最近、昔の日記にもちらっと書いた事があると思うけど…飯田橋東風荘の客繋がりで知り合いになった、某協会の若手プロ氏と
偶然にも某飯田橋近辺のゲーセンでバッタリ再会した。

久しぶりに会ったって事で色々と話をしてたら、まぁ当然…リニューアルした飯田橋東風荘の話にもなるわけで。
その某プロは店がリニューアルしてノーレートから点3専門の店になってしまって以降も、たまに店に顔を出しているらしくて
リニューアルしてから一度も店に行ってない自分に、最近の店の状態とか客層の変化とかについて色々と教えてくれた。
んで、社交辞令か何か分からんけど「どらごんさんもたまには店に来てくださいよ〜」とも言ってくれた。

そう言ってくれるのはありがたい話ではあるんだけど、もう自分としては正直、この店に行く気はさらさら起きない。

とは言っても、別に「点3みたいなチープなレートでやってられっかよ」という話ではない。
(まぁ点3みたいな中途半端なレートで打つくらいならノーレートでいいじゃねーか、とは思うけど)

自分はね、この店に本当に期待していたんですよ。
レートを乗せなきゃ成立しないと思われるフリー麻雀・フリー雀荘の世界で、この店はその常識を覆した…いわばパイオニア的存在な訳で、
その存在意義ってのは凄く大きかったと思うし、新たな麻雀の方向性と言うか、遊びの形の指針を示せる可能性がある店だと思っていた。

だから点3の店にリニューアルするって話を聞いて、その理由が公式に店から公開された時は本当にガッカリした。
「以前からレートのある麻雀で打ちたいというお客様の要望にお答えして…」だって。
じゃあ今まで(曲がりなりにも)店で満足して打っていた客はどうなるんだよ。ノーレートっていうほぼ唯一無二の場所で遊んでるってのに
肝心の現在の客の意向は無視って事なのか?って話にもなるし、だいたいこんな見解を公式に出す事自体が既存客をバカにしてる。
ってか、それじゃあんたの店は今まで何の為にノーレートでやってきたの?って話にもなる。

結局この店は麻雀業界の新たな可能性を模索しようとか、新しい遊びの形で牽引して行こうとか、そんな意思なんて元からなかったのだ。
ただ単純に目新しくて稼げそうだからって理由だけでノーレート営業を始めて、で(大した営業努力もせず)儲からないから結局止める、
と言っているに過ぎないだけでしかなかった。開店当時の大言壮語もみんな「目先の儲けの為の嘘っぱち」だった。

おまけに今まで何千試合と打った店での成績データは全て破棄された。新店にも姉妹店の渋谷東風荘にもデータを引き継ぐ事が出来ず、
成績やデータを大切にしてきた自分のような人間にとっては、まさに金より大切なものをそんな意味の分からん理由でのリニューアルで
全て抹消されてしまった訳である。成績をデータ化するって事の意味さえも分からず、この店はそれを売りにして営業していたのか…?
もう本当に、脱力感しか沸いてこない。

おまけにリニューアルしてからは点3なのにG代300で和了連荘・6万点超え打ち切り…等、もう「とにかく利益第一」って色合いが
アリアリ見えているのもかなり感じが悪い。セット料金もまた値上げ。「また足を運んでみるか」と思えるような要素など、どこにもない。


…ただ振り返ってみれば、自分が勝手にこの店に過剰な期待を寄せ過ぎていただけだったのかもね。
単純に利益の上がらないものを上がるものに切り替えた、それだけの話なのかも知れない。
(ただそこまで言うほど、末期でも客が少なかったとはとても思えないが)

今ではノーレート時代の客層とかなり入れ替わって、またタチの悪い「点3な客」が増えたって話も聞く。
結局、何もかもが跡形もなくなってしまった。


まぁ何と言うか、あんま一つの店に長く出入りするのも…いい事がないって事かな。


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