日頃の行いがよほど悪いせいか知らんが、何とまたしてもハズレクジを引いてしまった。

過去に隣人の騒音について、かなり真剣・深刻な文面で日記に書いたはずなのに某氏から「日記で一番笑えた」などと不本意な評価をされ、
改めて騒音に悩まされる環境ってのは結構特殊なんだろうな(ぶっちゃけ、他人事なんだろうな)…と思っていたんだけど、それでもその
バカ隣人がいつの間にか引っ越したのを知った時には、これでようやく騒音から完全に解放されると信じて疑わなかったんですよ。
まさか二度も続けてバカが隣に住むなんて、いくら何でも有り得んだろうとね。

…自分の引きの強さに呆れると同時に、やっぱりいくら頑張ってみても…安アパートってのはそれ相応の人間が住むように出来てるんだな、
と思わされる事しきりだ。普段からもの凄く腰が重くて極端なほどに面倒臭がりな自分は、引っ越しなんて今までに考えた事もなかったけれど、
そろそろ本気で引越しを検討すべき時期が来たのかも知れない。このままじゃ何かアタマの一部をやられてしまいそうだ。いや本当に。


隣が新しく引っ越してきた当時は、特にウルサイような要素などもなく…それこそ夜中にバカデカい音量で音楽を鳴らすような事もなかった。
それがどういう訳か分からんけど気が付いたら夜中にホゲー、である。もはや隣の部屋って何かに取り憑かれてんじゃないの?と思えるほど。

元々隣はたまの昼間に爆音を鳴らす事があって、それは結構不快に感じながらも「まぁ昼間だから怒るのも何だしな…」とか思いつつ、
それでも家に居ても全く落ち着かないので強引に外出したりして、結局は「何で隣に合わせて俺が動かなきゃいけねーんだよ」とか腹立ってきて、
それでそういうイライラの蓄積と、前に住んでたヤツのおかげで我慢の許容範囲が随分と狭くなってしまった事も相重なってる所に来て、
一週間ほど前の朝…確か午前5時を過ぎるかどうかって頃合だろうか、ついに一発で目が覚めるほどの盛大な爆音がドーン、である。

それでも一度は思いとどまり、我慢我慢と自分に言い聞かせながら…その瞬間は軽〜く壁を蹴って意思表示をする程度に抑えつつ、
冷静に大家に苦情を言う形でその場はなんとか収まったんだけど(もちろんその被害当日は俺の体調をボロボロにしてくれたが)、
それから半月も経たないうちにまたしても、朝5時という「目が覚めたらそれで最後」の時間に、隣は盛大なドラムパーティを開いて下さって。

このアパートの大家は真面目な人柄で人当たりも良く、こちらの騒音の苦情などにも真摯に対応してくれる。
まさか大家からの注意が無かったなんて事はないだろう。今までの実績と、以前の苦情電話をした当日の隣の異様な静けさを考えると。
って事は、このバカは人の言う事を2週間も経たないうちに忘れてしまっているという事になる。これ、前に住んでた奴と症状が全く同じだ。

口で言って分からないものはどうしようもない。
ここからはもうなんか無意識でしたよ。今までの生涯で、これほど瞬間的に目がパッチリ冴えた事なんてないくらいだった。
素早く着替えて表に出て、隣のバカの玄関ドアに蹴りを5〜6発…入れようと思ったけど、雨でエントランスが滑りやすくなってたので
自身の身の危険を考えて冷静に3発にしておきました。人間って本気で怒ると、結構冷静になるもんなんですね。
これでようやく、雨の音がクリアに聞こえるほど静まり返ってくれはしたけど…もちろんこんな状態から再び眠れる訳もなく。

一応念の為に言っておくと、この行為自体の批判についてはいくらでも甘受するつもりです。
蹴りという行為を自慢するつもりで書いた訳でもなく、当然恥ずべき行為だという自覚の上で書いています。
でもそれでも…生活音ってんならいざ知らず、こんな人為的な騒音で体調を崩させられるほど苦しめられる事がどうにも我慢出来ない。

自分も音楽を聴くことは好きだけど、田舎の一戸建ての実家から都内のアパートに引っ越す事になった時点で、何セットもあったスピーカーは
全部実家に置いて来たし、東京で購入したコンポもまず一番最初にスピーカーを取っ払い、ヘッドホン以外では聴く事が出来ないようにした。
こういう事をしてるのが、何だか異端的に…自分の方がおかしいような気分にさえなってくる今日この頃。その事が少し怖い気さえする。

安心して眠りにつけるという当たり前の事が、当たり前に出来る日は来るんだろうか。


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