相変わらず間が空きまくりになってしまったけど、3月の連休に行ったスキー話の続きを。

イモ洗い状態の風呂から出た後は、白馬駅前にあるXさんの店に移動して晩飯ってな流れ予定になっていたんだが、もちろん徒歩で行けるような距離でも天候でもないので、Xさん(だったか宿の方だったか正確には覚えていないんだけど)に車を出してもらって店に移動する事になっていた。

風呂上りの一息で皆の疲れもピークに達し、誰もが眠ってしまいそうな状態の中でも「今ここで(酒を)飲んでしまうと後々持たない」ってんで、誰も「風呂上りの一杯」は飲まなかった辺りはさすがに飲み慣れた面々?ってな感じではある。

しばらくして迎えの車が到着し、店に移動した。
1フロア20席ほどの小さな店とは言え、店は他にもスキーの団体客であろう予約で満席だった。
外の吹雪に近い雪景色を遠くに見ながら、ようやくビールで乾杯でほっと一息つく。

そこそこ酒も進んで来た頃合で、店に置いてあったダーツマシンを見たOさんから「ダーツやりましょうよ」との誘いを受けた。
…と言うか実際は返事をするまでもなく、話に乗せるのが上手いOさんの話術にハマって気が付いたら「やる流れになっていた」というのが本当の所なんだけどw

そして「何かを賭けて遊ばないとつまらないじゃないですか」というOさん(※ダーツ経験者)の意向の元、いつの間にかテーブルにはショットグラスに入ったテキーラとレモンが置かれ、敗者は罰ゲームとしてテキーラをワンショット一気飲みというイベントが準備されたとあっては、これはより陰謀臭…じゃなかった、頑張らなきゃいけなくなる訳で。

一応自分もダーツは全くの初めてと言う訳ではなかったけど、以前に契約していた会社の忘年会の二次会とかで半ば酔っ払いながらダラダラ遊んだくらいの経験しかなく、完全な初心者レベルだった。
てな訳で最初はカウントアップ(8ラウンドの合計得点を競うシンプルなルール)に得点ハンデを20点つけてもらって始めたんだが、第一投から暴投して的の場外にダーツ投げるなど散々な有様でw、後半は多少持ち直したものの当然の如く大差で負けてしまい、さっそくレモンを齧らされる羽目になってしまった。

ただ、ここからがOさんの恐ろしい所で「いやあどらごんさん、初めて同然にしちゃ全然上手いですよ」「筋がいいですね、ちょっと練習したら相当上手くなりますよ」などと調子のいい事を矢継ぎ早に言われていいように乗せられてしまい、ふと気が付けば2杯目のテキーラがテーブルに置かれて「じゃ、次行きますか」という予想通りの展開になった。

今までそんなに早いペースで飲んでいた訳じゃなかったんで「もう無理」って状態じゃないにせよ、この調子じゃこの先どれだけ飲む事になるのか想像もつかないんで、ここでの罰ゲーム連発は何とか回避したい。
そう思って自分も何とかOさんと交渉してハンデを40点にしてもらう事に成功し、軽く酔いが回るのを意識しながらリトライしてみたら、何とここで適当に投げたダーツが20点のトリプルリングに刺さったりBULL(真ん中の高得点部分)にヒットしたりと超絶ビギナーズラックの連発で、「ウェー」「やべぇ」を連発するOさんを尻目に何とハンデ分関係なく勝利を収めてしまった。

これでようやく「次やれば勝てますよ」的展開から逃れる事が出来たと一安心したのも束の間、今度はOさんが「じゃあ団体戦でやりますか」と言い出して結局続ける羽目になってしまい、KさんYさんも含めて2対2で勝負して負けたらテキーラ、というノリでしばらくの間ダーツに興じる事となった。

結局何だかんだで全員が1〜3杯はテキーラを飲む羽目になったが、そこそこいい勝負が続いて一人負け状態にならなかったので、少しテンションが上がってきた以外は皆まだ平然としていた(自分は結構酔っ払っていたけど、全然顔に出てくれないので恐らく平然そうに見られていただろうなぁ…)。

入れた焼酎のボトルも空になり、食事も満腹ってな頃合になって今度はOさんが「じゃ、この後は場末のスナックでも行きますか」と切り出した。
ここでXさんから「近所にパンチの効いたスナックがありますよ」と紹介された店にタクシーで移動する。

パンチの効いた…なんて言うからにはどんな濃いオバハンが出てくるのかと身構えつつ店の中に入ったがw 店には普通の小綺麗な若い女の子が揃っていたんでとりあえずは一安心?てな所だった。
テーブルに着いた女の子から「…この皆さん(我々4人)はどういう関係の皆さんなんですか?」なんて突っ込まれたりしながらも、結構酔っ払っていると言うのに飲み放題だからと貧乏根性丸出しでウーロンハイなんぞをスパスパと飲む。

スナックと言えば大抵付き物なのがカラオケで、ここで予想通りとでも言うべきか「じゃ、唄いますか」てな流れになって自分も何曲か歌わされたんだが、こういう「断れないカラオケ」な場面に対処する為に普段から一人でカラオケに行ってコッソリ練習してきた自分に抜かりは無かった(…自分で言うなって感じだがw)。
何とか場を盛り下げる事無く、無事流れに乗り切る事が出来た。

ここらでさすがにOさんもスイッチが入ってきたのか、最初についた女の子に「何か好きな飲み物を奢りで」と言い出したのを皮切りに、店にいる女の子全員に「あの子にも飲み物を」「あの子にも」てな話になり、しまいには店の女の子全員がビールグラス片手に我々の席に付くというスナック無双状態になった。
(もちろん他にも客はいるんだけど、カウンターの中まで女の子をカラにしてしまうOさん恐るべし?である)

結局何だかんだで1時間半くらいはここのスナックで飲み、いい感じに盛り上がって来た所で退散となった。
宿に戻るとさすがにOさんは横になったまま動かなくなり、残った3人も買い溜めしておいたビールを1缶飲んだ程度で「さすがに眠いから寝ますか」ってな流れになった。
(実を言うと酔っ払っていてこの辺の記憶が散漫なんで、これ以上詳しく書きようがないと言う…w)

外で寝るとなかなか眠りにつかなかったり、眠りが浅くなりやすい自分でも、さすがに今回は一瞬で爆睡状態になった。

…次回に続きます。


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