思えば何故、今のPCを購入した当時「+2500円でWindowsXPへのアップグレードサービス」を受けなかったのだろう。
多分金銭的な問題じゃなくて「いちいちメンドーだなぁ」と思ったのと、購入当時はまだWindowsMeというOSの破壊力を知らなかったせいだろうと思う。
その事を今、猛烈に後悔している。

最近の自宅PCのWindowsMeはもう末期症状もいいところで、はっきりいっていつPCが起動しなくなってもおかしくない状態だ。
つーか一ヶ月ほど前に実際に起動しなくなった事がある。
何のDLLかは忘れたが起動の度に確実にエラーを起こし、画面上にマウスカーソルのみが表示&可動という笑える状態になってしまった。
(その時はSafeモードで起動してからシステムの復元が何とか可能だったんで、一応起動はするようになったけど)

不安定になり出すのは大方の場合、WindowsUpdateのパッチを当てた直後か、IEやWMP等のMS製品をアップグレードした直後だ。
そもそも問題を修正したり更新するはずの行為で、なぜ余計に不安定になるのか全くワケがワカラン事なんだが…。

最近ではインターネットのブラウジングさえままならず…というか、IEが起動しなくなってしまった。
起動直後(運がよければ最初の数ページは正常を保っている事もあるが、まれ)に
Explorer が原因で WININET.DLL にエラーが発生しました。Explorer は終了します。問題が解決しない場合は、プログラムを再起動して下さい。
という、今ではもう見飽きたエラーが発生する。何度再起動しても、結果は変わらない。

一応様々な試行錯誤の結果、PCの内臓時計を2005年1月8日に戻すと、何故か(IEの起動時には)エラーが発生しなくなる
という事実が判明したんで、最近までこの方法で一時凌ぎをしていたが、ついにこの方法でもエラーが起きるようになってしまった。
強引に日付を3年ほど戻して起動すれば大丈夫みたいなんで、現在ではそれで動かしている(もう強引というかムチャクチャだけど)。
特定の日付以降で動作がおかしくなる…考えられる原因としてはウイルスか、1月8日に何か大規模なパッチ等を当てたか…
ぐらいしか思いつかないが、ウイルススキャンは何度やってもOKだし(不思議と自分のPCでは今までに一度もウイルスを出した事がない)、
1月8日に何をしたかなんて正直、覚えてない。
WININET.DLL が何らかの理由で破損でもしたのかと思い、EXTRACT コマンドで CABファイルから WININET.DLL を再抽出してみたが、
それでも治らない。

日付を変えているとメールの送信記録がバラバラになったり、WRMライセンス付の動画が再生出来なかったりと面倒が多いんで、
一度IEには見切りを付けて FireFox を使い出した事があるんだが、これまたOSのせいなのか何なのか分からないんだが
IEよりはるかに不安定で、使い物にならない。
起動しようとしても、 FireFox が原因で FIREFOX.EXE にエラーが発生しました。 などと、何が原因なのかまるで分からないエラー
高確率で返してくる。
(5〜6回強引に起動させるとなんとか動作する所がIEと違って優秀だが、ふとした拍子に速攻で落ちてしまうのでやっぱり使えない)

仕方なくIE環境に戻して、Google等で不安定の原因とか WININET.DLL の動作について色々調べてみた。
調査の結果 WININET.DLL のエラーの原因の一つは、ブラウザのキャッシュの溜まりすぎらしい。
早速「全てのオフラインコンテンツを削除」を実行してみると…
Explorer が原因で WININET.DLL にエラーが発生しました。Explorer は終了します。
…。
まぁあれだ、ブラウザを起動しないでコンパネのオプションから行けばさすがに大丈夫だろう…と思い、再度その方法で実行すると、
コントロールパネルの処理中に INETCPL.CPL にエラーが発生しました。
…。
INETCPL.CPLで再度検索をかける。どうやらIEが部分的に損傷しているようなので、コンパネのアプリ追加削除からIEの修復を実行しようとしたら、
INFファイルが無効です。
…。
つーか何でもいいけどさぁ、エラー出すならもっと具体的に分かり易い内容を出力せーよ。基礎から全部ご自分で調べろってかい。
INFファイルで再度検索を掛けてみたが範囲が広すぎて有効な情報がなく、もういい加減面倒になって修復を諦めてしまった。

それでもまぁ一応起動するようにはなったんでそのまま使ってはいるが、もちろんMeの脅威はこんなもんじゃ終わらない。
運が悪ければホームに設定してある Yahoo!JAPAN の ニュース のリンクをファーストクリックしただけで、
Explorer が原因で MSHTML.DLL にエラーが発生しました。Explorer は終了します。
Explorer が原因で KARNEL32.DLL にエラーが発生しました。Explorer は終了します。
となる。特に下のエラーは結構な高確率でOSそのものがフリーズしてしまい、電源を切る(リブートも効かん)しかなくなる事も多々ある。
しかもMe様の機嫌が非常に悪い場合は上のメッセージさえ出ず、プチンというディスプレイの周波数が切り替わる軽快な音と共に
画面が真っ青
になって、
エラーが発生しました。続けるには、次の操作をして下さい。
となる。当然この状態から「次の操作」なるものを必死で選択したところで、以降正常な動作はもはや期待も出来ず…
マウスカーソルが消え去ったWin画面とブルーバック画面をディスプレイをプツンプツンさせつつ往復しながら、
例外 xx が xxxxxxxx で発生しました。(2HIT)
システムがビジー状態です。(3HIT)

という爽やかな連続技を食らう。ここからOSを正常な状態に復旧する可能性はもはや日本代表の鈴木隆行がゴールを決める確率よりも低い。
大抵はこちらの願いも虚しく画面がグシャグシャになってフリーズし、キーを押すと
プーッ、プーッ、プーーーーーーーッ
という返事しか返さなくなる。

いやしかし、それでもまだOSが「何とか修復するよう努力してあげましょう」としているのだから、まだマシなのかも知れない。
本当にネタみたいな話だが、Me様の機嫌が究極に悪い場合は上記のように画面が青くなる事すらなく、
いきなり「スコン」という異音と共に画面が真っ黒になってPCが再起動する。ここまで来ると呆気にとられ過ぎて、怒る事さえ出来なくなってしまう。
Yahoo! のリンクを押しただけで再起動するOSが世界標準だっていうんだから恐ろしい。

それでもまぁ「クリックしたという行為」でエラーが起こるというのなら、まだミジンコ程度の理解は出来なくもないんだが、
Web画面をホイールでスクロールさせた瞬間にエラーが起きたりとか、トイレから戻ってきたら黄色のビックリマークという事も多々ある。

しかも腹立たしいのが WININET.DLL がエラーを起こした場合、

・起動中の(全く関係のないページを開いている)他のブラウザウインドウさえもまとめて綺麗さっぱり落してくれる
(ブラウザでDLしているデータ等も接続が切断されて再度やり直しになる。まぁ最初からDLツールを使えばいいだけの話だけど)
・デスクトップのアイコンを整列させた直後だと、何故かアイコンが整列前のグチャグチャ状態に戻ってしまう
・タスクバーに常駐させているツールのほとんどが落ちてしまう
・再起動しない限り二度とIEが起動しなくなる(しかもIEだけでなく、普通のエクスプローラやコンパネさえも開かなくなる)

ともう、北斗の拳の悪党モヒカンザコが吐くセリフじゃないが、やりたい放題のしたい放題である。
しかもシステム情報やシステム復元の為のヘルプファイル表示も WININET.DLL が関与しているらしく、これらも起動しなくなってしまう。
まさに八方塞がりという言葉がピッタリのアリサマで、本当に手の打ちどころがない。


…と、チンタラしたペースでこの雑記を書いていたら、先日ついにPCが起動しなくなってしまった。
起動途中に EXPLORER 起動時にエラー発生。Windowsを再インストールして下さい。 などと言われてしまった。
いやぁ、まさかWindowsに「再インストールして下さい」なんて言われるとは思わなかったよ。こりゃおじさん一本取ら(ry

ここまで来ると真っ先に思い立つ対応手段としては、当然OSの再インストール(リカバリ)という事になるんだが、
何しろHDDの中には、今まで全くバックアップなるものを取らなかったズボラ加減が災いして、約50GBもの消すに消せないデータが残っている。
今まで仕事で作成したソースやドキュメント等も全てこのHDD内に残っていて、これを消すというのは冗談抜きで痛すぎる。
(ならちゃんとバックアップしとけって突っ込まれても全く反論出来んが)

はてさて、どうするべきか…。

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