久しぶりに麻雀日記でも書こうかと思ったものの、最後にフリーに行ったのは一ヶ月以上前だし、最近は天鳳も打っていない。
まぁ天鳳は負けが込んでイラッと来て(一時的に)止めたってのもあるけどw、やっぱり課金する必要があるとなると…その有効期限が切れてしまうとどうしても、次のやる気の波が来るのを待ってしまうと言うか。

ただその「直近でフリーに行った最後の日」に結構色々なネタとか発見があったので、今日はその話でも。

一ヶ月半くらい前の土曜日の夜、とっくに天鳳の確変が切れた自分は、いつもの如く鳳凰卓でボコられてモヤモヤした気分でいた。
普段なら負けが込むと「何で麻雀みたいなクソゲーがこの世に存在するんだ」とか言いながら不貞寝でもする所だけど、この日は何故かこう無性に何かをボコり返したい気分になって、そのまま全身前のめり状態で深夜営業中の雀荘「たぬ」に押し掛けた。

こういう精神状態で雀荘に行くと大抵は余計にボコられ、迎える夜明けに相応しく頭からコーヒーでも沸かせそうな状態で帰路につく事がほとんどなんだが、この日は珍しく調子が良かった。
タンヤオ赤1のクソ待ちカンチャンリーチを1発でツモって裏乗せてハネ満3枚とか、改めて麻雀の面白さに気付かせてくれるような和了を連発し、2G連続で他家を飛ばしてトップを取ったりと最高の夜を迎えていた。

正確な収支までは覚えていないけど、結局その日は1万以上は確実に勝ったと記憶している。
やわピンってレートを考えれば、収支の万越えは十分快勝と言っていいだろう。

でまぁせっかく珍しくスカッと勝てた事だし、祝杯を上げるべく軽く酒でも飲みに行くか!などと考えながら池袋に戻った。
時刻は既に朝5時を回っていたが、池袋で朝8時まで営業しているBARをちゃんと押さえてあるのでw そこは問題なしって事で。

でもって店に到着し、中に入るやいなや…カウンターに居た店主が発した言葉と言えば、「あら、揃いましたよ」
そしてカウンターに座っていた先客さんが「おっ、じゃあやりますか!」と来たもんだ。

…実はこのBARの店主Oさん(店名とか名前を出してもいいか、ご本人に確認していないので一応伏せ字って事で)は、過去に今は無き「TOKYOぶんかサークル」でメンバーをされていた経験のある人で、その縁であの?和泉由希子プロも一時期このBARで勤務していたとか…と、早い話がそれだけ麻雀を「打てる」人だったりする。

自分も最初はそんな事は当然知るはずもなく、普通に店に飲みに来ていただけだったんだが、ふとした事がきっかけで「麻雀やるんですか」「じゃ今度セットやりましょうよ」なんて話になって。
それでも自分はせいぜい社交辞令的なノリで言っただけだろうと思って、まさか本当にセットに呼ばれるとは思ってなかったんだが、その話をした数日後に夜中に電話が掛かってきて「今日どうですか?」なんて言われた時はさすがにビックリだった。

ただBARの店主と会社員の自分とでは当然時間帯がなかなか合わず、今から寝ようかってタイミングで「今日の朝6時からどうです?」なんて言われても厳しいものがありw、なかなか参加する事は出来なかったんだけど、この日までの過去に1回だけタイミングが合って参加した事があった。

Oさん主催のセットは、レートが1−1−3でアリアリ赤3枚…とまぁごく一般的な雀荘ルールで行われるんだけど、普段の自分の麻雀と一つだけ大きく違うのが「祝儀は面前のみで500円」と言う所。
このセットを打つまで、自分は面前祝儀500円で打った経験がほとんど無かった。

そして試行錯誤で打った初回のセットではあっさり祝儀負けしてしまい(…素点でも負けたがw)、面前祝儀の打ち方について再考を余儀なくされたんだけど、この日改めて面前祝儀で打ってみて、その打ち方ってのがようやく少し見えた気がした。

この日はこのセットでも異常なくらい調子が良くて、いくら押してもまるで刺さらないし、チャンスを逃してもまたすぐ次のチャンスが来る。
そんな好調ゆえに言える事なのかも知れないけど、この日打ちながら思ったのは「面前祝儀でも仕掛けは絶対に躊躇っちゃいかん」と言う所。

麻雀で最も技術差が出やすい部分と言えば(改めて書くまでもないが)牌効率や守備と並んで、仕掛けの技術もその比重が大きい。
紛れの多いゲームでこの貴重な「差」を、不確定な祝儀収入の為に、自ら埋めて平らにしてしまう事は勿体無いと思った。

そもそも面前祝儀なんてものは、意識せずとも得られる時は得られるもので…いわゆる「運次第」になる事が多いんだが、肝心なのはその「多くは運次第という現実」を受け入れられるかどうか。
鳴き祝儀では「技術で祝儀を取りに行く」という思いが自分は強かったが、ここでそれを捨てる事が出来た時、初めてフラットにモノを考えられた。
和了出来るタイミングでは常に最速を目指して相手の収入を潰していく事で、それもまた一つの差になる。
強いて言えば断ラスでやる事がない時に鳴かなくなるくらいで、それ以外は何も変える必要が無いと感じた。

また「面前祝儀慣れ」している相手では、仕掛けに対する警戒がより一層薄まっている事が多い。
これもまた「面前祝儀だからこそ仕掛ける」事の強みにもなる。

結局このセットでは祝儀10枚以上を浮かし、通算7〜8ゲームで2.5万くらい勝ってしまった。
Oさんは今年に入ってまだ負け無しだったそうで、自分が今年に入って初めて土をつけたってのも、ちょっと気分が良かったw。


この日記が休み中でない時にまたこのセットが開催されれば、今度はもう少し書ける事も増えると思うので、セットの状況とかは説明不足気味だけど今日はこれくらいで…。


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