大正期からの建物と聞いている風情ある店構えである。引き戸をがらっと開けて入るとほぼ真四角な店内になんとなく低めのテーブルと椅子がかなりびっしりと置いてある感じで、お昼時や夕刻ともなればそこお客が所狭しと肩寄せ合いながら座っている。と、書いてしまうとなんだかせせっこましい感じがするが決してそんなことはない。やや気取った感じの否めない「かんだやぶそば」にくらべてもっと庶民的な活気のあるそれこそ「そば屋」というにふさわしい躍動感がある。店員さんの動きにもむだがなく、てきぱきとサービスされる。そういうにぎやかな雰囲気の中で、常連らしいご年配の方々は悠々とそばを召し上がっている。 そばももちろん素晴らしいがつゆも香りがあって私は大好きである。私が最も頻繁に訪れるお店のひとつである。 |
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申し分なく、都心最高のそば屋のひとつである。雰囲気、サービス、味、品揃え、客層どれをとってもこんなに気持ちのよりそば屋を見つけるのは難しい。本当は毎日伺いたいぐらいである。 千代田区神田須田町1-13
(地図は住所をクリック) 03-3251-1556 |
↓《番外》 「まつや」・「やぶそば」近くの甘味処 「竹むら」
「まつや」や「やぶそば」でそばを食べたあとは、この竹むらで「あんみつ」、「あわぜんざい」なんぞをいただくともうなんとも言えない満足感にひたることができる。おみやげにするなら、「あげまんじゅう」がお勧め。 |