五反田にある雀荘「South」に行って来た。

この店は近代麻雀の広告で見掛けて以来、その雀荘らしくない内装や雰囲気が何となく新しそうで面白そう(ネタになりそう?)と思って、
かなり前から機会があれば行こうとは思っていたものの、ここ一ヶ月ほどは仕事が忙しすぎるせいもあってなかなか行く機会もなく…
(いかんせん店の場所が自宅からかなり遠い上に、今の勤務先とも全然絡まない場所だから「何かのついでに」って訳にも行かないし)
ただ最近になってようやく休みの日に暇な時間が出来たんで、その日曜日の夕方頃から店に向かう事にした。

五反田には仕事で2〜3回行った事があるだけで、あまり馴染みなどもない場所だったんだが、ほとんど迷わず店は見つける事が出来た。
そして確かに雀荘らしくないエントランスを通り抜けて店に入ると…さすがに「開店早々の店」という訳ではないんで、そんなにズバ抜けて
綺麗〜という程でもなかったけど、それでも従来の雀荘の地味なレイアウトとは一線を画した、何と言うか小洒落た感じの店ではある。
ただまぁ…その卓で打っている面々は、どうしようもないほどピン雀の顔ぶれって感じだったが(それでもオヤジ比率は低い気がしたけど)。

来る前に店のホームページで細かいルール等の確認は済ませてきておいたんで、特に混乱もなくスンナリとゲームに入れる…かと思いきや、
何か知らんがHPで書いてあったルールと微妙に変わっている。赤3枚ではなくて赤3枚+金1枚(1K)だったのはまだいいとしても、
いくら何でもそりゃねーだろと思ったのは5万点で打ち切りのルール。これじゃ親が満貫2回続けてアガるだけで終わってしまう(場千五だし)。
これさえなければまた店に来ようと思えるルールなんだけどなぁ…他はだいたい及第点以上の、自分好みのルールでもあるし。

しばらくしてゲーム開始となったが、着いた卓は他の3人がどうやら常連のようで、あまりお上品ではない口調でペチャクチャと喋りながら
無駄にオーバースイングで毎回強打する客がそのうちの二人。なんだこりゃ、こりゃいくら店の雰囲気が良くても台無しだな…と思いながらも
さすがに客まで店は選べないだろうし、とりあえずそんなのは無視して自分の麻雀だけ打ちゃいいか、と思いつつ局を進めていたとある場面。

ここで自分は不覚にも、特に強打がうざかった上家にホンイツ翻牌の3900は5400を放銃してしまったんだが、もう完全に次の局が始まって
牌を取り出そうかという段階になっていきなり「あれ、さっきのって満貫あったんじゃねーの?」などと言い出してきた。
自分は最低限の形しか見ていない(染め&翻牌はあるから最低でも3900はあるな、程度しか見てなかった)故に何も覚えてなかったんだけど、
他の常連共がこぞって「ああそうだ、よく考えりゃ満貫じゃん」などと言い出し、最後にはその男が何と「あと4100」などと言い出してきた。

…冗談じゃない。手牌を完全に崩して、次局のツモ山まで出てる段階で何を言ってやがる。
それまでの悪印象と相重なって、既にこの段階で内心軽くカチーンと来ていたんだがw さすがにこんな事で怒り出すのも少々みっともない。
無用なトラブルを避ける為にも、自分では極めて(努めて)冷静でかつ落ち着いた口調で、

「いや、もう支払いは終わってるんで」

と言った…つもりだったんだが、意図せずに自分が想像していた以上の、妙にドスの利いた声が出てしまった。
自分で言っておきながら「やべ、これじゃ口論になったり面倒な事になってしまうかも…」などと思って軽く身構えてしまった訳だが、
声で相手を威圧したのが効を奏したのかw ちょっと後ろを振り返ってメンバーを呼ぶ素振りを見せた以外、それ以上は何も言って来なかった。
メンバーを呼んだ所でどうせ分が悪いとでも思ったんだろう。こんな言い分がまかり通るなら、俺は毎回「あ、さっきの倍満でした」って言うぞ。

明らかに不満げな上家を尻目にゲームを再開。すると後々になって、この出来事が絡む何とも愉快な事態になったんですよ、ええ。ははは。


…っと、ちょっと前フリだけで長くなってしまった…。今回はまだネタがたくさんあるんでw 残りの日記は次回に回します。


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