18時を少し過ぎた頃だろうか、泉さんから電話が掛かってきた。

「もしもし?」
「@☆#$¥*〜〜!!」

本気で何を言ってるのか全く聞き取れなかったんだが、聞き返してみるとどうやら「この前のリベンジしに打ちに行くぞ」という事らしい。
まぁ泉さんは前から電話の第一声でいきなり用件の核心部分から話す人なのでw、別に流れ自体は取り立てて書く事でもないけどね。
(なんて本人に言ったらどうせ「電話で今大丈夫?とか聞く意味が分からん、大丈夫だから電話に出てんだろボケが」なんて言うだろうけど)

って事で、いつも通り?新たぬへ。
店に着くといつも通り泉さんが先に打っていて、その卓に入れる形にならなかったので…一旦抜けてもらってから改めて同卓で打つ事にした。

1G目は泉さんが序盤で大きくリードして、持ち点は5万点を越すダントツの展開に。
一方の自分はチャンスをモノにする事が出来ないまま押されっぱなしの状態になり、確か2万点弱の3着目で南場の親番を迎えていた。
ここでドラ無しチートイのテンパイが入ったんだけど、有効な待ち牌はか、あるいは捨て牌のスジになるのいずれかだった。
一人断ラスとか「ツモりたい場面」であれば迷わずツモの事を考えて待ちにするんだけど、この場面はツモ和了を意識するよりは
どうにかして上位(特に泉さん)との差を詰めたいという思いがあって、出アガれる可能性の少しでも高い待ちでリーチを掛ける事にした。
(しかも捨て牌はほとんどチートイに見えない形でかつ、有効なアンパイもかなり少ない「優良な河」だったって事もある)

何とか上手い具合に直撃で和了出来ないものかと、ただそれだけを考えていたら…リーチの一発目に泉さんが小考の後に切ってきた牌は、



キタ━━( ´_ゝ`)━━ !!!!!

ここで裏が乗れば当然インパチで一発逆転。この上手く行きすぎな展開からして「なんか勢いのままに裏も乗っちゃうんじゃねーの?」などと
何ら根拠がないのに結構自信満々で裏をガバッ!とめくってみると…!

「…18000の3枚です。」 (内心:「うはwwwwwおkwwwwwww」)

…ああいや、これが理不尽だと言うお気持ちはよく分かります。これほどまでに嘘臭い18000はそうそう無いですから。
ここで軽く茫然自失で目の焦点が定まっていない泉さんに、ちゃんとフォローの言葉を掛けておきましたよ。
「3枚!3枚!(チップ早く払え!)」と。
(注:本人曰く「オリた訳じゃなく、状況的に切る牌がこれしか無かった」との事。ここは一応真面目にフォロー入れときます)

この後I氏は下家(親)の謎のダマ「タンピンイーペードラ」に刺さってしまい(注:安目だと平和ドラ1)あえなく撃沈。
一方自分はこの点棒移動のおかげでトップを揺るぎないものに出来てしまって、そのまま苦も無くトップをゲット出来てしまった。

しかもそれ以降、ここ最近の確変状態を示すかのごとくバカヅキの連続で、2着を1回挟んでダントツトップ2回の連勝。
今日はとにかく誰かに刺さった記憶がほとんどない。たとえ先制した後に追い掛けられても、油っこい牌をいくら掴まされても全部セーフで、
逆に自分が先制されると、常に最も少ないリスクだけで勝手に「先制リーチに対抗出来る完璧な形」が仕上がってしまう。
それで勝負するとまた勝ち…の繰り返しで、自分で打ちながらにしてしみじみと?「ホント嘘くせぇなぁ…」などと思えてしまった。

結局、泉さん以外の脇の二人は…誇張抜きで、どんな声をしているのかも最後まで分からないままだった。

結果:3−1−0−0 +16200

たぬでの勝ち金額としては最高記録かも知れない…しかも4Gだけでこれだし。
いつこの反動が来るかは分からんけど、それでも勝った時くらいは普通に「やっぱ俺って強いわ」との思いに浸ることにしますか。笑


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