実家に帰って学生時代の友人達と会ったりとか、あと会社勤めをしていた頃には付き合いで「麻雀に誘われる」事が結構あった。

でも、麻雀仲間という明確な線引きの無い人間と麻雀を打つのは、個人的にはかなり辛い。
と言っても「(技術とか経験の差で)麻雀にならないから」「面白くないから」という理由ではない。
そりゃもちろん、一連の動作が不慣れでトロいよりは早い方が打ってて心地良いのは当たり前だし、
ある程度以上の技術を持っている人間と打つほうが麻雀自体は楽しいに決まってる。

だけど、別にそういう場所を他に求めようと思えばいくらでもある訳だし、
そんな滅多に打たないような面子にまで、麻雀のゲーム性を引き出すことを求めようとは思わない。

辛いと思うのは…麻雀はそういう単純な友人・同僚の関係を、どうしても壊してしまう要素を持ち合わせているゲームだと感じるからだ。

楽しく、面白く打てればいい…言うのは簡単だけど、麻雀で(特に麻雀に慣れてない面子で)これを実践するのは相当難しい。
大抵の場合は大きく勝ち負けの差がついてしまうし、それが大小を問わず技術の差を超越してしまう事も何ら珍しくはないんだけど、
負けてる人間が「少しでも麻雀に覚えのある人間」だと余計、悪い具合に結果に対するイライラが募ってきてしまう。
だんだん冗談も通じなくなってくる雰囲気と言うか、喧嘩腰チックなギスギスした雰囲気になってくる。

なんで麻雀ではこういうギスギスした雰囲気になり易いんだろう。
例えばトランプの大富豪とかで遊んでて、麻雀で遊んでる時に起こり得るような雰囲気の悪化は…ちょっと想像できない。
金銭を賭けてるから…という理由も、個人的にはあまりピンと来ない。
特に社会人になってからは金銭感覚がかなり変わってきたし、「金を失ったからイライラする」という感覚は、少なくとも自分には無い。
(セット麻雀で負けすぎて感覚がズレ出してるかも…って気もしないでもないがw)

やっぱり麻雀は、自身の行動とか積み重ねがなかなか成就せず、それが他者の手で壊されてしまうという部分…
相手を攻撃する・点数を「取り合う」という行為…その辺りが本質的な部分としてあるからなんじゃないのかな、と思う。

特にそれが顕著なのが、ロンという動作にあるような気がする。
自分自身、麻雀を打ってて一番不快指数が高いと思う瞬間は「ロン」と発声された瞬間だし。
今までの各人の積み重ねを瞬時に全否定し、さらに点数まで没収される…それが頻繁に繰り返される訳だから、
そりゃ慣れてなければ慣れてないほど、ストレスも溜まってくるしイライラもしてしまうだろう。
(ある程度麻雀慣れしてる人間でさえ、放銃を繰り返すと精神的なバランスを崩してしまう事はよくあると思うし)

麻雀を友好の為のツールとして適格なものにするには…極端な話、ロンという行為を禁止すればいいのかもね。
それなら大富豪チックな展開になって、受けるストレスも軽減されそうだ。まぁゲームの面白さも同時に軽減されそうだが。


…うーん、またオチが無いというか、何が言いたいのか分からん日記になってしまった。
まぁ要は麻雀ってゲームは対戦相手をボコって叩きのめして、精神を疲弊させてナンボって事かな。笑


-CLOSE-