昨日の日記に書いた通り、昔の雀荘仲間のセットに参加してきた。

参加者は途中参加の人やら途中抜けの人やらがいたりで一定ではなかったけど、最大で確か9人になった。
その参加者全てが、同じ雀荘で客としてフリーで打っていて知り合いになった人間同士だ。
通常の雀荘じゃちょっと考えられないが、これもノーレート雀荘ならではと言えるのかも知れない。

昼前に早稲田駅前にスタートから参加出来る4人が集まり、軽く飯を食った後、某オフの二次会場にもなったセット雀荘「No.1」へ。

スタートから参加していた面子が、いわゆる「麻雀打ち込んでます」系の打ち手ではなかったんでw
とりあえずノーレートで開始する事になった。
打っている内に遅れてきた面子が集まり出し、6人になった所で「卓の確保もあるしサンマ2卓にしよう」って事でサンマになる。

ここで言うサンマとは第3東風荘ルールなどとは異なり、いわゆる「東天紅」ルールのもの。
(東天紅ルールを知らない人は、詳細をこことかのページを見てもらえると話が早いかと)
ちなみに東天紅のサンマでは得点のインフレ化(運によって左右される度合い)がかなり大きく、しかもヨンマの祝儀収入と同じでツモが丸得になるので
降りる意味がほとんどなくなり、ほぼ全局ゼンツする事になる。
しかもサンマだから当然形が超早く仕上がるので、ヨンマの時に感じている我慢とかストレスを一気に発散出来るのが超面白い。

以前、大阪で麻子さんとまちの旅人さんと三人で会った時に、セットでこの東天紅ルールでサンマを打ったんだが、
麻子さんは東天紅のサンマが初めてだったらしく、あまりのゼンツ&スイスイ麻雀ぶりに、打ってる最中ずっと「腹痛い」とか言って大笑いしていた。笑
まぁとにかくヨンマにはない爽快感があって、これはこれで別のゲームのような感覚で遊べて面白い。

サンマでゼンツしてストレス発散してる間にまた新しく面子が集まり出し、面子が上手い具合に?ヘビー系とソフト系の面子に分かれてしまったんで、
ソフト卓はノーレートで、ヘビー卓はレートを乗っけて打つ事になった。
1−1−3だが祝儀なしという、初体験?のルールで開始。
(赤牌が元々入ってなかったのと、色々面倒だからルールは雀荘で打ってた時のルールでって事になったんで)

レートが乗ったとは言え麻雀自体は第2ルール(聴牌連荘で25000点持ち以外は全く同じ)なので、要は第2感覚で打てばいいわけだが、
打ちはじめてすぐに…今まで赤祝儀のある麻雀で、いかに自分が迷いながら、半信半疑で打っていたかが分かった。
慣れた第2ルールだと迷う事がほとんどなく、心なしか自信を持って捨牌の選択を行えているような気がする。
でもこれは「持ち味を発揮できる麻雀になったぞ」という感覚よりは、「俺はまだ本当に赤に対応できてねーな…」と思い知らされた方が強いが。

ちなみに面子は元々ノーレート雀荘の客と言っても、当然ピン程度の店にも普通に打ちに行くようなレベルの打ち手が揃っていて、
さすがにいつもの第2セットの面々よりは多少は劣るかも知れないが、それでも十分に強い部類に入る。簡単に勝てるような面子ではない。

それでも1G目をトップ発進でスタートした自分は、せめてこのルールならプラスにしないと…と意気込んで局を重ねて行ったが、
今回もまた途中で強烈に精神的ダメージを受けるような結果を食らってしまい、展開が急変。またしても負けてしまった。

先に結果を書くと… 2−1−1−3 で −1500 だった(トップの得点の大きさとラスの失点の少なさで被害は多少抑えられた)。

精神的にダメージを受けた局ってのは、トップを取った次のゲームのオーラスだった。
2着と確か1700点差の微差トップ(場自体もかなり平たい)でオーラスで親番だった自分は、翻牌を仕掛けて逃げ切りを図っていた。
普段牌姿はすぐ忘れてしまうんだが、この時の牌姿は何故かはっきりと覚えている。

2466p556s 333s(ポン)南南南(ポン)

…他家の仕掛けも考えて安牌を持った方がいいのかも知れない。だが2着とはこれだけの微差で、一瞬の立ち遅れが命取りになる。
少しでも遅れを取らないように受けを最大にして打っていたらラス目の対面からリーチが入る。対面の捨て牌は一九字牌とワンズしかなく、かなり厳しい。
ここで一発で 3m を引いてきた。
アンパイはおろかスジやカベ牌さえ一枚もない。何をする事も出来ずにツモ切ったら一発でド高めに放銃…メンタンピン一発三色ドラドラで倍満だった。
東風の第2超卓でもほとんど経験した事のない、オーラストップからラスへの転落をここでやらかしてしまった…。

大して良形でもないのに、受けを広げすぎなんだろうか…
負けが込んで精神的に少し参っている今の時期に、この結果は非常につらい。

キーになった局が、もう一つある。
ダンラスで迎えた南3局のラス親で急に牌勢が回復し、2000オール+2100オールを和了して連荘中の時だった。
まくられてラスになった下家が、ドラの4mを暗カンしてリーチしてきた。

その時の牌姿が、889m12399p 白白白(ポン)南南南(ポン) だったんだが、下家のリーチ宣言牌が 7m だった。
8mは確か河に一枚既に切られていて3枚見えている。
和了を目指す時・和了が絶対条件の局面では「最も和了牌が場に出易い形を求める」のが自分の麻雀スタイルだが、
8mと9mでは当然下家に対する危険度が違いすぎる。
中張牌ドラの暗カンだと通常は食いタンへの移行を意識して、シュンツを含みトイツのくっつき形で牌を持つ事が多いと考えられるし、
リーチ宣言牌の側ならなおさら危険だ。

だけど、9mが絶対安全とは限らない。778から7を切ってリーチなのかも知れない。
しかもシャボに受けるとリーチ者の現物である7mに比べて和了率自体の降下は明らかだし、5800確定の二フーロラス親で降りる事も出来ない。
ツモられると結局ジ・エンドになってしまう。
止む無く8mを切ったんだが、これまた当然のように放銃。12600の失点で回復しかけた展開もまたグダグダになってしまった。

この判断は、間違いだったんだろうか…今でも「間違いだった」とは思っていないが、こうも結果がことごとく凶になると…
何と言うか、本当に何かにすがりたい気持ちになってくるよ。


まぁ麻雀自体は厳しいもので何の光明も見出せなかった訳だが、久しぶりにこの面子と再会出来たのはやっぱり楽しかった。
この店での色んな麻雀のエピソードとか知り合いになった経緯とかも、機会を見つけて出来るだけ早く書こうと思っている。


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