時は遡って先週金曜日の話。
携帯の電波が届かない場所に居た時に携帯に着信があったらしく、夕方18時頃にふと携帯を見るとセンターに留守電が入っていた。
自分の知り合いには「留守だった時は留守電に入れる」って人がほとんどいないんで、一体誰だろうと思いつつその留守電を聞いてみると、
「(何か野太い声で)あーーんにゃーーーんあーーわーーーあーーー」(注:事実を誇張せずにお送りしております)
何これ、一体どこの誰の悪質な嫌がらせなんだ…と思いつつ一応聞いていると、その奇声の最後に「ダンクん」らしき発音が多少聞き取れたんで
折り返し電話を掛けてみると、やはり声の主は本人との事で「今仕事で都内まで来てるから、一緒にフリーでも行きますか」って話になった。
飯でも食うかと飯田橋まで来ていた自分は、乗り換え用の改札を通らなかった事を多少後悔しつつ、その足で乗り換えて馬場のたぬへ向かう。
(有楽町線と東西線の飯田橋駅は離れていて一旦改札を通る必要があるんだが、乗り換え用の改札を通る事で初乗り料金が掛からずに済む)
先に自分が店に到着し、しばらくの後にダンクんが到着。残りの2人も知り合い同士という面子で、お互いが対面でゲームが始まった。
…今日は初っ端から、典型的な負けパターンの一つである「リーチと発声するとロンと返事される」の症状が頻発する最悪のスタートで、
「ロン」や「ツモ」などの発声機会がほとんど無いまま、あっけなく2連ラスを食らってしまった。
2G目などは南入もしないうちからトビそうになった上に、上家に6万点近くガメられてしまうというクソ過ぎの状況に加えて、
7000点しか持ってなかった俺の満貫放銃が2着目にスルーされた上にツモられるという、有難いのかむかつくのかよく分からん展開になる。
でもま、片チンの漫画にもある通り「見逃された奴はツく!」って言うし、ここで俺を飛ばさなかった事を後悔させてやるぜ…な〜んて思いながら
取った次局の配牌がこれ。












ドラ
ふはははは、ざまぁ見やがれってんだこのトンチキ野郎めが。
こうなったら出来るだけ速やかに両脇をメタメタのギタギタにしてやる…などと鼻息を荒げたまでは良かったんだけど、結局この局の結果は
たった一枚の有効牌を引く前に脇からリーチとかほざかれて、あっさりと糸冬りました。ツくのは配牌だけですか片山さん?え?(…八つ当たりw)
しかも今日は両脇にいいように和了されまくっただけでなくて、信頼していたはずのダンクんにまで裏切られてしまうし。
それは珍しく貰った親の好配牌から、早い順目のうちに下のごとくメンツオーバーな状態になった時のこと。













ドラ
ここは時間を掛けて冷静に場を見渡す。まだ5順目くらいだけど、特にダンクんからの上のソーズ(
とか)の出が早い。
こりゃダンクんを始めとしてソーズの上は誰も持ってそうにないな、こりゃ山にいるのはソーズだ、なんて思いながら
を払う。
読み云々を滅多にしない俺でもやれば出来るんだぜ〜とか思いつつ、サクッと引いてくる有効牌と聴牌を夢見ていたら、いきなり対面の野郎が
(`・ω・´)「カン」 



_, ._
( ゚ Д゚)
という訳で、これでこの局は終了しました。ちなみにこの局はダンクんは四暗刻を張っていたらしいですが、ま、そんなのどうでもいいです。
道中のゲームで「オーラスのラス親で満貫ツモって一発大逆転」など多少の幸運もあって、何とか粘って「2トップ&2ラス」でラス半を迎えたんだが、
最後のゲームも苦しい展開が続く。オーラス、ラス目の親(下家)に粘られていたある場面の中盤で、こんな状況になった。
自分の手:











ツモ
ドラ
親の手:



(河にワンズは直前にツモ切りした
のみ)
親のワンズ一色手を前に、本来はあまり勝負をする気はなかったんだが…この形で張ってしまうと話は別になる。
現時点で自分は3着目だが、この手を曲げてツモるかトップから直撃(まぁ無いだろうが)する事で…裏次第では大逆転トップまで見える。
それに親は捨て牌とその鼻息の荒さから間違いなく聴牌だし、この手を放棄して得られるリターンを考えても「流局で3着キープの可能性」だけだ。
をツモってきた…いや、ツモってきてしまった時点でもう勝負に出るしかないと感じた。だが
は初牌、確実にどちらか以上が刺さるだろう。
ここも時間を掛けて考えてみる。
下家の鳴き方からして、ワンズ一色で染まっている可能性よりも…





のような形の方が想像し易い気がした。
いや、





なんて形も充分あり得る。
で打ち込んだら最低5800、最悪18000まであるだろう。
だが
はどうか。当然ワンズだけで染まっている可能性も有るだろうが、





とか被害の小さい形だって充分に考えられる…
今になって冷静に考えてみると、自分の都合がいいように解釈しているだけで何の判断にもなってない気もするんだけど、
この瞬間は何故か
の方が危険度、そして失点の逆期待値も高い気がしてしょうがなかった。それに
待ちならもしかすると出和了の可能性も…
など長考の末に結局
切りでリーチを打ったんだが、結果としてはリーチのチを発声する前にロンと返事されてしまうだけだった。







「18300」
…さようなら。
結果:2−0−0−3 −7100
終わってからダンクんに「いくら負けました?」って聞かれた時、勘違いで「3000円かな」とか言ってしまったんだけど、よく考えてみたら
最初の2連ラスで財布から直接4K払っていた事をすっかり忘れていた。そりゃそうだよなぁ、2回もトンでるしトップの素点だって低いし。
てな訳で二人して「ほんと麻雀つまんね」を連呼しながら、とぼとぼと帰宅致しました。
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