采女町_本文

   ビルの中とは思えない風情ある店内。昔この辺りを「采女（うねめ）町」と言ったのでこの名前がある。
    麺はかなり太め。いろは白っぽい。全くコシが感じられない。つゆも特にこれといった特徴はない。メニューも平凡。典型的な街のそば屋。店構えはなかなかの伝統を感じさせる。
   また、サービスもきびきびしており、調理場からも活きのいい声が聞こえてくる。そういったプロっぽい雰囲気に比べて、そばがあまりに「並」なのが、どうにも解せないお店である。