学生時代の麻雀の友人で、口癖が「8000」って奴がいた。

などといきなりネタみたいな書き出しで始めてしまったけど、これは嘘でもネタでもなくて本当の話。
「8000」ってのはもちろん麻雀の点数申告の8000点のことなんだけど、この友人はこの口癖を
「お前うるせーよ」的な意味合いのタイミングで、何かを言われた時の返し用として言う事が多かった。
例えば「お前また遅刻してきたのかよ」って言葉の返しとして「うるさい、8000」みたいな感じで。
文章で書くと「何だそれ、つまんね」って思うかも知れないけど、本人の言い方とか間の取り方が上手くて結構笑えた。

8000という発声がネタになるって事は、それだけその発声を受けた人間の屈辱度が高いってわけで…
冷静に考えてみたら(こんなくだらん事を冷静に考えるなって気もするけど)「8000!」という点数申告は
麻雀の数多くある点数申告の中でも最も不愉快な申告なんじゃないかって気がしてきた。笑

リアル麻雀をよく打つ人なら容易に想像が付くと思うけど、例えば
「12000!」って申告と
「8000!」って申告なら、安いはずの8000の方がなぜかむかつく、と自分は思えるんだけど…。
なんか8000!って言葉の響きそのものに、嘲笑的なニュアンスが込められている気がしてならないと思うのは自分だけだろうか。

しかもこの8000という点数申告、これ単独で(「です」とか付けないで)申告する場合、
どれだけ丁寧な言葉遣いをしても絶対に丁寧に聞こえないという問題点がある。
3900とか5200なら「です」を付けないでもある程度ニュアンスで丁寧な言い回しに出来るんだけど、この8000を
例えば明るく「はッせん!」とか言ったところで、「お前なめてんのか?」ってニュアンスにしかならない。
(…書きながら「これ読んでる人に絶対上手く伝わってないぞ」って気がすごくして来た…w)

なんで自分は8000を和了した時は、特に意識して「8000です」と静かな口調で言うようにしている。


うーん、さすがに今日の話は文章ネタとしては無理があったかな。
でもこれ5年くらい前からずっと考えてた事なんだけど…誰か賛同者いません?笑


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