続きものの日記は極力続けざまに書かないようにしているんだけど、前回があまりに話が進まなさ過ぎたので今回も続きを。
長野からバスに乗り換えてからの話。

皆のテンションの高さも一息つき、各自が寝不足だった事もあり(Yさんはもちろん仕事明けだし、Kさんは前日が休日出勤だったとのこと。そして自分はデフォルトで朝が弱い)バスで軽くウトウトしていたら、次に目が覚めた時には外が驚くほどの雪景色に変わっていた。
長野市内のカラッとした様子を見て不安を感じていたけど、これならスキーも問題はなさそうだと一安心する。

そして本当に1時間キッカリくらいの時間で、バスは白馬駅前に到達した。
駅から宿まではOさんの知り合いで、冬季は白馬で飲食店を営業されているというXさん(…名前を聞きそびれてしまったので、すんませんがXさんという事でw)に車で送迎してもらい、到着した宿で着替えやら準備やら仮眠やらしているうちに遅れてOさんも到着。
昼前くらいには全員が装備を整えて、ゲレンデに向かえる状態になった。

ただ自分以外のお三方はマイボード&ウェア等一式を持っているのに対し、自分は帽子と手袋以外は何も持っていないので、ゲレンデ到着後はレンタルショップで一式のレンタルと着替えをしないといけない。
昨年だか一昨年だかに同じく長野にスキーに行った時、フルセットのレンタルで確か6k円くらい掛かった記憶があったので、今回もそれくらいはするのかなぁと思っていたら何と「全部で千円でいいです」とのことだった。
過去に別のメンバーで湯沢にスキーに行った時も、確かレンタル代は2kもしなかった記憶があるので「超安い!」とまでは思わなかったけど、これじゃ前回のレンタルって一体何だったんだろう…とか思ったりもして。

と言ってもまぁ旅行ゆえに細かい金の話は置いといてw 早速着替えを済ませてリフトのパスを購入し、スキー場のメインらしきゲレンデのリフトに揃って乗り込んだまでは良かったんだが…リフトから見えるゲレンデの斜度が妙に急に見えて、ド素人に毛が生えた程度の自分でもちゃんと滑れるんか…?と少し不安な気分に苛まれる。

つっても何だかんだ言ってスキーはもう10回近く来ているし、滑りの勝手が分からないレベルじゃない。
それに単に久しぶりだから急勾配に見えるだけだろう、なんて適当な事を考えながら普通に滑り出したら、のっけから出まくるスピードをまるで制御出来ずにギャグ漫画のオチにでも使えそうな猛烈な回転状態で頭を打ち付けて転倒し、さらにスキーが片足外れた状態のまま50メートルほど下に体ごと転げ落ちた。

遥か彼方に吹っ飛んだスキー板を見知らぬ人に拾ってもらい、遥か下で転がっている自分まで持ってきてくれたのは有難かったが、ここで何と恐るべき事に?そこからその場で板を履き直す事がなかなか出来なかった。
斜度が(自分には)急すぎて、斜面で直立する事がままならない。
少しでも足に力を入れると、そのまま足を取られて遥か下まで転がり落ちそうになる。

自分の大転倒を見て来てくれたKさんに支えてもらいながら、時間を掛けて何とか板は履き直せたものの、再び滑り出そうとするとまた瞬速でアクセル全開状態になり…10秒も持たずにまたスキー板を片足吹っ飛ばしながら転倒して30メートル落下するというバカ転倒をやらかしてしまう。

…何とか下まで転げ落ちるように滑り降りた日にゃ、既に息は切れ切れで足はガクガク、膝はパンパンだった。
Oさんからは「足、折れてませんか?」とマジで心配される始末だし、改めて自分自身のどん臭さに失望を覚えた。
何か雪がみぞれっぽいせいか、地面がビシャビシャしていてやたら制御が利きにくい感じがするんだが…足が取られやすいと言うか。
まぁ単に下手なだけなんだろうけどね…。

おかげで2回目以降は常に林間コースを滑るという体たらくになってしまった。
いくら自分が下手っつっても、林間コースに行くほどじゃないと思っていたんだけどなぁ…つーかこのゲレンデ、林間コースでも普通に結構なスピードが出るんですけど。
おかげで林間コースでも2〜3回転倒してしまった。情けない。

2時前くらいに偶然4人がリフトの近くに固まったタイミングがあったので、昼飯でも食いますかってな話になった。
昼飯から早速「生4つ+α瓶」などを注文して軽くまったりした後、このままじっとしてたら寝てしまうってんでw 少々風が強くなって吹雪いてきたゲレンデへと戻った。

自分はゴーグルを持っていないので(晴れてたらいらんし、なんか下手なのに装備だけ一人前って構図がイヤなんで)特に向かい風の吹雪になると実は相当キツイんだが、幸い人が少なかった事もあって吹雪の影に隠れた休憩中のボーダーに衝突という最悪の事態は避けられた。

ただキツ目のコースと滑る地面のおまけに吹雪で視界も悪く、滑りの後半は少々修行じみてきた。
滑りながら思わず自然に「ぬおぉぉ」などと口走ってしまう。
それでも特に社会人になってからは滑れる機会なんてそうは無いので、1年分まとめて滑る貧乏根性で滑りまくった。

そしてリフトの営業終了時間に合わせて、我々も退散する事になった。
とにかく吹雪で体が冷えてしまったんで、とりあえず風呂で体を温めますか!ってなノリで、宿の人に車を出してもらって近くの温泉場へと向かったんだが…風呂が1つだけの小さい温泉場なのに人が殺到していて、まさにイモ洗い状態だった。
風呂そのものはまぁ良かったけど、洗い場まで常に満席&2〜3人待ちだったんで、さすがに少々落ち着かなかったかな…。

…ってな所で、そろそろ長くなってきたので次回に続きます。


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