ちょっと間が空きすぎてしまったけど2月20日の日記の続きで、遊んでいたクイズゲームでの「印象に残った対戦」の話などを。
ここ1〜2年のうちにゲーセンに行った事がある人なら、その筐体くらいは目にしているであろう…と思われる、早押しボタンの付いた「Answer*Answer2」というクイズゲームでの出来事。

このゲームはネットワーク経由で4人同時に早押し中心(早押しでないクイズもある)の対戦クイズを行い、そのうち上位2名がサシで決勝を行う(下位2名はゲームオーバーになる)というルールで行われるんだけど、その対戦はプレイヤーの実力や成績が近い者同士、クラス別に分かれて(それこそネット麻雀みたく一般卓や上級卓と言ったノリで)マッチングされる仕組みになっている。

そのクラスは上からSSS(リーグ)・SS・S・A・B・C…というランクに分かれ、最初は下のクラスから始まるものの、そこで好成績を出せばどんどん上のクラスに昇格して行くという流れになる。
自分自身がいつも常駐しているリーグは基本SSで、たまに調子が良くて確変が起こるとSSSに昇格出来る時もあるんだが…このゲームでのSSSとSSの実力差はとてつもなく大きく、SSSではほとんどの場合において早押しボタンを八つ当たりで叩く以外は触れる事さえ出来ないままボコられ、断ラスの連続であっという間にSSに逆戻りとなる。
毎回あまりに大差でボコられてしまうので、SSSに行くといつも気が重くなって遊ぶ意欲が半減してしまうくらいだ。

実際、SSリーグまでは大した知識や記憶力が無くとも、早押しクイズのコツを覚えてしまえばそこそこ勝ててしまうもんだが、SSSにもなるとそうは行かない。
何せ素人参加型のクイズ番組が全盛の頃にはよく見られた、大学のクイズ研究会出身者などの(番組の賞金などを荒稼ぎする)セミプロレベルのクイズプレイヤーが熾烈な上位争いをしているような場所である。
そんな場所に「萩の月と言えばどこの都道府県の銘菓?」との問題で勢いよく「山口!」などと誤答している自分が乗り込んだ所で、そりゃ勝てる方がおかしいというものでw

ただそれでもSSSでは、下位のリーグでは絶対に対戦が出来ないような、それこそ「知る人ぞ知る…」てな人と対戦出来るというのは、まぁボコられる辛さを除けばそれはそれで楽しかったりもする。

そして今回、そのとある(数少ない)SSSでの対戦開始時に、対戦相手の名前で「とうちゅう」という名前のプレイヤーを目にした。
(このゲームは対戦前に対戦プレイヤーのキャラと名前が大きくカットインされるので、誰とやるのかという事がハッキリ分かる)

…うはひゃー。(※ 負の感情表現ではありませんので、念の為w)

チームの名前もキャラの特徴も間違いなくご本人そのものだった。少し、舞い上がるような気分だった。


自分はクイズゲームで遊ぶようになってから、クイズというカテゴリそのものにも少し興味を持つようになった。
そんな中、今になって過去放送されていた素人参加型のクイズ番組などを動画サイトなどで見る機会も増えたんだが、その中でとりわけ印象に残った番組が、今から30年以上も前に第一回が放送されて以来、毎年1回で第16回(+1回)まで続けられていた、「アメリカ横断ウルトラクイズ」という番組だった。

ちょうど自分が小学生くらいの頃に全盛期を迎えていたクイズ番組で、その頃も見ていた記憶はあるんだけど、いかんせん子供だったが故に「お祭り的な面白い事をやってるなぁ」くらいの印象しか無かったんだけど、今この歳になって見返してみると…その番組の持つドラマ性の高さとか、スケールの大きさにたちまちハマってしまった。

魅力を書き出すとそれだけで日記一本分くらいになりそうなんで、とりあえず「名前くらいしか知らんなぁ」って人にはWikipediaでも見て頂くとしてw また別の機会にでも書けたら書こうと思うけど、こんな番組が今もしやっていたら(この不況の最中にまずあり得ない話だろうけど…)間違いなく参加の申し込みをしているに違いない。
(自分はTVの観覧とかにはあまり興味はないんで、本当に自ら進んで出たいと思えるのは今は無きこの番組くらい)

この番組では、その十数年の歴史の中で様々な筋書きのないドラマ(…なんて書くと少々陳腐だけど)が生まれたんだけど、とりわけ名勝負として未だに一部で?語られている場面が、「第13回大会の準決勝」になる。
そのステージの勝負を分ける大一番で出題された問題の解答が「冬虫夏草」…そう、この「とうちゅう」さんの名前の由来となった元になる。

永田喜彰さん。
このアメリカ横断ウルトラクイズでの準優勝を始め、過去に放送されていた「FNS1億2000万人のクイズ王決定戦」で2回優勝されるなど凄まじいクイズの実績を持つ人で、それでいてクイズゲームのプレイヤーでもある事から、未だにQMAの新作が発表される時には毎回「クイズ王」として幕張までゲストに呼ばれるという、まぁ何というかこう、とんでもない人なわけですよ。
(ちなみに今日現在、ニコ動にこの「第13回の準決勝動画」がまだ辛うじて残っているので、興味のある人は是非一見を)

このウルトラクイズの動画は飽きるほど見返して、この番組内で出題された問題であれば(何度も見すぎて内容を覚えてしまったので)クイズとして改めて出されても答えられるってなくらいの自分にとっちゃ、まさに自分とは異世界とも言えるような…「本来は同じ線上にさえ立てない人との対戦」なわけで、そりゃ力も入るってもんで。

で、いよいよゲーム開始と相成ったんだけど…ちょっと説明が長くなりすぎたのでw なんか中途半端だけど今日はこれくらいで。
最近更新頻度が落ちまくりなので、出来れば明日にでも続きを書こうかと思います。


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