久しぶりにフリーに行ってきた。
さすがに年明け初っ端から歌舞伎町へ行くのは少々ハードなんで、感覚を取り戻す程度の心積もりで新宿の「たぬ」へ行く事にした。

ありがたい事に、今日はストレスを感じさせない好展開が最初から最後まで続いてくれた。
とは言っても「バカヅキ状態のままふと気が付きゃトップ」みたいな楽な展開は一度もなくて、結構接戦状態の緊迫した展開が続いたんだけど、
幸運にも勝負所で常に多かれ少なかれ自分の有利な方に展開が働いてくれたおかげで、よくよく考えてみれば今日は一度たりとも
「ちくしょー」とか「くそー」に類似した思考を走らせなかった気がする。圧倒的な勝利ではないにせよ、こういう展開もまた楽しくていい。

おかげで今日同卓した対面の、「無駄にフォームの大きい(チンタラした)牌捌き」とか「序盤から意味の分からん長考の連発」なども
自分が終始好調だったおかげで何か寛大な心で見守る事が出来た。もし負けが込んでたら絶対にイラッと来てただろうなぁ…。

そんな中、確か3G目が終わった時あたりだろうか…
トイレに行きたくなったのでゲーム開始前にメンバーに代走を頼んで、んでもって席に帰ってきたら3順目でこんな形になっていた。

 ドラ

席に戻ってきた時に軽くドキッとしてしまった。これはまさに絶好の清老頭チャンス!(えっと、結構本気で言ってます…変かなw)
牌姿を見た瞬間にチートイドラドラのイーシャンテンなんて思考は0.1秒で消え失せ、次の瞬間に場に飛び出たを無謀にもノータイムでポン。
しかも手作りの道中にまで引き込んできていよいよ準備万全の状態。そしてもサクッと鳴く事が出来、場の雰囲気が「ざわ…ざわ…」
なってきた所で(いや誇張とか思い込みとかじゃくてホントにw)、最終的にこんな形でテンパイする事になった。

  

もちろんこれで和了して万事OKなんて事はまるで考えてなくて(そりゃ当たり牌が出ればアガるけど…w)、口は既に「ポン」の発声準備万全、
誰か「あっ!」とか声を挙げながらついうっかりを切れ!
などと訳の分からん事を考えつつ、この緊張が同卓者にバレてはいかんと思って
コーラを飲むのも一時的にストップして、しかも「なんかつまんねーなー」風のブラフな雰囲気まで無駄に醸し出しながら待ち構えていた。

するとここで上家の親が「うーん」とか何度も言いながら、いかにも勝負したいと言わんばかりの露骨な長考をし出す。
おおっ、なら年中無休で受付しておりますよ!ってか当たりじゃないんだから早く切って楽になれやボケ、などと勝手な事を思っていたら、

親「リーチ!」 

……。

まぁいい、こっちだってハネ満テンパイなんだからこんなもん全部ゼンツじゃい!と思いつつ気合を込めながら同順にツモってきた牌は、



…「ま、これでもしゃあないか」などと厚かましい事を考えながらも結構興奮していた自分は、内心で「うはwwおkwww」とはしゃぎながら
「ツモォ!!3000・6000!!」と軽快に点数申告すると、

上家:「……」
対面:「……」
下家:「……」


…何故か場が凍りついてしまいました。
な、なんだ? 人がせっかくこんなクソ珍しい大物手を和了したってのに、この微妙〜な空気は。

でもって点棒授受が終わってかなり時間が経った後で、上家がボソッと一言。

「…あの、それ満貫…」

……。

えー、滅多に無い(しかもレアな)役満のチャンスで興奮し過ぎたせいか、鳴き純チャンが自分の頭の中で勝手に3翻に変換されていました。
一度しまいかけた点棒を「間違えました、あはは、すみません」なんて言いながら返却。和了の興奮と相まって、顔から火が出そうになった。


結局はここで役満の和了とまではいかなかったが(…その割には話を少々引っ張りすぎたかもw)、
その後さらに何故か面前で純チャンを2度ほど和了までして、最終的には一度もラスを引かずに終えることが出来た。
ただ残念ながら祝儀収入はほとんど0で、チップ分は確実にマイナスだとは思うけど…それでもここまで好結果だと贅沢も言えまい。

結果:3−2−1−0 +9500

今年初フリーがいい形でスタートを切る事が出来たと同時に、20日のオフに向けてもいい足固め?となった。
ただそうは言っても…セット前のフリーはいつも好調で、その度ごとに「今度こそ準備万端!」とか日記で大々的に言っておきながら、
いざ肝心の本番になると全くの問題外で結局プゲラって事が多いのでw、今回はあまり大口は叩かない事にします。笑


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