数日前から「長〜い夏休み」を使って実家に帰省しているんだけど、さすがに毎年3回(正月・GW・夏)に必ずと言っていいほど
地元に帰って来ているとは言え、その地元の様子ってのは帰る度に少しずつ…微妙に様変わりしている。当たり前の話かも知れんけど。

今回の帰省でも例外ではなく…まぁ厳密に言えば結構以前から既に変わっていたんだけど、家の近所にあった唯一のセット雀荘
(実際は雀荘だけでなくカラオケやビリヤードなどが一体になっている、特に街の外れとか郊外に行くとよくありそうなスポット)
が綺麗さっぱり潰れて無くなっていて、その跡地にはコンビニとネカフェが一体になった建物がいつの間にか出来ていた。
何かまさに時代の流れそのものって感じだけど、根本的に以前の建物そのものが老朽化しまくっていた事もあるし、特に驚きでもない。

そこのカラオケ店などは地元で唯一「徒歩で行けるカラオケ店」だった事もあり、本来は重宝されるべきスポットになり得そうなものだったが、
実際は部屋は不気味なほど薄暗い上に何故かカビ臭かったし、カラオケのマシン自体にしても当然の如く見た事もないような骨董機種で
「演歌+α」程度の曲目しかないし、しかも店の営業時間が夜の2時までという微妙ぶりで、結局店の健在中もほとんど使う事がなかった。
(唄ってても気が滅入って来ると言う、他店にはない不思議な感じは味わえたがw)

そしてそのカラオケ店に付属する形で存在していたセット雀荘、そこには過去1度だけ…地元の友達と利用した事がある。
と言っても過去の日記に出てきたような麻雀仲間と行った訳ではなく、単に昔の同級生とか飲み仲間で…飲んでる最中に話の流れが
何故か麻雀になってしまい、そして言いだしっぺが酔っ払いの典型症状みたく「じゃ打ちに行くぞ」以外の言葉を喋らなくなってしまった事で
渋々付いて行ったという話(過去の日記を見てもらえれば分かる通り、自分は「打ち込んでる人間」以外とは極力麻雀は打ちたくない)。
確か5年くらい前の話になる。その時の話を少し。

貸卓料金が1卓1時間2000円という時点で入口の窓ガラスに頭を打ちそうになったが、まぁ滅多にない機会でもあるしそれは仕方ない。
店は卓が5卓程度の微妙な広さで、他の客は関西弁丸出しでお上品な言葉を遣うオヤジ共がすごい姿勢でサンマを打っていただけだった。
卓は一応自動卓ではあったが、テンリーダーは当然無し。しかも卓は牌の流し込み口が2つある(しかも口がやたら小さい)タイプの、
今ではもうお目に掛かれないようなレア機種だった事はよく覚えている。

打つ前にルールを決める時は、あまりでしゃばらずに「地元連中のルール」に従う事にした。
飲み屋で麻雀の話になった時につい、酔っていた事もあって調子に乗って「俺は井出洋介と打った事がある」などと自慢してしまったためw
そういうポジションのヤツが口出しするのはさすがにみっともないと思った訳だが、

・東場はテンパイ連荘、南場は流局連荘(つまり南場は第一東風荘と同じ)
・当然クイタンは無し
・ピンフ+ツモは1翻(関西では珍しくないけど…)
・供託のリーチ棒はリーチを掛けた和了でないと取れない

等々、ただでさえ打ってる最中に「タンピン三色が和了出来なかった」って理由だけで怒って不機嫌になる奴と一緒に打ってるってのに、
このルールのおかげで余計に辛い時間でしたよそりゃ。だいたい供託の千点棒どんだけ溜まるねん、みたいなね。
他にも「ツモ、ピンヅモ」って言われた時に思わずフリーズしたりとか…ローカルルール把握してない奴(俺)に点数計算任せるなよ、全く。

一応仲間内で金は掛けずに、高い場代の負担率を総合順位によって変えるというルールで打ったんだけど、
結局総合3位だとか微妙にネタにもならない順位で終わってしまい、5時間ほど打っただけで場代を5K近く払った事だけはよく覚えている。

しかし打っている最中誰も飲み物を頼まなかったから分からなかったけど、この値段でも飲み物を頼んだら金を取られたんだろうか…
東京でこの値段だったらアルコールもフリーでもおかしくないくらいだし。まぁ一応、麦茶だけはやたらと注ぎに来てくれたがw
それも今となっては、確認不可能になってしまった。

本当に東京って場所は麻雀を打つには恵まれすぎているなぁと、地元に帰ったり地方に行くとつくづくそう思える。


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