、ピアノを弾いて弾き抜いた手の力強さ。彼女いわく「芸って恋すると駄
目になる」と。「でも、今、恋してる」って。


11月9日(土)『ミックスらくご会』 三鷹芸能劇場 18:45〜
 JR三鷹駅から徒歩一分。駅から見えるのに迷う人が多いのは? 
 先ずは芸協の文治門下の前助さん[元犬]。なかなかいい話っぷり。聞くところに
よると、芸協に入る前は談志門下で、現在、芸協の最古参前座だとか。
 続いて菊朗さん[喧嘩の芝居]、三太楼師[小言幸兵衛]。
 中入り。
 喬太郎師[純情日記横浜篇]。学校寄席で相馬へ行った話をマクラに。落研時代の
作品なのに、[黄金餅]を思わせる横浜の町案内。何度聞いてもオチが好き。
 トリは世話人肝入りの小満ん師[盃の殿様]。寄席では余りかからない噺をきっち
りと。21:20終演。
 帰ってTVで「サインはV」で活躍した范文雀さん、11/5に亡くなっていたと。
 54歳。寺尾聡さんの元夫人。


11月10日(日)
 NHKTV「課外授業・ようこそ先輩」(6:10〜)。立川志の輔師、出身地富
山県放生津小学校の一学級35名の先生になって。
 日々の暮らしの中から”間”を見つけることから、カメラを意識している子供たち
に方言をいれて、志の輔流とも言える語りで、一日目終了。
 二日目、ビデオで”間を見つける”宿題の発表から。大人の世界にない子供の世界
から見た”間”の見つけ方の見事さ。落語の面白さの原点。
 思い出して改めて圓窓師のVTRを見ることにする。野村先生との話上手、聞き上
手の対談は心地良い。
”課外授業”再放送(土)NHK教育TV、日本の話芸の後にあり。


11月11日(月)
 沖縄より窓門会への入会依頼あり。


11月12日(火)
 窓輝さんより「12/17のチラシ送る」との連絡あり。


11月13日(水)
 吉窓師へ、入金状況を伺うことと、諸費の請求を問う。


11月15日(金)
 金曜日の12CH7:00〜は、ポチタマという犬と猫が主役の番組。
 8:00〜「赤っ恥、青っ恥」。今日の収穫はつむじの役目。頭の水を流すためで
すと。
 9:00〜「誰でもピカソ」。結構カル的にはまってる。テツ&トモ、林家いっ平
師の真打の様子、そして、アンサンブル、プラネタ。知らなかったナア、女性四人の
ソプラノでクラシックをアカペラで。澄んだ秋空の声。
 新発見!10:00〜「芸術に恋して"俳句"」。収穫は「不易流行」という言葉、
かな。


11月16日(土)
 圓窓師の母校OBグループ「文落連」の会が池袋で。12:40着。用を済ませて
帰る予定だったのに、ふく料理まで。ごちそう様でした。
 阿久津事務局長にはお会いできず残念!
 圓窓師より駒札36名分預かる。


11月18日(月)
 阿久津さんより「四九八句会へ新参加します」のTELあり。
 夜、ナンデダローのテツ&トモのCF見る。なんでだろう? 大好き! でもジャ
ージの上下って、そろそろ脱皮してほしいけど。


11月20日(水)『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』
 池袋西武イルムス館8F 18:30〜
 カルは2002年最後のコミカレ。(来月18日は欠席しまーす)
 前半は、円窓師と赤澤氏にて。
 10/18〜11/16の「まるまど日記」から。
 沖縄から名古屋、出雲、信州、富士市等々の報告。
 一席目、相撲の話のマクラなどに使われる話を一席にした[俵相撲]。
 後半は、圓窓師、紀伊国屋寄席出演のため、助っ人吉窓師。
 吉窓師[孝行糖]と、明治の新作、仮名垣魯文の作といわれる[探偵うどん]。
 終了後、打ち上げ。


11月21日(木)
 吉窓師、誕生日なんだア! その師よりTEL。「窓門会の新会員、報告5名」と。
早速、封書出す。
 円窓師へ報告のFAX。文落連、後上さんよりTEL。
 夜、TVで、三笠宮家の三男の高円宮憲仁親王(皇位継承七位)、スカッシュ中に
倒れ、10:52分、心室細動にて急逝、47歳。惜しまれて……。


11月22日(金)
 窓里師より、吉窓師との二人会の案内届く。
 五億円の結婚披露宴か、アーア。ある所にはあるのですネー。茶髪、ヘソ出しの歌
手KEIKOさんも純白の花嫁姿で。やっぱり日本人は和服でしょ。
 山茶花梅雨に入るらしい。寒い一日。


11月23日(土)
 朝8:50、カレンダー届く。「置き場所でパニック!」と円窓師へFAX。
 返電で九州の天瀬まで行かれたとか。
 PM2:30、下商(カルの母校)のことで田中元審判より電話報告あり。ついで
に、「窓門会駒札も出来てるし、カレンダーも渡したい」と中野へ。前々から約束の、
亡くなった桂枝雀師の手拭二種いただく。超ラッキー!! で、窓門会費15年度分
集金!


11月24日(日)
 故柳澤先生の奥様より、新会員のご紹介をいただく。「駒札が好評で」と。嬉しい
ですネ。


11月28日(木)第20回『窓をあければ吉』  池袋演芸場 18:30〜
 前座、麹さん[垂乳根]。
 吉窓師、先ずは三遊亭白鳥師作[戦え! 軍人くん]。オバさんパワーをイジって
て、笑いころげた。
 わか馬さん[金の大黒]。
 吉窓師[紙屑屋]。テンポが良くて、笑って中入り。
 わか馬×吉窓師の対談。わか馬さん「師の馬桜に落研出身でないことを買われて入
門。明治学院大学を卒業しました」と。
 終って吉窓師、袴姿もカッコエーエ、踊り「槍さび」。
 忠臣蔵モードに入って、[中村仲蔵]。ネタ下ろし、としては、上々。
 21:15終了。


11月29日(金)
 四九八句会 中野坂上のオフィス樹 18:30〜。
 今回から参加の阿久津さん、殿村さん、円窓師は到着済み。
 兼題「討ち入り」、席題「鍋いろいろ」。
 投句にいい点が入り、出席者10名は討死! 次回12/26。兼題「皮衣」。


11月30日(土)『早稲田寄席』  早稲田大隈小講堂 13:00〜
 超満員。補助椅子もぐるりと囲んで、三太楼師[熊の皮]。枕で湧く。
 喬太郎師[派出所ヴィーナス]、志らく師[死神]。
 中入り。客席で吉澤さん、富塚さん(同校落研OB)と会う。夫人の久美子さん不
調の様子。
 中入り後、山陽先生新作講談[地球の栓の番人の家族]、権太楼師[幽霊が辻]。
 16:30終演。
 長い歴史と素晴らしい顔付け、これで無料。


 さて、明日12/1〜は国立演芸場「寄席手本忠臣蔵」の初日です。運が良けりゃ
「山崎街道」の茶番も見られそう。
 圓窓一門出演の会も下記の通りたくさんあり。聞きましょう。
 加えて、窓門会費の締切は12/15です。
 お手元に駒札がありますか? カレンダーもお届けします。急いで!


>>> 窓門関連の落語会のお知らせ <<<
◎ 12月17日『窓輝・天どん勉強会』 お江戸日本橋亭   18:30〜
◎ 12月23日『吉窓・窓里二人会』  上野鈴本      13:00〜
  前売、演者またはカル宛お申し出下さい(当日精算)
◎ 12月28日『鹿芝居』(吉窓出演)  上野鈴本      18:00〜
◎  1月 4日『シーハイル寄席』(円窓、萬窓出演)北とぴあ 18:00〜
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平成14年10月(神無月篇)

小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
 出雲の国では神有月
 まぁ、神々のサミットとでも
 秋の七草、しちぐさなんて野暮なこと メッ!
 萩 尾花 葛 撫子 女郎花 藤袴 朝顔とするか 桔梗にするか
 ま こんなことを語ってみるのも 粋ってもんですか?


10月1日(火)
 志ん朝師が亡くなって……、一年。


10月2日(水)
 一日の台風さわぎもウソのような晴天。むし暑い。
 早起きして歯科へ、11:00〜。
 帰宅後、窓門会員さんへの発送にかかる。A4のチラシを預ったけど、折るのに手
間がかかるんですヨ、円ドルさん!
 出来た駒札を約半数の会員へ発送(「入金は12/15までに」と記して)のため
に郵便局へ。
 帰ると岩沼さんよりFAX。
 夜中の2:00まで、発送の作業、頑張ったゾ。


10月3日(木)
 天気のいい昨日、洗濯も出来ず……。
 ア、今日は圓窓師の誕生日だったナー。もう、年、忘れましょうネ、師匠!
 会員さんへの発送、終ったゾイ! フウーッ! で、思い出した! 清女さん、ハ
ガキの返事、9/29、とっくに過ぎてるナー。


10月4日(金)
 午前中に歯科。
 圓窓師へ発送報告のFAX送る。
 夕方、田中元審判よりTEL。蒸し暑いからビールでもと、お誘いをうける。故枝
雀師を肴に飲む、飲む!


10月5日(土)
 圓窓師より「恒例北海道公演2日が終了」とのTEL。紙芝居の注文が好調とか。
 グループで、ボランティアで、ぜひ活用を!(そのチラシ小窓情報10月号に入っ
てます)
 新刊本「人の話の聞き方入門」も、圓窓師。
 これらは、落語会で受付で承ってます。カルも取次ぎます。


10月7,8,9日(月火水)
窓門会の新会員、そして、窓里師、萬窓師へ封書出す。


10月10日(木)
 窓門会員の群馬の小島さんより「駒札、いいネー」とTEL有り。話の流れから、
紙芝居の注文をいただく。圓窓師へTELにて伝える。


10月13日(日)
 夜中0:25、FAX。早朝、旅で布団に入ったとこだったのに。寝られず、旅を
一日延ばす。


10月14日(月)
 箱根にて友人と合流。ハッピーマンデーにならず、花3種をスケッチして早々に帰
宅。


10月16日(水)第252回『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』
 池袋西武イルムス館8F 18:30〜
 新学期。新入生、松平さん。円窓師、風邪のため、つらそう。
 9/24〜10/6までの「まるまど日記」。
 応援の萬窓師[火事息子]。子を持って知る親の恩ってことかナ。
 円窓師、甚五郎の出てくる噺シリーズ2話目[猫まかせ]。偽甚五郎らしき人物が
ネズミを彫る。旅の男もネズミを彫る。どっちが本物のネズミに近いかと、猫に判定
させる。猫は旅人のネズミを選ぶ。鰹節のネズミとだったとは。名人甚五郎の知恵。
 次は萬窓師[試し酒]で、9:00終了。
 円窓師匠、お大事に。打上げ、出ず。


10月18日(金)
 コミカレ講師として紙笛講座をして下さった北島洋一さんの絵の個展を見に荻窪へ。
 油彩の風景画、水辺の水が今にも動きそう。母上のハガキ絵の原画も。優しい水彩
で。
 絵って気分の悪い時は決して描けない!


10月19日(土)
 川越まつりへ。雲行きの怪しさを気にしつつ、本川越駅で岩沼さんと合流し、山車
を見物。
 公衆電話やサンクスの看板も街並に負けず、小江戸らしさがあっていい。
 残念ながら、帰りはドシャ降り。


10月20日(日)
 窓門会員さんの入金状況で駒札注文書をFAXで円窓師へお渡ししているので、そ
の整理。意外と手間取る。肌寒い。


10月22日(火)
 木枯紋次郎の作者・笹沢左保氏逝く。


10月23日(月)
 四九八句会。中野坂上のオフィス樹 18:30〜。
 大蛇さん、吉窓師は欠席で投句。今回、所沢の殿村さんが初参加。
 兼題「紅葉」、席題「落鮎」、当季雑詠3句。川魚の知識ゼロ! パニック状態!
 宗匠含め10名で、9:20頃お開き。次回11月29日。


 落語ファンの皆様、お気付きですネ。今月の見聞記には、落語が、、、ナイ!
 笑える気持ちになれなかった心の狭さを感じつつ……。


<<< 事務局から >>>
 駒札がお手元に届いた方、カル日記にエールを下さった方、落語会の報告をして下
さった方、季節の便りと元気を送って下さって、有難うございました。
 窓門会継続、12月15日締切ですが、今一度ご確認の上、早目にお振込みの程、
お願い申し上げます。


>>> これからの窓門関連 落語会情報 <<<
11/28      第20回『窓をあければ吉』池袋演芸場 18:30〜
12/ 1〜12/10『寄席手本忠臣蔵』    国立演芸場 13:00〜
12/14〜12/15『落語ワークショップ』  オフィス樹 15:00〜
12/17      『窓輝・天どん二人会』 お江戸日本橋亭 18:30〜
平成15/1/4   『シーハイル寄席』   王子 北とぴあ 18:00〜
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平成14年9月(長月篇)

小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
 蝉の声も消え 松虫 鈴虫の声に
 あとは涼しくなるのを待つだけ
 月見る月は この月の月


9月2日(月)
 3日の『圓生物語』に備えて、浴衣にするか、一重の着物にするか! ハムレット
の心境!
 でも、暑いので、決まり!


9月3日(火)『圓生物語 五の巻』     国立演芸場 18:00〜
 自宅の水道、13:00から断水。工事中とは、トホホ・・・ 飲み水で洗顔。
 国立演芸場着16:40。
 スタッフの皆さんと一緒に早々と用意して、ロビーで演る紙芝居の組立、売るグッ
ズ並べ、雑用などをしているうちに開場。本、手拭いの販売に集中。
”五の巻”のテーマは、一番弟子集合。
 扇遊師の一番弟子ゆう一さん[寿限無]。小三治師の一番弟子〆治師[阿武松(お
うのまつ)]。
 小三治師[猫の皿]、お楽しみのマクラをたっぷり。
 扇橋師[田能久]。一番弟子扇遊師[五人廻し]を熱演。
 中入り。ロビーにて円窓師の四番目の弟子窓輝さんが[ぞろぞろ]の紙芝居。
 中入り後は円窓師の[普段の袴]。
 トリは吉窓師[三十石]。師匠より後上がりって、どんな心境かナ? 川の流れに
舟歌も熱演!
 本日、どこを取ってもド迫力の高座。大興奮のカルでした。
 名古屋から駆けつけたNさん、新幹線に間に合ったかな? 
 グッズに付いてた松しぼりのハンカチ、きれいな色ですネ。
 席のダブり錯覚のハプニングもあったけど、とてつもなくいい会でした。


9月4日(水)『井心亭の会』      三鷹 長月 19:00〜
 お茶室に高座を作り、50名ほどの座布団席。私が徒歩で行けるのは、この会くら
いかナ?
 たい平師、喬太郎師、花禄師、志らく師で持ち回りの会。
 三鷹南口方面の方、ぜひ一度。
 今月は第1水曜でしたが、基本的には毎月第3水曜です。
 今回、行けなかったんです、ごめんなさい。


9月7日(土)『扇辰日和』        なかの小劇場 19:00〜
 扇橋師の弟子で新真打の扇辰師の独演会。


9月9日(月)
 窓門会の郵便物の発送中、下の差し歯がとれ、歯科へ。いきなり抜歯を告げられ、
痛えッ! 帰りに「いきなりやられちゃいましたネー」と看護婦さんに。


9月10日(火)
 発送を済ませて郵便局へ。夕方、また歯科へ。


9月11日(水)
「故障中のFAXを早く買いかえないと」と思っていると圓窓師匠から「早く買いな
さいよ」とTEL。でも今日はヤクルト・阪神戦を神宮球場へ見に行くのダッ!
 YS 4:5 HT


9月12日(木)
 平成15年度は窓門会へのご継続の会員さんへ駒札を作ってプレゼントすることに
決定。手書きなので、今から確約して下さる会員さんより順に、右楽師が一人ずつ名
入れを。会費入金順に作成。お楽しみに。


9月13日(金)
 家なき子猫、ミヤ(牡?歳)と、さよならを。
  やせ猫と三月(みつき)の縁(えにし)秋の雨  花留


9月15日(日)
 目黒さんま祭 JR目黒駅東口 10:00〜
 駅を降りると、秋刀魚を焼く臭いがするでしょう。そのあたりで『目黒のさんま寄
席』が13:30〜15:00まで。
 ここで聞く吉窓師の[目黒のさんま]はいいですヨッ! 宮古沖でとれたさんま食
べて、落語聞いてタダ! 客席に山藤章二さんの姿を見かけることもあるかも。


9月17日(火)『林家たい平独演会』   紀伊国屋ホール 19:00〜
 圓窓師とお会いするきっかけとなった、たい平師が落語3席で勝負。
 ということでC−15席へ。
 同門のいっ平さんの真打披露宴(帝国ホテル)の話から、若旦那の就職騒ぎの[紙
屑屋]に。二席目へのつなぎに日々写し貯めた写真をスライドにして、[不動坊]。
 中入り。
 20:30から[文七元結]。21:50、終演


9月19日(水)第251回『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』  18:30〜
 毎月第三水曜日。圓窓師の落語のネタ下ろしなんかも聞けちゃうし、終わって反省
会もまた勉強?
 本日、8/28〜9/16までの「まるまど日誌」。
 続いて赤沢講師の「中国旅日記」。人の行かない場所を旅する趣味?
 圓窓師の民話落語の北海道篇[泣く木物語]と甚五郎の出てくる[叩き蟹]。甚五
郎の彫った蟹は甲羅を叩くと右へ左へと動き出し、最後は餅を切る。
  生きている不思議 死んでゆく不思議 花も 風も まちも 皆同じ
 本日、生徒11名。


9月21日(金)第280回『花形演芸会』  国立演芸場 13:00〜
 たい平師の[あくび指南]は[あくび至難?]。トリは玉の輔師[明烏]


9月28日(土)『萬窓独演会』       池袋演芸場 18:30〜
 落語の昼夜梯子をするつもりだったが、他用入ってしまった。
 円朝作の[累ケ淵]に挑戦。


9月29日(金)第34回『扇辰・喬太郎の会』池袋演芸場 18:30〜
 欠かさずに行く会の一つ。
 さん角さん[高砂や]、勝好さん[金明竹]、喬太郎師[粗忽の使者]、扇辰師[
心眼]。
 中入り。
 扇辰師[紋三郎稲荷]。
 喬太郎師[子別れ]。さらっとした親子を好演。21:15終了 


9月30日(土)
 四九八句会。中野坂上のオフィス樹 18:30〜。
 兼題「馬肥ゆる」、席題「新米」、当季雑詠3句。
 本日10名にて。鹿児島から仮名さん上京!


 FAXは入ったけど、電気製品の進歩の目まぐるしいこと。マニュアル片手にこち
らも四苦八苦!


>>> 事務局よりお願い! <<<
 窓門会もいつの間にか、五年が過ぎました。
 圓窓師より駒札をプレゼントしましょうと、話が順調に進んでます。
 15年度の継続入金順に作ります。(寄席文字右楽師の手書き)
 会費はそのままで、個人3,600円、夫婦6,000円(新会員一人につき、入会
金1,000円戴きます)
 振替用紙を同封しました。ご入金順に作りますので、今回の締切は12月15日と
させて戴きます。お早めにご入金下さい。


<<< 早耳情報 >>>
11/28      『窓をあければ吉』  池袋演芸場   18:30〜
12/ 1〜12/10『寄席手本忠臣蔵』  国立演芸場   13:00〜
12/14〜12/15『落語ワークショップ』オフィス樹   15:00〜
12/17      『窓輝・天どん二人会』 お江戸日本橋亭 18:30〜

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平成14年8月(葉月篇)

小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
 ドッと出る汗。
 花火の音が遠くに、スーッと入る風に、風鈴の音。
 暑いこと、楽しんでますか?


8月3日(土)『深夜寄席』       新宿末広亭 21:30〜
 土曜日、通常の寄席がハネて、二つ目さんが呼び込みからモギリ、出演、片づけま
で手がける会。
 かわら版に窓輝さんの名前を見つけ、出掛ける。
 呼び込みの亀蔵さんの巨体に「一寸、夏痩せした?」と一声。
 涼みがてら、お目当て待ちが60人くらい。
 外でつくしさんより「金兵衛さんの代演です」と言われ、ゲッ! 4人中、なんと
3人が代演。
 つくしさん、風太郎さん自作の新作。菊可さん[巌流島]。
 亀蔵さん[強情灸]。[猫と金魚]から脱出したナ。


8月4日(日)『真打競演』      NHKラジオ 20:05〜
 6月21日に山梨県須玉で録音したという、圓窓師の[そば喰い地蔵]を聞く。


8月6日(火)
 吉澤先生より、イイノホールにおける落語会『圓朝祭』の報告。「圓窓師の芸の細
やかさ。手紙に見立てた手拭いが客席に飛びましたヨ」と。
 次に飛ぶのは‥カル? 「カァルとびこむ…」カナ?(笑)


8月8日(木)
 岩沼さんより「8月7日の朝日新聞夕刊の寄席欄に円朝祭の評あり」と連絡を受け
る。早速、圓窓師へ報告して外出。帰宅してみると、師よりその記事のFAX。


8月9日(金)第6回『窓輝・天どんの会』 日本橋亭 18:30〜
 前座のいち五さん[道具屋]
 天どんさん[肥辰一代記]。円丈師ゆずりの一席らしいけど、内容はあまりにも、
なんで、書きにくいで〜す
 窓輝さん[看板のピン]。イマイチ元気なし。
 中入り。
 天どんさん[青菜]。ちと長い!
 窓輝さん「お見立て」。喜助の「母が静岡出身で、目から茶がらが」にハマル。
 若鮎! 流れに向かって、ぐんぐん泳いで! 
 次回12月17日(火)です。ぜひ!


8月11日(日)『圓朝まつり』  谷中全生庵 11:00〜17:30
 ガンガン照りつける中、13時着。
 すでにすごい人の流れ。シャレの利いた出店。
 彦いち師の「いたわり」、ニ楽さんの「紙工芸屋」、たい平師の「手作り小屋」、
ごん白さん、さん光さんの「道具屋」。
 お腹がグー。暑いので金時師の「氷屋」へ。
 木陰の前のテントでは、姉さんかぶりで「ポップコーン作り」の菊千代師、南喬師。
 やっと「俳句」の模擬店へ。圓窓師、扇橋師、窓里師、扇辰師。
 隣に「色紙店」の一九師、汗と日焼けの顔。
 クルっと廻ると本堂の脇、さん橋師、志ん五師、権太楼師。アッ!円歌師、囲まれ
てサインを。
「落語会」の一部が終了したんだ。
 高座返しされた花緑師、Tシャツ姿の市馬師とが、汗もにじむ頃、円朝師の墓前へ。
 カルもぽん太の墓にも水かけて、と。
 堂の横にアサダ先生の「手品」。
「落語会」の二部始まる前に、「俳句」の店に戻り、残りのくじを買って、ちょうど
完売に。
 三部の「落語会」のチケット有り。3時20分に入場開始、座禅堂へ。
 3時40分から馬桜師のご案内で開演。高座返しは、志ん駒師。
 一席目は今秋真打昇進のいっ平さん[禁酒番屋]。小朝師[近藤勇]、こぶ平師の
[仔猫]。
 終わって出るとき、赤いスニーカーがなかなか入らない。高田文夫さんのお尻をつ
きそうになりながら、外へ。「オークション」の最中。
 演芸ホールを終えたままの「住吉連」とすれ違う。
 ラストのオークションを前に、浦和の会を終えた喬太郎師と萬窓師にも会う。
 本堂前では亡くなった方の手拭8本、一万八千円で落札。
 本堂前で「かっぽれ」用意。総踊りから志ん橋師、馬生師、吉窓師の喧嘩かっぽれ
と続いて‥。
 権太楼師の音頭で、手打ち‥お開き。
 楽しい一日が終わったけど、食事忘れた。
 前座、二つ目さん、日焼けして、胸まで赤くなって‥。
 ありがとうございました。
 来年は8月10日に決定。


8月4日(日)第1回『心技体』     なかの小劇場 13:40〜
 喬太郎・扇辰・彦いちの三人会。ほぼ同期。三人が真打に並んだ所で、年一回くら
い会を、という会らしい。
 そんなことを3人の座談から始まって、前座のごん白さん[幇間腹]。
 扇辰師[麻のれん]。
 中入り。
 彦いち師、自作の一席。
 喬太郎師[道灌]
 17:00終了。


8月21日(水)第250回『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』
 池袋西武イルムス館8F 18:30〜
 早々に着く。生徒10名。
 圓窓師の日記から「7月26日のイイノホールの円朝祭の演出のこと」「8月11
日の円朝まつりの模擬句会の選句と評を中心として、落語吟の作り方も」
 次は民話になってる[那須与一伝]。扇の的で有名な人物の幼少のエピソードを落
語に。
 古典[十徳]を。'間'の良さにハマル。
 21:00終了。


8月22日(木)
 四九八句会。18:00着。圓窓師、木の葉さんすでに着。本日6名で。
 兼題「蟷螂」、席題「新涼」。当季雑詠3句。
 21:00ころ、終了。


8月23日(金)『らくご ゜C』    池袋演芸場 18:30〜
 噺の絶対温度、若い真打の会。
 前座なしで、二つ目の喜助さん[権助魚]
 喬太郎師[派出所ヴィーナス]
 萬窓師[大山詣り]
 中入り。
 彦いち師[追っかけ魂]、笑いの多い新作。
 トリの扇辰師[化物使い]。
 まじめに取組む若手真打、個性的でいい会でした。


8月26日(月)『8月下席』        鈴本演芸場 17:20〜
 若手真打のトリ。
 喜多八師の演目が不明。で、帰ってから吉窓師に伺う。[夕涼み]でした。
 帰宅して、FAX故障に気づき、こちらから送信のみ不通状態。


8月28日(水)『日航名人会』    深川江戸資料館 18:30〜
 七年間、仕事した町なので、友人誘って会場へ。新井、長島、磯野夫婦、古川、三
橋さんの顔も。
 JALの機内で流れる演芸の録音。
 さん市さん、5分で下りる。
 志ん馬師[三方一両損]
”セ、シ、ボ、ン”のテープに乗って、おぼんこぼんさんのタップも入っての漫才。
 夢丸師[崋山とたまきの恋]で中入り。
 講談の神田紫さん[木津の勘助]
 トリは圓窓師[そば喰い地蔵]枕で沸いて、21:07終了。
 久々に友人と仲町の店で23:00迄。新線開通で、かなり変わった仲町でした。
 暑かったり、涼しかったり、ラッキーを期待した8月も、文明の力に裏切られて、
 終わりそう。
 九月三日『圓生物語・五の巻』でお会いしましょう。


<<< 早耳情報! >>>
☆ 9月28日 萬窓独演会  池袋演芸場 18:30〜
☆11月28日 吉窓師独演会 池袋演芸場 18:30〜
☆12月17日 窓輝・天どん二人会 日本橋亭  18:30〜
☆12月1日〜10日「寄席手本忠臣蔵」国立演芸場 13:00〜
6日 は18:00もあり
 圓窓・馬桜・馬生
 チケットは11月1日より国立チケットセンターで発売。
 前売・1700円 シルバー・1100円
 電話 03−3230−3000(10:00〜17:00)
☆12月14日 15日 落語ワークショップ  中野坂上のオフィス樹

2003・1・21 UP





 

平成14年7月(文月篇)

小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
 見舞い申し上げます。
 ふみの月、久しぶりに手紙でも書いてみませんか?
 茄子、胡瓜、西瓜、トマト、枝豆、旬ですよ。


7月1日(月)
 8月11日の円朝祭りの奉納落語のチケット予約をしようと、11:00から電話
をかけまくる。ワールドカップ並かナ? 途中、花嶋氏よりTEL。
 終わって13:00、やっとTELかかったぁ!! でも、二部(小三治師、圓窓
師、扇橋師出演)は「売り切れ!」と。三部(小朝、こぶ平、いっ平出演)の分を予
約。
 10:00〜17:00まで、境内に屋台も出るし、高座より近くに噺家さんがい
ることだろうし。
 谷中の三ア坂を上り下りするもよし、全生庵前の黒屏を覗いて見るもよし。孟蘭盆
会も近いので、墓地へ行って有名・無名人の故人に手を合わすもよし。烏と猫の生態
を研究してもよし。
 五重塔跡に近い交番には地図も置いてある。暑い時間を過ごしたら、涼みがてら寄
席へ。想い出に残る一日になるはず。


7月2日(月)
 発送物が遅れるとの連絡あり。
 東京新聞の井上氏にお願いしたFAXが届く。4月〜6月に新聞記事”らくご20
02”。若手落語家12名。似顔絵がとてもいい。


7月4日(木)
 野球関係のパンチョこと伊東一雄氏逝く。68歳。
 落語会のご案内、18通出す。


7月5日(金)『武蔵野七夕寄席』     武蔵野公会堂19:00〜
「立ち見席あり」とのことで予約。18:30窓口にいると、人品のいいご夫人に「
主人が帰ったので使ってください」とチケットをいただく。お言葉に甘えて、となり
の席へ。大の志ん朝ファンで矢来町まで、お葬式にもいかれたとのこと、喬太郎師の
[母恋くらげ]でファンになったとのこと、今日の出演者、皆大好きとのこと。
 開口一番、文治一門の前座さんで[道灌]。
 喬太郎師[寿司屋水許伝]。たい平師[紙屑屋]。サービス満点、久しぶりに花火。
師、宙に浮く。
 中入り、研精会お席亭と立話。帰るたい平師を見送る。
 にゃん子・金魚の漫才。
 志ん輔師[船徳]。「たけやのおじさーん!」「と!と!とくさーん! 一人か〜
い?大丈夫かぁい!」の所作が志ん朝師に似てますねェー、との声。私はあまり、気
にしてないけど、そうなのかなぁ。
 21:05 終演。


7月6日(土)『権太楼一門会』  池袋芸術劇場小ホール 18:00〜
 急に行けなくなった友人の代理で、夜の部を。
 足の故障で歩行困難の権太楼師のご挨拶から。
[三人旅・上 中 下]をごん白、太助、さん光さんでリレー。夢葉さんの手品のアン
コ入。
 中入り後、[お節徳三郎]三太楼、権太楼、両師で、上、下リレー。
 七夕飾りの小枝に、馬風師の「馬く行くように」の短冊ぶら下げて帰宅。
 七夕の夜の天気予報は晴れ。


7月7日(日)『ミックス寄席』   サンライフ練馬2F 18:45〜
 自他共に認める方向音痴のわたし、気を遣って保谷駅までバス、西武池袋線の中村
橋駅下車。よかった、迷わず早めにつく。ホッ!
「扇辰の会 七夕囃子祝」。
 ごん白さん[三人旅・上]。二日続けて聞くことになる。マクラで「蚊の羽音で人
格が変わる」と振ってから、噺の世界へ。
 寄席囃しのコーナー。進行を世話人のKさん、三味線を太田そのさん、太鼓をごん
白さんで‥。志ん朝師の「老松」から「円太郎噺子(小朝師の作曲)」、「野崎」、
「二上りかっこ」と続いて、リクエストコーナー「木賊刈り」「新曲浦島」「さわぎ
」「白鳥の湖」などなど。おそのさんの美声で「お江戸日本橋」も。
 中入り。
 扇辰師[ざこ八]にてハネ、20:40。
 帰りに「圓窓師のファンですか」と声を掛けられる。
 出囃子もハマルと楽しい。「ぎっちょ」「からかさ」「まかしょ」「オヤオヤ」「
かっぽれ」「忠々」「都風流」。「コンバットマーチ」出てくるのはいつごろか?
 九月に二つ目になる、ごん白さん「あの子はだぁれ」に決定とか。「小権太でーす!
」と言わせたいのかナ? 日大芸術学部中退の彼、昨年亡くなった柳澤先生の想い出
話をする。


7月8日(月)
 本当むし暑い。
 同級生の川島、窓門会員富塚さんの「円生物語・その五」のチケットのFAX注文。
「落語吟なるものを作ってみないか」と圓窓師よりFAX。
 カルの場合、暑さで脳夏休み中。落語吟までは、とてもとても。
 窓輝さんより8月9日の会のチラシ届く。
 夕方、歯科へ。


7月13日(土)
「落語の友」、月曜には着くかな! 封筒用意。
 圓窓師出演の「日本の話芸」放映日。[五百羅漢]。終わってすぐ高田さんより「
すごくいい噺」と感激のTELをいただく。同感!


7月17日(水)『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』
 池袋西武イルムス館8F 18:30〜
 岩沼さんと教室へ。ワァッー座るとこない13名! 
 ちょっぴり遅れて圓窓師。
 まるまど日記に続いて、ゲスト講師の武田先生の「ギリシャ教育と落語のつながり」
がどこでクスグリが入るか? だから寝てられない。
 圓窓師[あくび指南]
 民話落語[問答小僧]。小坊主が禅問答。21:30終了。


7月18日(木)
 朝8:30に宅急便着。昨日、早く帰ってよかった! 会員さんへの発送物が揃う。
 9時から16時まで食事抜きで何とか郵便局へ。ひざの裏に汗、汗、で行ったのに
20日は配達がないので、月曜日着とのこと。ガーン! 頑張ったのにぃ‥。ガクッ!
急にお腹が鳴る。


7月20日(土)
 海の記念日、夏休み、関東梅雨明け。


7月21日(日)
 鼓調会。神楽坂の矢来能楽堂へ。
 高田さんの「高砂」の大皮を聞きに。「ヨーッ! カーン」と子馬の尻の皮を張っ
た乾いた音に痺れる。


7月22日(月)
 18:30からの四九八句会。オフィス樹の稽古場へ。
 宗匠すでに到着。書記が休みで、急にカルに。今日は目を吊り上げて、オロオロ。
 兼題「七夕」、席題「向日葵」。本日8名で。


7月23日(火)
 おお暑。こんな日に生まれたんだ私。
 朝、FAXが入ったとたんにソケットから、花火! 歯科に行く時、電気屋さんへ。
 帰ると、やたらFAXのベル! あー! 何てこった! FAX下さった方々、本
当にごめんなさい。


7月24日(水)
「FAXの修理できた」とTEL有り。
 持ち帰ると即! 金子さんより、落語の友の白川さんと娘さんより、FAX。FA
Xのお叱りを。「ソケットの修理くらい自分でやれ!」とフー。
ッ!


7月26日(金)
 高校の同期5人で浜松町へ。酒豪が酔っ払ってしまったので、西葛西まで送り届け
る。おかげで1:30の帰宅。


7月27日(土)
 『本牧五人会』へ行く予定だったのに、西葛西の女が「記憶をたどりたい」とTE
Lしてくる。終わったのが、12:00。吉窓師! 間に合いませんでした!


7月29日(月)
「かわら版を見まして」と横浜の方から『圓生物語』の注文あり。その人「結婚25
年記念に”にぎわい座”の柿落しに行って、落語にはまりました」と。
 台風と歯に振り回され、FAX故障を体験し、7月は終わってみれば、ぼろぼろの
月でした。
 8月に幸あれ!


行ってみませんか?★
8月 3日『深夜寄席』(窓輝)末広亭 21:30〜
8月 9日『窓輝・天どん二人会』(窓輝 天どん)日本橋亭 18:30〜
8月11日『圓朝まつり"2002"』(窓門 他)全生庵 10:00〜17:30
8月11日〜20日『住吉踊り』(吉窓 他)浅草演芸ホール 11:30〜
8月28日『日航名人会』(圓窓 他)深川江戸資料館 18:30〜

2003・1・21 UP





 

平成14年6月(水無月篇)

小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
 1年の折返しが近づき、何やら新宿の寄席に人の列。
 待ってました![夢現実焙茶湯煙]の開演でゴザル。


6月1日(土)から10日(月)
              『末広亭公演・舞台落語・夢現実焙茶湯煙』
                 新宿末広亭 6月上席 夜席17:00〜

 初日
 他用有りて、20:30客席着。
[夢現実焙茶湯煙・ほうじの茶]の始まったとこ。
 湯煙から現れたのは馬生師の踊り「あげ汐」。
 市馬師”相撲甚句”は、いつ聞いてもいい声(声のいい人は顔が…、アッ!例外も
あるってこと!)
 さん八師”政界物真似”では、あの世から福田元総理と、何かと話題のムネオ先生
を。
 総踊りの高座舞いは、「アイアイーッ」の入る"並木駒形"でござーいー。
 その踊り手は三三さん、春水さん、喜せんさん、窓輝さん、新真打金八さん、金兵
衛さん。気持ちよさそうに、圓窓師サゲに入る。
 21:15終演。初日、ほぼ満員。
 2日目
 20:20客席着。
 さん八師の[小言念仏]。正楽師の紙切り”小さん師”と”露天風呂”。
 そして圓窓師の[ほうじの茶]へ入る。
 今日の踊り、吉窓師”木槌くづし”。下座のお姉さんの「アーニキャ、二階で」の
あとの文句がツゥーと出なかったので、ドキッ。
 市馬師”相撲甚句”、さん八師”政界物真似”、今日は竹下登氏を。世之介師。
 総踊りは昨日とメンバーが一部交代。
 圓窓師終って、今、使っていた高座手拭を客席に投げる。飛んできたのをキャッチ
したのは、窓門会会員の美女!
 札幌からいらした工藤先生、帰りもJALで萬窓師の落語を聞くことでしょう。北
海道の、皆さんによろしく!
 3日目
 近くの公園で芸協の柳昇師と出会う。
 今日は第3回の寄席の日。都内5ヶ所の寄席でお楽しみがある。毎年、 6月第1
月曜日です。覚えておいて毎年参加しませんか? ということで、カルは末広亭へ。
 今日はハナから聞くぞ、と4時40客席「着。二階も桟敷も人・人・人。
 カルは、上手の桟敷で。
 前座さん[狸札]、金兵衛さん[初天神]。三味線片手に寿々栄さん”なすかぼ 〜
お座敷三下りさわぎ”まで。
 三三さん[やかん]。左橋師[親子酒]。漫才と続いて世之介師の小咄。
 馬桜師[たがや]。これはカルの好きな噺。
 仙三郎社中、サッカーボールを傘に乗せサービス? 円弥師「鼻ほしい」。
 扇橋師[二人旅]。
 中入り後、二つ目さんの進行で抽選会。当たりましたかァー!
 正楽師”"鮎つり”のハサミ使い芸術品。
 そして、新浦島に乗って圓窓師の[ほうじの茶]。
 本日の踊りは馬桜師。"あんこ入奴さん"。鶯の鳴き声、初音家左橋師。
 これが物真似二人。
「あなたの法事が足りません」の落ちではね。9:15。
 小さん師の描いた団扇片手に出るワ出るワ人の波。ご挨拶できなかった方々、あり
がとうございました。
 6日目
 16:30客席着。昼のトリの権太楼師[井戸の茶碗]。
 終るともう夜席の前座、いち五さん[手紙無筆]。窓輝さん[十徳]。寿々栄さん
の音曲。金八師の[たがや]。吉窓師[動物園]。漫才。志ん橋師[熊の皮]。大神
楽。小袁治師[紀州]。扇橋師[魂の入替]。
 中入り後、市馬師[出来心]。馬の助師[権兵衛狸]。さん八師[親子酒]。
 正楽師”利家とまつ””朝顔市”。これは、私が注文。
 そして圓窓師[ほうじの茶]。
 踊りは馬桜師。さん八師の物真似の羽左衛門丈のとき、割り込むように圓窓師が歌
右衛門丈の声色を。出ました! ヨッ! 成駒屋ぁ!
 今日の総踊りは、平均年令が一番低かったのでは……。
 今日も上々の入りでした。
 そうそう、今日、サッカーへ行った人もいるんだナー、カメルーンは○?×?
 8日目
 夕方4時に圓窓師よりすごい声の電話があった。ひょっとして…、今日は誰かが代
演するのか? 今日はシーハイル、文落連と師をお目当が一杯なのに…。
 20:20客席「着。うたじ・ゆめじの漫才の最中。圓窓師は出てきてマクラで沸
かせ、[ほうじの茶]は馬桜師の代演を告げて高座を下りる。
 踊りは春水さんの””春雨”。
 前座の彦丸さんの高座返えしの動きで客席が沸く。
 圓窓師と窓輝さんの踊り”鎗さび”。楽日にでも踊るのかと思っていたのに前倒し
とは、嬉しい! 高座では初めて連れ舞? 最高のプレゼントでした。亀ちゃん(窓
門会会員)ドキドキだったでしょ。
 10日目
 20:20客席着。舞台落語も千秋楽。
 圓窓師の十日間のお礼とマクラで高座を下りる。どうやら今日の[ほうじの茶]は
吉窓師。
 踊りは左橋師”蝙蝠”。進んで、圓窓師と窓輝さんの”鎗さび”。客席から、ヤン
ヤの声と笑いを取ってました。
 21:30終了。お客様全員にお席亭から”手拭い”のプレゼント。さん吉師と栄
枝師の手拭いを広げて「ヘエー、こんな事もあるんだ!」と若いカップル。
 6日間[ほうじの茶]を楽しませていただきました。
 その一日一日、別な感動と笑いを頂きました。
 圓窓師、吉窓師、窓輝さん、前売りチケット片手に何度も通ってくださった皆さん
お疲れさま。
 そして、心から感謝です。ネッ、圓窓師匠!


6月12日(水)、13日(金)
 野球の近藤和彦氏、けしゴム作家のナンシー関氏、歌手の村田英雄氏の訃報。


6月14日(土)
 サッカーワールドカップ! 日本×チュニジア戦(15:30〜)
 AM11:42震度3の地震。人震? 長くゆれる。

6月19日(水)『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』 18:30開講
 カルはかけ込み到着! 一人黙々とクラフト紙で何か作っている人あり。
 本日のゲスト講師の北島先生。何でも楽器を手作りしちゃうという方で、今日は「
”鶯笛”を作ろう!」と。
”まるまど日誌”に続いて、北島先生。
 圓窓師、円朝作[椿説蝦夷訛(ちんせつえぞなまり)]。登場人物入り乱れ、ネタ
下し。
 それと、浅草に伝わる[合羽橋物語]。河童の恩返しみたい?
 生徒十名。それぞれの作った紙笛で「ホーホケキョ!」の大合奏。


6月20日(木)『新しい噺絵巻』  なかの小劇場18:30〜
 雨。早めにと思ったのに、18:15着。もう圓窓師着。ワオーッ!前座の彦丸さ
ん[子ほめ]。
 二席目からは会の趣旨の新しい噺が続く。
 歌彦さん[空海のひつぎ]、菊千代師[飽き性]、正雀師[通いの舟歌]中入があ
って、南喬師[きのこ長屋]、圓窓師[そば食い地蔵]。
[そば食い地蔵]は出来たてより練られてて良かった。21:40終了。


 窓門会の皆様ァー一門会でまた。
 かづらにチャッキーさんが写ってる写真をみつける。
 萬窓師から息子の優樹くんの写真戴く。2ヶ月というのに、しっかりした顔、カワ
イイーッ! 親馬鹿にならないほうがオカシイ!


6月23日(火)第9回『圓窓一門会』 池袋演芸場18:00〜
 早々と満席になる。年一回の一門だけの会。"紙と芝居"を並べてのテーマ。
 前座さんに続いて、窓輝さん[手紙無筆]。萬窓師[紙入れ]。窓里師[天災]。
 中入り後は、立ち見でぎっしりなので中へ入れず、ロビーのモニターで観賞。
 本日のテーマの座談、圓窓師、渡辺先生。そして柝が入り、小四の超元気な佐々木
君の紙芝居[ぞろぞろ]。大好きという剣道着の姿で、四人兄弟の長男で、しっかり
者。
 吉窓師[きゃいのう]。圓窓師[一分茶番]と一人では初踊りの”槍さび”。
 20:40終了。
 私がお手伝い始めて、一番の大入り。


6月25日(火)『二つ目勉強会』   池袋演芸場18:30〜
 二つ目さんのおさらい会。今回は一朝師が客席で聞いている。
 すい平さん[五月みどり]。笑生さん[二十四孝]。窓輝さん[素人義太夫]。中
入り。つくしさん[あなたの私とわたしの私]は演目ほどややこしくない。菊之丞さ
ん「お見立て」、伸び盛りでしょうか。


6月27日(木)
 四九八句会。東中野オフィス樹(16:30〜)
 兼題”守宮”、席題”さくらんぼ”。当季雑詠三句。七月の兼題を私が決めること
になった。”七夕”を。


6月29日(土)『扇辰・喬太郎の会』 池袋演芸場18:30〜
 33回目。早々と立ち見になる。


 奄美大島、梅雨明け。暑くなりそうです。
”ぞろぞろ”に代わって”落語の友”創刊。お楽しみに。


★ お知らせ ★
☆ 8月 9日 『窓輝・天どん二人会』 日本橋亭18:30〜
☆ 8月11日 『円朝祭り』 谷中全生庵
☆ 8月11日〜20日 『住吉踊り』浅草演芸ホール 昼の部
2002・11・12 UP







平成14年5月(皐月篇)
小筆 窓門会事務局・飛脚方 カル


「カルで〜す。
落語カレンダーが一枚終り、風薫るマリアの月。
G・Wは、どうすごされたのでしょうか?」


5月7日 『窓輝・天どん二人会』           日本橋亭 18:30〜
  いったい誰が雨男なんでしょう、雨です。
  開場待ちしているところへ窓輝さん。ナ、ナ何と左手を捻挫。頭の中は
 今日の出し物のことで一杯だったんでしょう、かな?
  前座の才ころさん[平林]
  天どんさん、喬太郎師作[寿司屋水許伝]。結構楽しみにしてた甲斐が
 あった。いいじゃん!
  窓輝さん[寝床]。指まで腫れてて痛々しい。
  中入り後、窓輝さんのネタ出し演目[新聞記事]を笑生さんが代演。
  天どんさん[辰巳の辻占]
  21:05終了。次回8月9日(木)。
  窓輝さんのリベンジ! 期待。


5月8日 第253回『若手研精会』      日本橋亭 18:30〜
  二ツ目の勉強の会。来春、真打に昇進で、今回でこの会を卒業の扇辰師。
 [片棒]を切れそうな髪型とお試しエステでピカピカのお肌で演じきる。
   これでカルの贔屓は終った! 吉窓師の卒業から六年、国立演芸場で
 やってた頃から何回通ったかナ。
  でも、この会は続きます。お薦めの会ですヨッ!


5月10日
  圓窓師よりTEL「窓門会の会員さんの住所を知りたい。コンピュータ
 ー故障で名簿がなくて住所がわからない」とか。
  カル大笑い! 手書の勝ちィッ! やっぱ機械を動かすのは人。”生”
 を大切に…。
  で、明日”生”の噺を聞きに行きます。
  一日中雨。沖縄は梅雨入りだって。


5月11日 『ほぼ同期の会』     なかの芸能小劇場 18:30〜
  サブタイトルが〔桂笑生 二ツ目昇進記念落語〕
  いろいろ事情があって二度目の二ツ目を経験した笑生さん、開口一番は
 [都々逸親子]
  大神楽の和助、バチよりと続いて天どんさん。これ題は? 勝手に[Y
 AMADA君]としておきます。
  文ぶんさん[夏泥]で、お中入り。
  窓輝さん[看板のピン]
  きく麿さんは色物に変身か。パントマイムあり、物真似あり。
  そして、笑生さん。二席目は[不動坊]。
  皆、荒々しいけどキラキラして、何か良い物を頂いたような会でした。
  頑張れ若僧! 年一でいいから、続けてみるべし!
  帰りにごん白さん、イジル。


5月14日 
  23:15。横浜より『圓生物語』のチケットの注文FAX。「連絡下
 さい」とのことで即電話。先方「こんなに遅くまでお仕事?」と。残業、
 残業!


5月15日 『圓窓コミカレ五百噺』    西武コミカレ 18:30〜
  カル休みで、(師匠には欠席届済)三鷹の井心亭へ。
  前座がごん白さん。何でこう会うのかナァ。
  たい平師[淡路のフーリガン]
  談春師[酔払い]
  たい平師[千両みかん]。
  終演後のトークで談志師のエピソードをかたる談春師。ハマル! ケッ
 ケッケ。


5月16日
  ラジオ〔ビバリー昼ズ!〕を聞いてたら「人間国宝の柳家小さん師が亡
 くなった」と。87歳。これで柳昇師が最年長に…。
  孫の花禄師、ただ今、明治座出演中。
  協会葬で18日通夜、19日告別式。渋谷の乗泉寺。


5月17日 『東京落語会』 イイノホール 18:00〜
  走り梅雨?
  この会はNHK主催。ついでに〔日本の話芸〕の中継録画もする。会員
 制のせいか、中入後までバラバラの客席。
  開口一番は芸協の前座さんで[バスガイド]
  三太楼師[熊の皮]
  左橋師[棒鱈]
  雷蔵師[黄金餅]。師のキャラで明るく。
  小遊三[船徳]。私、大好きなネタ。
  中入り。カルの席、N−17はちょうど演者の真向う。約630席見渡
 して、北澤さん、吉澤先生を見つける。
  菊丸師[壺算]。落ちは「これが思う壷」
  トリが圓窓師[五百羅漢]。江戸の町並みと人情がタイムスリップ、爽
 やかな感動!
  9:15終演。外は雨。
  地下鉄の駅でばったり会った圓窓師匠のドーランを落とした額に大粒の
 汗!
  この[五百羅漢]は7月13日(土)NHK教育テレビ〔日本の話芸〕
 で13:45〜放映。(再放送は14日(日)朝5:10〜)忘れずに!
 二度見てもよし!


5月25日『長崎寄席』 太郎村3階 18:30〜
  九州の長崎ではありません。豊島区の長崎です。

5月27日
  第5回目の〔四九八句会〕。  中野坂上のオフィス樹。18:30〜
  先ず、宗匠。しばらくして10名到着。遅れて、さりあさん。
  兼題〔母の日〕、席題〔更衣〕。
  新入の千恵さんを横にカルの知恵の限界か?
  そんなこんなで、次回は6月は27日に。兼題「守宮(やもり)」。
  この守宮、どう考えてもLOVEは、なし。守宮、なんて今もいるのか
 ナァ…。カルは一番酔払ってた……らしい、後日、知った。


5月28〜29日
  窓門会の会員へ『新しい噺絵巻』『圓窓一門会』『全生庵の円朝祭』の
 チラシや〔カル日記〕の発送を始める。
  会員の飯田さんより「5/27の読売新聞の夕刊に末広亭の企画公演の
 記事が出ている。圓窓師の顔が大きく載って」と電話で伺い、その新聞を
 捜す。
  そんなこんなで梅雨の季節に入ろうとしています。
  サッカーワールドカップ始まる。
  そして、末広亭の〔舞台落語〕始まる。
  曇り空に向かって「たくさん聴きに来て下さーい」と祈る。


★8月11日 『全生庵の円朝祭』で生の落語家を目の前で確認しましょう。
★9月 3日『圓生物語』は指定席です。
2002・11・6 UP







平成14年4月(卯月篇)
小筆 窓門会事務局・飛脚方 カル


花の命は短くて、おかしき事のみ多かりき?
月日は百代の…と言ってる間も…。


4月4から11日
  まず、カルの秘密のぞろぞろ発送工程バラします!
  吉窓と萬窓師のチラシ、そして”ぞろぞろ”の陽春号が届く。
  圓窓師へ小窓情報の制作要求のFAXをする。
  宛名ラベル貼り、ミニ色紙の袋入れ、チラシを揃えてカル日記のコピー
 に行く。
  夜中も作業。コーヒータイムで中断。セットも終わらせる。
  8日、切手用意して髪振り乱し郵便局へ! 3回往復して終了。
  次は夏号7月! 乞う? ご期待?


12日
  カル日記の感想を千馬さんより頂く。
 「オシャレー」なんて書いてある。クックッ。嬉しい!
 「オフイス樹の会、28日に行くので」と会員2人からTEL。東中野駅
 で待ち合わせて一緒に行くことにする。古い落語仲間はありがたい。


13日
  コミカレの下級生よりTEL。17日は休むとの事。ナヌーッ!


17日 西武コミカレの”圓窓五百噺”          18:30〜
  コミカレの先輩の石崎さんよりお休みとのTEL。
  池袋芳林堂にて、志ん朝風流入門(税込777円)
  コミカレ受付へ。応対に超立腹!! また、教室の道のりを迷う。
  今日の献立は「まるまど日記」、大蛇先生の講義「旧仮名づかいアレコ
 レ」、師匠の民話落語[飛んでも杭]、古典[火事息子]。
  新入生二人。竹内ゆみ子さん。村井さんは「何か勉強したいので」と。
 続けましょう、落語を!


24日 窓をあければ吉           池袋演芸場 18:30〜
  演芸場手前で声かけられる! 吉窓師のおかみさん。
  前座は、志ん朝師の最後の弟子、朝松[子ほめ]
  吉窓師、オヤオヤかっぽれを踊って[茄子娘]。豆しぼりをきりりと「
 なすかぼ」踊りこなして下りる。
  太助[千早振る]
  吉窓師[あくび指南]。
  中入り後、ミニ座談。太助さんて、相撲部屋の床山さんだったなんて!
  最後の一席は[三十石]。言葉遊びの楽しさよ。
  打ち上げにも参加して、23時に終了。
  すべてヨシ、といかなかったのは、財布をなくした人がいたこと。人ご
 とではないことに気付く。


25日 四九八句会             オフィス樹 18:30〜
  今月も雨、パシリは辛い。今日は11名でも遅刻者待ち。兼題は「葱坊
 主」、席題は「夏めくや」。即興で作ると、毎度のことだが、自分の句を
 忘れて…。私も含めて季語の重ね多し。宿敵(?)窓輝君の休みの日。圓
 窓師の句、どんどん抜ける。今日は吉窓師もいい点で。次回は皐月28日。
 ゆっくりと考えよう。


26日「話・噺・咄・語り・一人芝居・踊り」初日
                      オフィス樹 19:00〜
  落語と芝居のジョイント。まずは窓輝[看板のピン]。一人芝居、青坂
 章子さんの「おひまなら来てよね」。踊りがはいって「並木駒形」「梅に
 も春」「奴さん」。踊り終った圓窓師[一人酒盛]。終って青坂さんとミ
 ニ対談。
  21:00にお開き。出演者と客席がひとつになって盛り上がる。四日
 間続くので、初日のちょんぼは次の日の糧?にして…と。
 誰のちょんぼかは、内緒。(笑)


27日「話・噺・咄・語り・一人芝居・踊り」二日目
                 オフィス樹 19:00〜 本日の初
  ネタ、窓里師[身投屋]。聞きたかったけど、他用で行けず、大谷さん
 お顔みられずごめんなさい。


28日「話・噺・咄・語り・一人芝居・踊り」 三日目
                      オフィス樹 19:00〜
  落語仲間、二人と待ち合わせして会場へ。
  本日の初ネタ吉窓師[後生鰻]。踊りも初演「木遣くづし」
  窓門会員の応援も10名。今日で初演3日目の圓窓師の踊り「奴さん」、
 いい型でした。
  道に迷った山辺さん、トミさん。花好きのカルにブーケを作ってくれた
 ミヨちゃん。 手料理はさすが主婦! ありがとう。


29日「話・噺・咄・語り・一人芝居・踊り」 三日目
                      オフィス樹 19:00〜
  さて、この会の最後の日。
  昨年9月に新真打萬窓師[堀の内]。4月23日に「お父っちゃん」に
 なって、鈴本でトリを取って上り調子! ヨッ! 師匠! 
  窓門会員16名が参加。「鈴本と梯子だよ!」との声も。
  圓窓師の[一人酒盛]。四日間通し、お疲れさま。
  ところで、入口に古裂絵(コギレエ)があったのをみなさん見られまし
 た?
  93歳の女性(オフイス樹のオーナーの伯母)の作品。センスの良さに
 脱帽! てなことで、打ち上げ後、午前様の帰宅になってしまった。


★ お知らせ ★
* 6月20日「新しい噺絵巻」。中野駅北口「なかの小劇場」18:3〜
* 9月3日「圓生物語」の先行予約中。
  オフィス樹 T・F 03−5337−8368
  7月1日より、ぴあにて発売。前売:3000円、当日:3500円

2002・11・6 UP







平成14年3月(弥生篇)
小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル
 カルです。
 早や、3回目のお目文字です。
 今月は窓門以外の会も書きました。よろしく。


3月2日(土)『花形演芸会』国立劇場 17:30〜
  全席指定。前座の才ころさんの[穴子でからぬけ]のとき着席。
  柳好さん[権助魚]、姉妹漫才のニックスさん、講談の北陽さん。花禄
 師が自由が丘から渋谷への引越を枕にして[時そば]。
  中入り後、たい平[二番煎じ]、談春[棒鱈]。
  トリは漫才のテツ&トモさん。何でだろう、落語がトリでないのは?
  若手が競って、年度後の賞を目指す。今回は?


3月13日(水)『小朝の若手特選会』 池袋演芸場 17:00〜
  毎年恒例の小朝好みの若手の会。この日のトリは歌武蔵師[らくだ]。
 元力士だけに酔いっぷりは見事。


3月18日(月)『上野鈴本演芸場・中席』   17:20〜
  昼夜とも若手真打のトリ。広報誌"ぞろぞろ"を片手にチケット窓口へ。
  裏表紙に印をしてもらって割引。お試しを。夜席のトリはたい平師で[
 愛宕山]を熱演。


3月21〜30日 『上野鈴本演芸場・下席』    17:20〜
  新たなる真打昇進披露興行開始。4月1日からは10日毎に、末広亭、
 浅草演芸ホール、池袋演芸場と移動。4月30日迄、お目当ての師匠を応
 援に。


3月20日(水)
『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』  18:30〜
  開始直前、圓窓先生の声が扉から…。「かわら版を見てきた」と深谷の
 田渕さんと最年少5歳の生徒さんも? "まるまど日誌"、民話落語[雷和
 尚]、古典落語[妾馬]は師匠の改良の落ちが粋! 打ち上げの店、どこ
 も満席で、4軒目にやっと。


3月29日(金)
  オフィス樹にて 「四九八句会」 18:30〜
  今月の兼題「亀鳴く」。状況掴めず即興句……、これが以外に……。「
 一の糸亀鳴くように三味の音」。だけど、この程度で味をしめてはならな
 い。脳が腐ってきそう……、何てコッチャ!


3月30日(土)
『大和田寄席 丸花亭』      14:30〜
  昨日の雨はウソのようなお天気。12:30、出演者と池袋で待ち合わ
 せて、日暮里から京成線にて約1時間。窓輝さん[十徳]、吉窓師[都々
 逸親子]「長屋の花見」。16:00終演。「落語の生はいいですネ」と
 の声。
  窓門のチラシを置いて、次の仕事へ行く窓輝さんと駅へ。雰囲気ぴった
 り。
  もう少し近かったら……と。疲れた!
  席亭ご夫婦、お心配りありがとうございました。


 今月は色んな会をご紹介してみました。あくまでカルの目から。
 HPには演者からのメッセージもあり。
 でもネッ。絶対”生”の噺を聞くことが一番!
 終わってから、お目当てを出待ちして、声かけてみるのも手。
 4月は窓門のチャンスがいっぱい。


★ お知らせ ★
5月 7日(火)『窓輝・天どん二人会』日本橋亭 18:00〜
5月11日(土)『ほぼ同期の会 なかの芸能小劇場』窓輝 若手二ツ目
6月1〜10日 『末広亭上席・舞台落語・企画公演』17:00〜
6月23日(日)『圓窓一門会』池袋演芸場 18:30〜
9月 3日(火)『圓生物語』の予約開始。国立演芸場 全席指定。
   
オフィス樹 T・F 03−5337−8368
窓門会カル T・F 0422−54−3607
良い席はお早目に!
02・08・26 UP







カルの窓門落語見聞記

平成14年2月(如月篇)
小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル


 一月の仕事疲れが出たのか、圓窓師がダウン。
 張り切っていただけに、痛々しい。
 句会で会っても、言葉少ない。
 師匠、元気出して!!


2月1〜10日 『定席・二月上席公演』 池袋演芸場13:30〜
  定席に窓門総出演と思いきや、川越市議窓里師は議会中なのか、不出演。
  3日 各寄席の年中行事。高座から豆と出演者の手拭を撒くという、おまけ付。
 来年はぜひ!
  5日 トリの圓窓師、のどの調子が悪く、10日まで休演。
  6日 3日、5日と大入りだったようだが、今日は25、6人。お誘いした吉沢
    先生と楽しむ。
     吉窓師[長屋の花見]。踊り”梅にも春”を芸者の一日としてユーモラス
    に。
     萬窓師[お花半七]、窓輝[転矢気]。
     トリは代演で川柳師。乗切れず終了。4:20。
     入替えなしなので、夜の部へ居座る前にロビーで三太楼師と立
    ち話をしてから、客席へ。三太楼師[小噺]、権太楼師[宗論]。
  9、10日 満員とのこと。吉窓師[ぐつぐつ]、窓輝さん[転矢気]。


 出演の皆さんお疲れさま。4日から休演の圓窓師、早く調子を取り戻してください。


2月20日(水)『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』   18:30〜
 片目を赤くして体調の思わしくない圓窓先生。[そば食い地蔵][垂乳根]。
 初聴講の長島氏、大阪からと藤木氏から「かわら版を見て来たけど、わかりにくい
!」とお叱りをいただく。でも、あの誌のスペースに、どないしまホ。池袋コミニテ
ィカレッジの総合受付 03−3988−9282
 HP:Http://www.seibu.co.jp/c_college/


2月28日(木)   オフィス樹にて 「四九八句会」18:30〜
 俳句の会。第二回目。俳名が楽しいのでご紹介。
 宗匠 ひでを。書記 木の葉。圓窓、吉窓、窓輝はそのまま。清女、代脈、大蛇、初
鰹、ワカメ、円ドル、円フラ、馬頭琴、あきら、仮名、無銭、弥助、花留。
 さて、どんな顔か見たくなりませんか?
 3月29日(金)オフィス樹へ。見られますよッ!!


★ お知らせ ★
4月の窓門定席予定(交互、休演についてはお問合せの上、お目当てを…)
 中席(11日〜20日)浅草演芸ホール(夜席16:40〜 トリ 圓窓)
 下席(21日〜30日)上野鈴本演芸場(昼席12:30〜 トリ 萬窓)


26日〜29日 中野坂上 オフイス樹 アトリエ公演  (19:00〜)
 圓窓[一人酒盛]、青坂章子の一人芝居"お暇なら来てよね"
 元気のいい方は、昼・夜の梯子をしてみては?


6月上席 末広亭企画公演のチケットは、もう手元にありますか?
 私は売るほど持っています(笑)。
 どうぞご用命を! <カル:Tel/Fax0422-54-3607>
2002・8・19 UP







カルの窓門落語見聞記

平成14年1月(睦月篇)
小筆  窓門会事務局・飛脚方 カル


「明けまして、おめでとうございます」
という挨拶も、載る頃には正月気分はなくなっていることでしょう。
 月遅れになりますが、新年からの「カルの窓門落語見聞記」を連載いたします。
 手紙、ハガキに書くのはいやではないのですが、「さて」というような文章は初め
てです。
 読みにくいと思いますが、よろしくお付き合いのほどをお願いいたします。


1月12日(土)第16回『シーハイル寄席』
                   北区・北とぴあつつじホール18:00〜
 都立葛飾盲学校卒業生のスキーサークル主催。歌・トランペット・コーラスなど楽
しんで、有志の落語。流上[やかん]、白鳥[都々逸親子]が終わって円窓師の司会
で、萬窓師、窓輝さん、吉窓師と有志ゲストの田中前審判部長を交えて、野球談。
吉窓師[山号寺号]、円窓師[半分垢]で終了。
 年1度のこの集い。来年は1月4日(土)。
 カルはいつもパワーを頂いて帰ってます。天使の声をぜひ一度聞いて下さい。
世話人の嶋先生。お疲れさまでした。


1月13日(日)『浦和市民寄席』        13:00〜
 残念ながらカルは不参加。円窓師。窓輝くん出演。


1月16日(水)『池袋西武コミカレ圓窓五百噺』 18:30開講
 14年度初の席だけど、円窓先生お休み。代わりに吉窓先生。人が代われば日記も
変わる。日刊スポーツの取材・大山詣りのエピソードが面白かった。
 落語は[明烏]と[薬違い]。20:30終了。
 反省なしの反省会。11:00終了。


1月20日(日)『大和田落語会』     成田街道大和田宿・丸花亭
 行きはよいよい、帰りは恐いのでカルの代観賞を川越の橋本さんへ頼む。
 今年の初席で超満員だったそうで、萬窓師[七福神][佐野山]、窓輝さん[壺算
][太鼓腹]。
 報告下さった橋本氏、席亭の花嶋氏、ありがとうございました。


1月26日(土)『窓をあければ吉』   池袋演芸場18:30開演
 朝からの雪の予報に「大丈夫かね」と群馬の小島氏より拙宅へTELあり。
 そんな状況下[馬のす]、小ゑん師作の[ぐつぐつ]。妙に照れて、おでんのネタ
になってる吉窓師がおかしかった。
 ミニ対談での金兵衛さんの話も…。
 最後の一席[ねずみ]。21時終了。
 外は雨。打ち上げもあって11時まで。雪の予報的中。


1月27日(日)
 新宿にて丸花亭の花嶋氏と会う予定。新宿まで出てくださるとのこと。
 18:00に南口で待ち合わせ。会談も弾んで進み、22時近くまで。
「円窓師・吉窓師・窓里師にも出演して頂ければ」と。月1回で第3日曜日開催。(
京成大和田駅下車)


1月30日(水)『池袋演芸場・昼席』      14:00〜
 トリは馬桜師。予告ネタ出しの10日間で、今日は楽日。
 定席の客席は久しぶり。吉窓師は交互出演の日で[善哉公社]終わって”なすかぼ
”をひと踊り。馬桜師[宿屋の仇討]、踊り”鎗さび”。
 手を締めて、17:25終了。
 走れーッ、次へ!!!。
 落語ではないけれど……、「俳句の宗匠も見つかったし、句会のようなものやりま
せんか」と圓窓師に誘われていたので……。第1回の四九八句会。会場は東中野のオ
フイス樹の稽古場。
 円窓師、窓輝さん、池袋の寄席が終わった吉窓師、すでに先着。22時まで。この
先、年月かけて、四九八句…を、ひねり出すことになる。


カルはこの一ヶ月、こんな感じで窓里師を除いた一門と接触しました。
これ以外にも出掛けましたが、どうぞ皆様も報告ください。
如月につきましては、また…。
お後はよろしいようで…。はい、カルでした。


<<< 追 記 >>>
25日(金)の『円窓・萬窓二人会』北海道札幌市教育文化会館小ホール。
圓窓師の踊りもあって、萬窓師の昇進祝いは盛大に終わったそうです。
オフィス樹の世話人のみなさん、ご当地の千葉さん、ご苦労様でした。


★ お知らせ ★
 6月上席の新宿末広亭は円窓企画の舞台落語。夜17時〜。
 チケット発売中! 10日間有効券です。寄席の日(6月3日)あるし、土・日も
あります。仕事帰りにどうぞ。(5時に少しくらい遅れたって、いいじゃん!)
 事務局とインターネットで発売中!! 売り切れご免! お早めに!
 梅雨の一日を夜席で。
2002・8・19 UP