こころの教室 生活単元学習指導案                         

1.単元名 「のりものにのって」  


2.単元について  
12月13日金曜日、10:00〜11:00■■養護学校小学部において、クリスマ ス会が開かれる。本単元はその行事に本学級児童が参加することを意図に設定された単元 である。  
主な活動としては、
  
・徒歩、及び公共機関のバスを移動手段とし行くこと   
・目的地に着いてから、相手校児童との交流を図ることの活動があげられる。  

上記の2点の活動にかかわる指導内容は多岐にわたる(例えば、正確なバス代を財布か ら取り出しバス券を購入すること、他に迷惑をかけないで乗り物に乗ること、相手校での 礼儀などなど)が、次のような理由から本単元を設定することは大きな意義があると考え られる。
  
ア いろいろな学習が総合されており、児童の実際生活に結びつくものであ
  るため、児童が意欲的に興味を持って活動し、個人差に応じた学習が展開
  され、自然のうちに学習に参加することが期待できるということ。   
イ 社会生活に必要な知識・技能を身につけさせるのによい機会であるとと
  もに、社会性を養い、集団生活に積極的に参加できる素地をひろげる要素
  が大きくあるということ。   
ウ さらに学級担任の側のこととして、本単元を養護学校との交流の第一歩    
  と位置づけることで、間接的にではあるが、一人一人の就学の適正を見る    
  上での情報を得ることができるということ。  


3.児童の実態について(略)  

4.単元の目標

(1)バス代を自分で支払い、他に迷惑をかけないで公共機関であるバスを利用することができる。 (2)交流を通して、相手校の児童の様子や生活に関心をもつことができる。
(3)安全に気をつけながら、まとまって行動することができる。
(4)公共のマナーや相手校での礼儀を知り、気をつけることができる。  

5.指導計画
(1)事前指導について


    題材
 

       指導内容
 



日時
 

主担当
 

 めあてづくりと
 日程しらべ


 道順しらべ


 プレゼントづくり


 交通費


 のりものの約束


 見学の仕方


 集合・歩き方

 服装と持ち物
 

・自分なりのめあてをたてる。
・当日の日程を時計、時刻表を見てつか
  む。

・地図で道順を調べ、記号を使って簡単
  な地図を書く。

・相手校の児童に喜ばれるようなプレゼ
  ントを作る。

・バス代のお金を取り出し、バス券の購
  入が一人でできるようにする。

・バスに乗る前、乗ってから、降りる時
  の約束を確かめる。

・あいさつ、礼儀、まとまった行動の徹
  底。

・集合、交通規則の遵守。

・当日の服装と持ち物がわかる。
 























 

12/4



12/5


12/6
(本時)

12/7


12/9


12/10


12/11

12/12
 

XXX



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ZZZ


XXX


ZZZ


YYY


XXX

YYY
 

  (2)事後指導について


    題材
 

       指導内容
 



日時
 

主担当
 

 「バスにのって」
 の絵巻づくり

 相手校児童への礼状
 づくり
 

・協同で「バスにのって」の絵巻を作る


・相手校児童へお礼の手紙を書く。

 






 

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12/17

 

ZZZ


XXX

 

  6.本時の学習(3/15)

  (1)本時の目標

   ■共通 相手校児童が大いに楽しんで遊んでくれそうなプレゼント「福笑い」を工
       夫して作る活動を通して、参加する期待感を高めるとともにまゆげや目や
       口の位置によって表される気持ち(表情)に違いがでてくることがわかる。
   ■個別 (略)

  (2)本時の展開


    学 習 活 動

     指 導 上 の 留 意 点

 1「福笑い」とはいつ、どうやって
  遊ぶものか説明を聞く。




 2気持ちにはどんなものがあるか資
  料を読んでみる。


 3「福笑い」の部品にはどんなもの
  が必要か発表する。



 4「福笑い」を製作する。
  ・のっぺらぼうの顔に髪を描く。
  ・厚手の画用紙に部品を書く。
  ・必要な部品にマジック等で色を
   つける。
  ・部品をはさみで切り取る。

 5できた作品で、遊んでみる。




 

・正月の楽しい遊びであることをおさえ、他
 にも正月にはいろいろな楽しいことがある
 ことをイメージさせる。
・実際に黒板を使って、「福笑い」を実演し
 みせる。

・表情によって、表される気持ちは様々である
ことに気づかせ、「福笑い」でいろんな表情
 を作ろうとする意欲をわかせる。

・まゆげ、目、鼻、口、耳、などの部品が「福
 笑い」に必要であることをおさえる。
・ほっぺも、という考えがでたら、それも認
 める。


・自ら描けないでいる子には、見本を見せた
 りして助言する。
・目には白目と黒目があることに気づかせる
・鼻の形、口の開きなどを工夫している児童
 はほめる。

・遊びながら、部品の置いた位置によって、
様々な表情になることに気づかせる。
・遊びを通しながら、■■養護学校の児童も
 きっとこの「福笑い」を喜んでくれるだろ
うという期待感をもたせる。