TOYOTA CRESTA 2.0Super-Lucent

↑台形のグリルは初代からのクレスタの伝統だ
車 種 名 トヨタ クレスタ
グ レ ー ド 2.0スーパールーセント
エンジン/排気量 水冷直列6気筒DOHC24バルブ / 1,988cc
走行距離/年式 47,000km / 平成7年式
次回車検年月  平成14年2月
ボディカラー/ミッション ダークターコイズマイカ
 / 電子制御4速オートマチック(ECT)
主要装備品 フル装備
足踏式パーキングブレーキ、オートライト
センターコンソール木目調パネル、前席センターアームレスト
車両本体価格 87.0万円【車検長期】



















※フル装備 ・・・ 「エアコン、パワーステアリング、パワウィンドゥ、オーディオ」の全てが装備されています。



 マークII/チェイサーと共に、トヨタのアッパーミドルサルーン三兄弟の一角を形成するクレスタ。80年代初頭のデビュー以来、兄弟の中でクレスタには、一貫してフォーマルなキャラクターを与えられています。その現れが、マークII/チェイサーがピラード4ドアハードトップボディに対して、このクレスタは重厚なプレスドアを採用したセダンボディとなります。。

 では、今回の商品をインテリアから見て行きましょう。室内は3ナンバー専用ボディのおかげで、横方向のユトリが大きくユッタリくつろげます。また、セダンボディゆえに室内高も余裕があり、長身の方でもヘッドクリアランスがしっかり確保されています。インパネは高級感にあふれるT字型デザイン。センターコンソールを緩やかに傾斜させ、走行中のエアコンやオーディオ操作を容易にしています。

 装備はアッパーミドルサルーンにふさわしいフル装備。中でもちょっと面白いのは運転席と助手席の間にあるセンターコンソールボックス。これ自体は今時の乗用車にはほとんどに備わる便利な収納スペースですが、その特徴はフタにあります。一般的にはボックスの後端にあるヒンジを支点にフタが直角に開くタイプ、または横開き式のものですが、クレスタの場合は前後にスライドして開閉するフタを備えます。これは開発者が日本の伝統である『襖』にヒントを得て作り上げたもの。メリットはまず、開閉の操作がごく自然な動きで出来ること。しかも、リアシートからのアクセスも容易です。

 エンジンは熟成が進んだ1G-FEを搭載。135psの最高出力は必要十分以上のパフォーマンスを発揮し、出来の良い4速オートマチックと相まって滑らかで静かなドライブを楽しめます。

 実は、このクレスタというブランドは、この春発展的解消を遂げます。トヨタは新世代のFFラージサルーンを発表し、このクレスタのポリシーはその新型車に受け継がれるのです。しかし逆に言えば、クレスタというブランドをゲットする最後のチャンスであり、この商品は先代モデルですが作り込みの良さは今でも十分に通用します。また、何といってもFR独特の素直なドライビングプレジャーを味わいたい方にはお勧めのモデルです。


                          
【TEXT : TAKEHIRO Saitou(Motor Journalist)】

 

         



























新車当時のスペック・データ
全長×全幅×全高 4750 × 1750 × 1390 (mm) ホイルベース・車重 2730mm ・ 1290kg
定員 ・駆動方式 5人 ・ FR 10・15モード燃費 10.0km/Liter
エンジン型式・種類 1G-FE ・水冷直列6気筒DOHC 総排気量 1,988cc
最高出力 135ps/5600rpm 最大トルク 18.0kg-m/4400rpm
使用燃料 ・タンク 無鉛レギュラー ・ 70Liter 主ブレーキ形式 Vディスク(前) / ディスク(後)
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン
タイヤ(前) 185/70R14 タイヤ(後) 185/70R14

※本表の内容は新車当時のカタログ表記スペックであり、販売する車両とは異なる場合があります。

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