麻雀で煮詰まった局が終わった後、「今の何待ち?」とか「**何枚持ってた?」とか聞かれる事がよくある。

しかし困った事に…自分の場合は前局の牌姿を崩した時点で、恐ろしいくらいあっと言う間に忘れてしまう。
何待ちだったかさえ答えられない事も結構多く、ほとんどの場合会話にならない。
東風でもゲーム終了後のチャットとかで、何局の**は…とか言う話をされても、はっきり言って全く覚えていない。

これのおかげで某氏とかから「本当に何も覚えてねーなー」などとよく突っ込みを入れられたりする訳だが、
前局の終わった事なんてそんなに重要なんだろうか、と思えてしまう。
待ちが何だったかなんて単なる結果でしかないし、終わった事に一喜一憂してたってしゃーなくないか?という思いがある。

多分これは、自分の麻雀スタイルに起因する事なんだろうと思う。
自分は基本的に「待ちを読む」という事をしないし、結果によって打ち方に乱れが出るのが怖いから、結果を意識しないように
という意思が知らずのうちに強く出ているのかも知れない(単に頭が悪くて覚えられないだけかも知れないがw)。
一応場の空気とか雰囲気を考えて、局後に自分から待ちを聞いたりする事はたまにあるが、実はほとんど聞き流している。

それに短期の結果に対して「あの選択をしておけば…」とか悔いてみたり、あるいは「なぜそんな結果になるんだ」とか
腹を立てたりするのって、疲れるじゃないですか。
明らかに自分のミスで失点なり和了逃しをしてしまったのならともかく、その場で瞬時に判断出来ないほど微妙な、
本当にどちらに転んでもおかしくないような展開を思い出して悔やむ事ほど、無駄な事はないと思う。


ただ、「今のは単なる結果」という意識を強く持ち過ぎると、今度は結果の全てを結果論で片付けてしまいそうになる。
ミスや間違いまでを結果論にしてしまい、最終的には負ける事そのものにも慣れてしまって、
勘違い君にありがちな「俺は本気を出せばいつだって勝てる、今は適当にやってるだけ」とか考え出すようになりかねない。
まぁ負けを悔しいと思わなくなった時点で、少なくとも自分の場合はもう終わりかなって気はするが。

結果を冷静な形で処理できてかつ、負けを悔しいと思う精神のバランス…
押し引きだけじゃなく精神力の維持もまた、麻雀の難しさの一つなんだろう。


…うーん、何故か非常に凡庸な言葉で〆になってしまった。笑


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