今までの日記でやたらと出てくる「最近までよく行っていた某雀荘」の事を、いい加減書いていこうかなと思う。

自分が東京で仕事を始めてすぐ位の頃…ちょうど今から5〜6年くらい前の事になるだろうか。
ようやく社会人として普段の仕事にも慣れてきて精神的にも余裕が出来てきた頃、せっかく東京に出てきたんだから
フリーに行かなきゃ勿体無いという義務感のようなものが芽生えてきてw 面白そうな店はないかと探していた時、
東風の広告バナーから辿り着いたのが、その某雀荘こと飯田橋東風荘のホームページだった。

前の日記にもちらっと書いたが、この当時まだ自分は当時あった東風の上ランでも勝ち越せない程度の実力しかなく、
元々5やピンの雀荘へ行った所で負けが込むのは目に見えていたし、レートを乗っけて打つ事に大して魅力は感じていなかった。

それに祝儀のある麻雀にも抵抗があった。
出身地である京都やその近辺の雀荘では、当時は赤はあっても祝儀のない店の方が多く(マーチャオでさえ点5は祝儀無しだった)
小銭のやりとりという事そのものにも不慣れだったし、元々ギャンブル指向があまり無かった事もあって
単に祝儀は「麻雀のゲーム性のバランスを崩すもの」だという認識が強かった(今でもそういう思いは多少あるが)。
しかし東京ではこれだけフリーがあるにも関わらず、不思議なほどに祝儀のない雀荘が無い。

そんな中で見つけたこの飯田橋東風荘は、(ノーレートだから当然だが)赤も祝儀もないほぼ唯一の雀荘だった。
しかも単純にノーレートってだけなら、さすがに途中で飽きたり真面目に打たなくなるんじゃないかって思う節もあったが、
この店はその名の通りネットの東風と同じRateシステムがあり、東風感覚そのままで遊べるという点も興味を持った。
それに言わば純粋なノーレートではなく、取った着順によって場代の支払いが変わるというシステムも面白かった。
この当時は今から考えてみれば破格の場代設定で、ネット同様に東風戦と東南戦の二種類があったんだが、

東風戦:1〜3位まで場代無料 ラスは500円
東南戦:1〜3位まで場代100円 ラスは500円

という驚異の金額設定。ラスさえ引かなければ恐ろしいほどに金を掛けずに遊べるのが魅力的だった。
(ただこの店が無くなってしまうまでの約5年の間に4度ほど値上げ等を食らう事にはなったがw)

しかも、R2000以上を維持している間はゲーム代完全無料という特典もあった。
まぁ実際は現在のネット東風のように成績による卓分けがなされていないため、平均Rateが相当低く抑えられてしまう事から
実際はR2000を超えた人間も中にはいたものの、一人を除いて「試合数が少なくRateの変動幅が大きい」ほんの一時期だけで終わっていた。

自分自身も現在と同等の実力がついた頃(この店の末期頃)には、なんとかR2000を残そうとして頑張って打っていたんだが、
どうしてもR1950近辺の壁を破れず、一度もR2000に到達しないまま終わってしまった。
昔からネット東風に出入りしてる人なら、上卓や超卓の無い頃、R2000を維持するのがどれほど難しいかは分かって貰えると思うけど、
R1900を超えてくると、トップを取ってもRateの増加が +4 という事がザラになってくる。
そのくせラスを引くと −8 の減少を食らう事もあり、思えば計算する度に絶望的な気分になってたものだった。

まぁともかく、他にも月間の成績で賞金が出たりと「ノーレートでも打ち手をやる気にさせる要素」が多々あり、
東京で初めて行く店としてはまぁ適当かも、などとも思ったりして(当時はまさかここまで出入りする事になるとは思っていなかったが)
店に行くようになった。


…なんか店の説明だけで長文になってしまったんで、今日はこのくらいで。笑

ちなみに何度も書いてる通り、この店は現在はリニューアルという名目で無くなってしまい点3専門の店になってしまった。
一応ノーレート営業は渋谷の「渋谷東風荘」でも行われているし、系列の店なんでルールなどは同じなんだが、
飯田橋東風荘と渋谷東風荘は店の雰囲気と客層が全く違い、完全に別物の店と言い切っても差し支えないという事だけは、
あらかじめ強調して言っておきたい。これの具体的な話も、また後日という事で。


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