昨日の話になるけど、泉さんと新たぬで軽く打ってきた。

自分にしては珍しく、昼間仕事してる時から「今日は何故か無性〜に麻雀が打ちたいなぁ」てな気分だったんだが、
そこで珍しくいいタイミングで「行きますか」と来たもんだから話も早い。その時残っていた仕事は見なかった事にして、速攻で店へ行った。

同卓となった残りの二人も知り合い同士というメンツで始まった1G目、東パツにリーチを上手くかわして5200+リー棒などを和了するも、
親番で泉さんが脇の二人から満貫級の手を2〜3度アガるなどして爆発、あっという間に絶望的な点棒差がついてしまった。
全く、よりによって一番点棒を持たせちゃいけない(守備の堅い)ヤツに5万オーバーも点棒を持たれるなんて、全く夢も希望もないぜ…
と正直ほぼ諦めの境地だったんだが、両脇がいつも通り平和ドラ1なんぞを地味に和了しつつ、飛ばない程度に適当に粘ってくれたおかげで
無事南入を迎えたその南場のとある局、ここで見事に自分の手が仕上がった。



そして、自分の捨て牌(河)はこんな感じ(字牌群はうろ覚えだけど、数牌は間違いなし)。





…来た、まさに芸術。

これならいくら守備が堅いっつったって、他に切るモノがなければ順序的に絶対は選ばれるはず。泉さんはいつもそういう降り方をするし、
つーかもうこの河なら泉だろうが沼だろうが何だって出るに決まってるぜヘッヘッヘ、さあさあ満を持して掴んで刺さって「○ね」と言え、
などと思いながら心の中でニヤケようとした矢先、下家が突然「ツモ、4本7本」とたわ言をぬかす。芸術はほくそ笑む暇も無く消え去った。
(でも正直、中途半端にツモ切り追い掛け!とかされるよりゃよほどマシだとは思ったし、特にそんな大きなショックもなかったけど)

結局この半荘、最後は3着目の親がラス目から24000を和了してトビ終了(当然俺は3着転落)と言う結構最悪な展開で終わったんだが、
ゲットした祝儀収入くらいのマイナス程度しかない事もあったし、不思議と凹んだ気分にはならなかった。まぁ気を取り直して次行くか、と。

すると2G目、ついに俺が親番の時に泉さん以外の2人が放銃マシーンとなってくれたおかげで、結構デカいトップ目のまま南入。
そして南場の親の時、こんな配牌が来た。



たぬルールでは、途中流局が一切無い。いや、あったとしてもこれは流さない気がする。迷わず国士に向かった。
すると何故かこの局は全員が、序盤から中張牌をバンバンと切り飛ばし…一九字牌がまるで出てこないと言う異様な局になった。
どこかで一九字牌を固まって持たれていたら嫌だな…とは思いつつも、さっさと4枚枯れてしまうよりかは、よほど期待の持てる展開ではある。
変則の場だと「早アガリでサクッと流される」という可能性だって少し減ってくるし、これはもしやひょっとするかも知れない。

そしてゆっくりではあるものの、着実に確実に仕上がっていく自手。
自分は今まで金の掛かったフリー・セットでは一度も役満を和了した事がない。そもそも役満自体、もう2年くらい和了していない。
(この日記を書き出してから、見事なほどに一度も役満和了をしていないし)

そしてついに、10順目あたりで待ちでの待望のテンパイとなる。しかもはその時、まだ場に一枚も出ていなかった。
久しぶりの役満テンパイでしかも親番。どうしたってドキドキしてしまうし、その緊張を表に出さないようにするのに…そりゃもう必死だった。

そしてしばらくして、トビ寸前だった上家から…文字の書かれた牌が勢い良く飛び出た。








<  キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

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…感動のあまり、倒すときにちょっとタメを作ってしまった。我ながら少々うざいとは思ったけど、まぁこんな時くらいはいいよね。
ただ惜しむらくはこの時、この上家が数百点しか持っておらず、箱下一万点越えのトビ料を含めても600円の和了にしかならなかった事かな。
(祝儀も店払いの役満祝儀が1K出るだけで、対戦相手から貰える祝儀は無い)
その辺りは自分らしいと言えばそれまでだが、さすがに今はこれ以上の贅沢を言うまい。

そしてラス半を掛けて迎えた3G目、ここでまさに壮大な流れの存在を感じずにはいられないw 素晴らしい展開になった。
まずは一つ目、東場の親番でこの形。



これをリーチしたら何と一発ツモ。こんな和了はもう1年くらいしてない気が…と言えば大袈裟だが、あっさり6000オールの3枚をゲット。
そしてこの後、またも両脇のタンピンドラなどのゆとり和了でジワジワと差を詰められてしまうも、今度は南入した親番でこの手。

 ドラ

ダマで和了が利かない受けがある以上、当然の如くリーチに出たら、何と一発目のツモは!!!!! しかも裏までご丁寧に乗ってしまい、

「8000オールの4枚」

この瞬間「ひでえ、ありえねー」という意思がふんだんに込められた対面I氏のため息交じりの苦笑を聞き、そしてそれを聞いた時、私は


うはwwwwwざまぁwwwwwwwww


と思いました。
しかしこの和了、ホントに役満よりも嬉しいかも。俺はこういう和了がしたくて、今まで歌舞伎町やセットでの各種拷問を耐えてきたんだ…
と思うと思わず涙腺も緩くなって来そうです。いやあ、ついに俺の活躍の瞬間を書き記す事が出来ましたよ。この日記をやってきて良かった。

結果:2−0−1−0 +16200

最後、持ち合わせがなくなったらしい両脇の2人分のカゴを巻き上げ…じゃない、没収…でもない、頂きましての清算となりました。
特に3Gとも飛んだ上家は多少気の毒だとは思ったが、でもま、ちょっとは麻雀の苦しみってものを知った方がいいよ君たち。わははは。


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