「つがるLDを考える会」とは
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2000年12月、LD児の教育、療育に関心を持つ、研究者、教員、母親、学生らが集まって当会は発足しました。津軽地区におけるLD児およびその周辺の子どもたちの健やかな発達を願い、LDについての学習会やLD児の教育相談、LD児を持つ親同士の交流などを進めていく会です。
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子どもが生まれた時、子どもの幸せを願わない親はいないはずです。
しかし、子どもが少しづつ成長するにつれ、他の子たちと少し違い、言葉の遅れ、運動や手先の不器用さ、多動や集中力のなさなど育てにくさに気がついた時、親は大きな不安を抱えて子どもと向き合うことになります。
幼稚園、そして、小学校と成長するにつれて、他の障害的なものとも違う子どもの状態が様々な困難性となって見えた時、不安はさらに大きく、しっかりとした相談機関があまりないことや教育の場においての対応策がないことが子育てへの混乱を招いているのが現状です。
LDについての研究がすすみ、少しづつ理解と関心が向けられつつもありますが、子どもたちが置かれている現状はまだまだ厳しい状態にあります。
「つがるLDを考える会」は、親同士や関係者が手をつなぎ支えあい、この子たちのためにあってほしい道は何なのか、そのためにどうすればよいのかなどを考え学びあえる活動を展開していきます。
目的
○LDについての理解を深めるための活動を行う。
○LDについての相談を受け、早期発見、診断、支援に努める。
○LDに関係する親同士、子ども同士の交流を図る。
会則
○当会は、地域・職業・年齢に関わりなく、希望する人は会員となることができる。
○会の名前を用いて活動する場合は、事前に会の承認を受けることとする。
○当会において入手した個人情報については、個人の人権に関わる場合もあるので、不用意に他に漏らさないよう配慮する。
LDとは?
LDとはLearning Disabilitiesの略語で、日本では一般に「学習障害」と訳されています。
LD児とは、知能が遅れていないのに、いつまでも文字が読めなかったり、国語はよくできるのに、算数はさっぱりだったり、成績はよいけど遊びやスポーツのルールが理解できず、みんなと一緒に遊べなかったりというように、知能などの発達に「普通の子」とは違ったアンバランスがあるような子どもたちです。
日本での公式のLDの定義は、1999年7月2日「学習障害及びそれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の指導方法に関する調査研究協力者会議」から出されました。
「 学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。
」
役員
○顧 問 栗林 理人(弘前大学医学部附属病院医師)
○当会会長 安藤 房治(弘前大学教育学部教授) 39−3451
○当会副会長 松本 敏治(弘前大学教育学部助教授)39−3452
○当会親の会代表 松井 佳子(黒石市立中郷小学校教諭)52−8611
○当会事務局 西澤 東 (黒石市立中郷小学校教諭)52−8611
入会するには
LDに関心がある方であれば、どなたでも入会できます。
問い合わせ先は次の通りです。
お気軽にご連絡ください。
「つがるLDを考える会」事務局
西澤 東 黒石市立中郷小学校教諭 TEL・FAX 52−8611
E-mail nakasyo1@infoaomori.ne.jp