池袋東口にある雀荘「龍門」に行ってきた。

ここ最近は何かとセットに参加する機会が多くて、その中身も毎回かなり濃いゆえ「もう麻雀はそれだけでお腹一杯」ってな感じだったけど、
最近はセットラッシュも一息ついた感じなんで、そうなるとやはりフリーの借金返済を目標に、またピン東風のフリーに行き始める事にした。
幾つかある店の候補の中で、近代麻雀の広告で「新規の方は5G無料」って宣伝文句を思い出してこの店にする事に決めた。

この雀荘は以前仕事していた勤務先の通勤途中にあるのを確認済みだったんで、店に着くまでに迷ったりする事は無かったんだけど、
この雀荘があるビルのテナントはそのほとんどが「いかがわしい系」の店ばかりで、しかもエレベータが外から丸見えなので少々入りづらい。
大人の玩具云々がデカデカと書かれたノボリの真横で、こういう時に限ってなかなか来ないエレベータを待つサマはちょっと間抜けではある。

行ったのが平日の真っ昼間という事もあってかw、店に入った時には客は一人もおらず、メンバーが暇そうに新聞を広げて読んでいただけだった。
この店は「1−2−4の東風戦の店」って事しか事前に知らなかったんで、とりあえず新規って事を伝えてルール等々を聞く事にしたんだが…

場代600円(このレートの東風戦で600円は高い…)
・赤3枚/500円+金2枚/1000円(要するに色付きが5枚
・白ポッチ2枚(さすがに一発ツモのみ有効だが)

とまぁ非常にインフレ色・ギャンブル色の強いルールで、このルールと場代を聞いた瞬間に俺は「5G+αでさっさと帰ろう」と決めてしまった。
赤5枚入りは今までに打った事が無いけど、さすがに5枚入ると対処(防御)のしようがない予感がしたし、場代にしてもこりゃ暴利だろうと。

他に客がいないんで当然メンバー3入りでゲームが始まったんだが、何か知らんがここのメンバーは3人とも打牌や卓回しのスピードが超早い。
しかも他者の仕掛けやリーチに対してほとんど降りずに押しまくって来るので、本当に一瞬のうちに一局が終わってしまう。
卓にしても配牌全自動卓(アモス製じゃなくマツオカ製のやつだが)なので余計に進行ペースが速く、誇張抜きで1ゲームが10分で終わる。
そりゃチンタラされるのもイヤだけど、ここまで早いのもちょっとどうかなぁと思った。もうなんかゲームしてる感がゼロで、少し殺伐としすぎてる。

麻雀の方は最初「赤5枚入り」の威力が分からず、親で愚形7700をダマで和了したりしてしまったんだけど、
後から赤5枚入りの破壊力とメンバーの(攻撃的な)打ち筋を見て「やっぱリーチすべきだった」とかなり後悔する羽目になった。
今まで赤4枚入りまでなら打った事があるし、赤4枚なら「やっぱ平均打点が多少高くなるな」くらいの感覚しか感じなかったんだけど、
これが赤が5枚になると相当ゲーム性が変わる気がした。もう毎度の如く色違いが複数枚くるような感じで、確かに降りる気もしなくなってくる。

今回は特に、開始早々からダマで簡単に「ロン、タンピン赤金で満貫の1500円」などと言われたりとか(自分が刺さった訳ではないけど)、
メンバーが3面待ちのオープンリーチを一発でツモって親倍3千円オールとか簡単にやられてしまったんで、余計に「無理」感が漂うんだろうが、
それにしても自分が思った以上に、降りの効力が薄い麻雀って気がした。ツモられた時の被祝儀支出が大きすぎる故、乱打戦ばかりになるし。
攻撃的な麻雀が好きな人には楽しいルールかも知れないけど、さすがに攻め好きな自分でも?「こりゃバランスが悪いぞ」としか思えなかった。
なんか長時間打つと色んな感覚が麻痺しそうな気がして少し恐さを覚えたんで、事前の考え通りに数ゲームで止めておく事にした。

ただ今回の自分の麻雀内容としては、赤や金がゴッソリある時にことごとくツモ和了が出来た幸運もあったりとか、
カンが入った超終盤に親リーチを掛けたらメンバーがノータイムで当たり牌を切ってロン、メンピン一発赤ドラウラウラでハネ満2Kとかで
結果、成績自体は平凡だったものの祝儀収入が大幅に黒字になって…数字的にはちょっと有り得ない収支を叩き出してしまった。

結果:2−3−1−2 +19600

もちろん場代5ゲーム分(3K)が無料というのも大きいけど、それにしてもこれ、一体どんだけ祝儀麻雀なんだって感じだ。
今回は勝てたんだから文句云々を言うべきじゃないんだろうが、正直もう一度行きたいとは思わない。時間もほとんど潰せずに終わってしまった。


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