夜に少し暇な時間が出来たんで、近所の点5雀荘「ぱたーん」に久しぶりに行ってきた。

メンバー2入りで打つ事になった1ゲーム目から、早くもピンフ赤で2000点とかツモ赤でゴットー一枚とかおめでたい被和了の連続で、
このメンバーは絶対まともに給料貰えてないだろうな…なんてお節介な事を考えながら、よしダマで助かった、こりゃまたダマで助かったと
毎度のように思う事の繰り返し…に最後まで終始。気が付けば序盤2Gの戦績は何故か3着とラスでした。つーか本当にチャンス無さすぎ。

それでもまぁ普通にリーチしてツモられたりしてたらもっと悲惨な事になってるはずだし、素点的には随分と助かっているはず…などと
あくまでポジティブに行こうとした3G目、ここで久しぶりに…あまりの非道な展開に脳天をカチ割られそうな出来事が起こってくれた。

このゲームもオーラスまではまるでいい事がなく一人断ラスで、かつ他の3人が全員3万点越えというどうしようもない状況だったんだが、
幸いラス親が残っていた事もあって、ここで何とか粘りを見せるべく…まずは何とか先制でテンパイまで漕ぎ着けた。

 ドラ:無関係

三色まで仕上がらずに赤も絡んでくれなかったが、土壇場で贅沢を言ってる状況でもないんでとりあえずリーチ。
するとハイテイ間際で勝負に出てきたトップ目から、まずは見事に出和了る事が出来た。
ここで裏が乗れば一撃でラス回避が出来る状況にまで持ち込める…!と期待しつつ裏を勢い良くガバッとめくると、

「…。5800」

ただこれはしょうがない、さすがに一撃でイーブンな状況に持ち込もうなどと虫が良すぎってもんだし、
まずは連荘で次の局に全てを賭けようと思っていたら、その次局でも比較的早い8順目あたりに見事に先制聴牌が仕上がる。

 ドラ:

よしよし、これは逆転出来る展開だ、理由は分からんけど何となく逆転の予感がする…なんて都合のいい事を考えつつ
軽く興奮しながらリーチと洒落込む。すると今度はさっきの和了でタナボタトップになった対面が勝負に出てきて、それで見事にロン!
これで裏が乗れば一気に2着まで浮上&ラスの可能性が大幅に減る!ってんで、また気合込めまくりで裏をガバッとめくると!

「………。5800…」

ちくしょう、なんで裏が乗らんのだ。あーもう何か分からんけどとりあえずむかつく、なんて思いながらも心は既に次局へ。
一応この時点ではまだまだ冷静さを欠いてはいませんでした。まっ、この程度はよくある話ですから。

そして迎えた次局、もう止まらねーぜってな感じで?4順目に早々とこんな形に。

 ドラ:無関係

安打点で一発ツモかツモ裏が無いとトップは見えない状況だったけど、それでもダマってる理由なぞ全くないんで速攻でリーチ。
この辺で卓上の相手3人はもう既に諦めたような、かなり苦しそうな様子になってきた。うむ、実にいい感じだ。

だがしかし…延々延々、ツモれない。
おまけにリーチ後に河が温くなる牌ばかり寄越しやがって、その影響もあってか全員がベタオリのままで流局となってしまった。
くっそ〜、何でこれがアガれないんだよ…。

この時点で全員が2万点台となる大接戦に。
そして迎えた3本場、10順目あたりからこんな形のまま延々とフリーズしてしまう。

 ドラ:無関係

あーもうくっそ、一つ鳴く事さえ出来ればテンパイ(この店はテンパイ連荘)なのに…と内心超〜悶々悶々悶々…としつつ、
鳴く事が出来ないクズ牌をオヤジギャグを交えながら延々とツモ切る上家のオヤジに殺意を覚えながら、結局ハイテイまで一度も鳴けずに
終わってしまい、こんな事って本当にあっていいんかよとか思いながら諦めかけたハイテイのツモ牌は…… 何と

…助かった。
辛うじてテンパイを維持して迎えた4本場、何とここでまたしても先制のテンパイが入る。

 ドラ:無関係

愚形で安手だけど、積み棒とリー棒を考えれば裏1枚でトップが取れるはず…と思い、何とか気合を込めてぶん曲げると
次の瞬間に上家のオヤジが「…終わったな」とボソッと一言。だろだろそう思うだろ?そう思うならいい加減諦めて俺に打ち込めコラッ!ボケッ!
(…この時点で相当イライラ来てますw)

だがしかしまたしても、めくっては捨て…めくっては捨ての繰り返し。
結局最後まで何の発声も出来ないまま、またまたまたまた流局となってしまった。何でなんだよおい。ええ加減にせーよ。

そして何と5本場まで来たその次局、ここで何といい感じにクソ軽い手が!

 

さすがにこれは勝っただろ、ホント長すぎる道のりだったぜ…とか思っていると、ある日突然上家のオヤジが「ロン」などと寝言をぬかす。

「1000点」

この時点で俺はまだラス目だったが、このオヤジに打ち込んだ3着目の対面とはほんのわずかな僅差。
5本場で2500まで失点がある事を考えれば、最悪のラスだけはまぬがれたか…と、内心「不本意なホッ」をしようとした、その時だった。

点棒表示を改めて見直すと、なんと自分と3着目とが同点でした。
あれっ、って事は…とあわてて起家マークの在処を探す俺。そして程なくして、その在処を見つける事が出来ました。
そう、俺の下家に鎮座している起家マークをしっかりと。つーか俺、よく考えてみたらラス親なんだったよ。ははは。


…何じゃこれは。ラス親で自力で5本積んで結局ラスかよ。この展開でどうやったらラス引けるんだよ。誰か教えてくれ。


あまりの展開に何か視界が霞んできた4G目など、ここでようやく俺の展開に…なんて都合のいい事があるはずもなく、
東場で残り500点になって死に損ない状態になった上でガッチリ三千六千をツモられて終わりました。わははは。全員○ねや。

結果:0−0−1−3 −9500(チップ:−10枚)

何と言えばいいのか…麻雀ってやっぱ、娯楽じゃなくて修行ですね。


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