東風で麻雀を打つ時って、皆さんはどんな状態とかどんな環境で打っているんだろう。

音楽を聴きながら、TVを見ながら、ネットサーフィンしながら…と、マルチに何かをやりながら遊んでいる人も結構いると思うんだけど、
自分の場合はその「他の何かをしながら」が出来ない。それは単純に、複数の事が同時に出来るほど器用じゃないって事もあるんだけど、
それより何より「他の何かを同時にやる事でPCに悪影響が出て、東風の進行に悪影響が及ぶ」って事を極端に恐れている部分がある。


自分が昔東風で遊び始めていた頃は、以前の日記にも書いていた通りADSLなどの高速通信が存在しなかった時代で、
モデムを通して電話回線で(テレホーダイを使って)東風に接続して遊んでいた。
そしてその時に契約していたプロバイダが、当時学生で金がなかった自分が安さにつられて入会した地元の某プロバイダだったんだけど、
さすがに安かろう悪かろうとはよく言ったもので、いざその環境で東風で遊ぼうにも…ゴールデンタイムだった23時台では、
東風に繋がらない以前にプロバイダのアクセスポイント(以下AP)に繋がらず、ネットそのものが出来なかった。

今のADSL環境しか知らない人からすれば結構信じられない話かも知れないけど、まだ電話回線しかなかった当時のネットへの接続は、
APの接続者が一定以上になった時点で回線がビジー状態になって、ネットに繋ごうとしても電話と同じで「話し中」になる。
大手のしっかりしたプロバイダであれば、APもちゃんと整備されているので滅多に話中になったりする事はないんだけど、
さすがに1年間で6000円という地元のローカルなプロバイダでは、テレホタイムが始まる23時頃はまず接続そのものが不可能だった。

しかもモデムも当時最新の56kbpsの物ではなく、友達からタダで貰った28.8kbps(単純計算で接続スピードが半分しか出ないモデム)
を使っていた。そんな遅いモデムと回線の細いプロバイダでは、例え奇跡的に23時台に接続が出来たとしても、ほとんどまともに
動きすらしないって状態だったんだけど、その時に一回だけ…幸運が重なって(間違って?)東風でゲーム開始してしまった事があって。

この時の記憶は今でも、トラウマとして強烈に自分の記憶に残ってしまっている。
自分の回線のあまりの遅さにゲームが全く進行せず、自分が1回ツモるまでに誇張抜きで2分くらいかかるという有り様で…
その間、自分は何もする事が出来ない。しかもいくら重くても回線そのものは切れず(当時は意図的に代打にする方法も知らなかった)、
対戦相手からチャットで「おーい、君の番だよ○○(当時のHN)」とか「ちょっと、いい加減にしろよ」などと言われたところで
自分ではどうする事も出来ず、そしてとてもいたたまれなくなった自分は、謝罪の一言と共に東1局で途中抜けをしてしまった。
(東風で意図的に途中抜けをしたのは、その時が最初で最後になる)
それ以来、その時使用していたHNは二度と使っていない。

今でこそネットの環境が大幅に向上した事もあって、自分の環境とかが原因で東風が重くなるような事はまずないんだけど、
それでもどうしても、回線に負荷を掛けるような行為は躊躇ってしまう。それくらい、この時の記憶は自分の中では負の記憶だ。

あともう一つ、以前まで使っていたPCがあまりにも落ちやすくて、それのトラウマが残っているせいってのもある。笑
以前のPCでは、東風を打つ時はメッセ以外を全部閉じて(しかもメッセの状態も「取り込み中」に設定してポップアップ等も禁止にして)、
何かの拍子で誤作動などが起きないよう万全の姿勢で東風を打っていた。当然、予約待ちの際にIEを起動させてネットサーフィン…
など全くの論外で、そんな事をした日にゃ間違いなく、予約した状態のまま画面が真っ青になって再起動するハメになってしまう。

だから打っている最中にPCで音楽を聴くとか、自分の中では未だに「とんでもない自殺行為」というイメージがあってw
ついクリーンな状態で臨もうとしてしまう。落ちるのって本当にイヤなもんだし、こればっかりは「慣れ」とかもないだろうなぁ…。
それに回線とかPCに関係する不具合で負けたり、他人に迷惑を掛けたりする事ほど不本意な事はないと思うし。

なもんでこれからも自分は、東風の予約待ちの時は他に一切何もせず、待合の無機質な画面をひたすら眺めつつ、
「現在の状況」ボタンをカチカチ連打しながら「あと一人…ああもう、あと一人早く…」などとやってる事でしょう。笑


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