フリーでの戦績を収支として記録し出すと、それは当然データとして有用なものになり得て、実力や収支効率改善の向上にも役立つんだけど、
ただ一つ、この事にマイナス的な要素を挙げるとするならば…「収支効率の悪い店で気軽に打つ事が出来なくなった」って事がある。

フリーでの成績を公開するからには、当然ながら「少しでも良い成績(特に収支面での成績)を出したい」という思いがある。
何かの機会に他人のフリー収支と比較されるような事だってあり得るかも知れないし、やはり公開するからには恥ずかしい成績は出したくない。

だけど、巷のフリー雀荘(特に近代麻雀に宣伝を打っているような、オープンで「マナー重視」を謳う雀荘)のほとんどは
点3や点5などの低レートでかつ場代は相応に高めに設定されていて、とても収支云々を考えるには分が悪すぎる店ばかりだ。
それらの店に「低レート中心の成績だから」と前もって言い訳した上で行く事だって出来るんだろうけど、本当に勝てる・勝つ気があるんなら
何で高いレートで打たないのって話にもなるし、それが収支を逐一記録して「今日は○k負けた」とか言ってる人間なら尚更って気がする。

「良い収支」ってものを目指した場合、麻雀の場合はどうしても…それに比例してギャンブル性が高くなってくる。
勝つ為には必然的に歌舞伎町東風戦のような祝儀比率の高い、言わばインフレ的な麻雀を打つ機会が多くならざるを得ない。

自分は別にギャンブル嫌いって訳でも無いし、祝儀比率の高い麻雀だって(今では)決して嫌いではない。
でも、やっぱりどうしても祝儀比率の高い麻雀は(特に東風荘などでの麻雀と)相当にゲーム性が異なるモノっていう感覚があるし、
あえて悪く言うならばどうしてもドンジャラ的な要素が増えてしまうんで、あまり「打ちたい」と思う瞬間ってのが出てこない。
長く打てば最終的にはかなりの確率でプラスになる、ある意味「結構手堅いギャンブル」という事を考えても…それは同じだ。

祝儀比率が高い麻雀や、東風戦のようなスパンの短い麻雀では特に…他家の仕掛けや色の在処などに細心の注意を払わなければいけないし、
安レートの東南戦などよりもよほど守備を重視して打たなくちゃいけないんだけど、ただ実際にそうやって用心をして守備をした結果が
赤わんさか&白ポッチ一発ツモでン千円オールとかで精神的にダメージを受ける事が多くてw どうしても「ジリ貧感覚」に陥りやすくなる。

逆に低レートの場合、インフレ的なルールが少ないぶん紛れも起きにくいし、祝儀にしても小銭程度の変化しかないんで
高レート麻雀に比べて「俺の技術をフル回転して難局を守り切った」みたいな、守備で得られる満足感ってのが大きい気がする。
ほとんどの場面で「守備」をやらなければいけない、と言うかやらざるを得ない麻雀において…この瞬間的な感覚の差ってのは結構デカい。


「なんか今日はハジケたい気分だなぁ」って時以外は、いざ歌舞伎町へレッツゴーって感覚がどうしても湧いてこないんでw
結局他の数少ない「勝てる店」を選んで打つって事になるんだけど、そうなるとどうしても「たぬ」とかに片寄ってしまう。
そうすると日記的には困った事に「いつもと同じ店」って事で真新しい事が何も書けないし、読んでいる人からすればワンパターンにもなる。
全くもって悩ましい。


どっかに点5で場代200円くらいの店が出来てくれないかな…もちろん東風戦でOKなんで。でも都内では無理だろうなぁ。


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