タイトルがメジャーな割にはほとんどの人が知らないであろう、このゲームを最近ゲーセンで遊んできた。

かく言う自分もつい最近まで存在すら知らなかったし、そもそも出回りが悪過ぎるせいか設置している店を見た事が全く無かったんだが、先日フリーに行く前に馬場のゲーセンに寄った時、偶然にもこれを見つけた。
パーティゲームという趣とも異なり、ライトユーザや女性向けにしちゃ内容がマニアックすぎるせいか…客は全く寄り付きもしていなかったが、逆に「早々に撤去される前にとりあえずやっとくか」という気分にさせられ、「難しすぎる」というネットの記事があったのが少し脳裏を過るも、とりあえず遊んでみる事にした。

と言っても…どちらかと言うと器用貧乏タイプで、どんなジャンルのゲームもある程度ならこなせるつもりの自分でも、この「ガンシューティング&3D強制スクロール系のゲーム」は大の苦手ジャンルだった。

何せ虚弱体質なもんだから少し銃を連射すると腕が攣りそうになるし、そもそもそれ以前に全く敵に弾を当てられない。
ハウスオブザデッド(ゾンビを銃で撃ちまくるゲーム)を遊んだ時も、「頭を狙え!」とか言われたって簡単には当てられまへんって。
結局は胴体穴だらけのゾンビに掻き毟られるわ、「HELP!」とか言いながら出てくる一般人を0.1秒で撃ち殺してペナを食らうわ、弾をリロードしたつもりがリロード出来てなくて「リロリロリロウ!アウチ!になるわ(…ちょっと分かりづらいかなw)と、とにかく全くいい思い出が無いジャンルなのは間違いなかった。

でもこのゲームは武器を振り回せば何とかなりそうだし、鞭の位置や飛び道具の標的も画面にマーカーが出てくれるので分かり易い。
これなら少しは何とかなるだろう、と思ったのもあった。

てな訳でゲームを始めたんだが、何と恐ろしい事に、鞭のコントローラを振り回しても画面のマーカーがほとんど動かない。
こりゃいきなり故障筐体にヒットしたか?などと軽く焦ったが、よく足元を見ると「ここに足を置いてプレイして下さい」とある。
一人プレイなら画面左側に立たないとイカンとの事で、立ち位置を合わせたらちゃんとマーカーが動いてくれた。
初っ端から画面中央に仁王立ちなどと、少々前のめりになりすぎてしまった。

そして自分は遊ぶ前のイメージで「そんなに大きくコントローラを振り回さなくても、軽く振れば認識してくれるだろう」みたいな良く分からん思い込みをしていて、一番最初のザコが出てきた時にそんなノリで鞭を軽く振り回したんだが、画面のマーカーがちょっと動いただけで、主人公は何のリアクションも起こしてくれない。
あれっ、あれっ、あれっ、とか言いながら画面の前で手をクネクネと気色悪くやってたら、そのザコが余裕を持ってグシャッと一撃。
初っ端のザコにダメージを食らう俺。どれだけアホなんでしょうか。

その後に思い切って鞭を大きく振り回したら、やっとそれらしいエフェクトが出てザコを一蹴してくれた…
ってちょっと、こんなに大きく腕を振り回さないといかんの…?
予想を遥かに超えた重労働に驚き慄く。

それでも「とりあえず大きく振り回しさえしてりゃ序盤はダメージを受けない」という事が分かったんで、そりゃもう気が触れたかのようにブンブン振り回しまくりましたよ。
…まあ多少、「今の自分の姿を客観的に見たくない」とは思えたけど。

そんなこんなでとりあえず2面のボスあたりまで行ったが、最初のザコにダメージを受けたのが響いてw あえなくゲームオーバー。
終わった時は息が半分切れ、上半身汗だくになってました。
それでもその時は「久しぶりにいい運動したな」なんて呑気な事を考えるくらいだったんだが、その後雀荘に向かった頃には腕に力が入らなくなっていて、麻雀牌も捌きにくくなるくらいに状態が悪化してしまっていた。

そして数日が経過した今、未だに右腕の筋肉痛が取れない。
この日記を書いている今も、キーを押す右腕がちょっと重痛い。

自分の日頃の運動不足さと、アーケードゲームで筋肉痛が何日も取れない間抜けさに、改めて自分に呆れてしまった。


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