安全第一丸の釣り魚図鑑
マダイ
標準和名 | マダイ |
科名 | タイ科 |
学名 | Pagrus major |
命名者 | Temminck と Schlegel |
分布 | 北海道以南〜尖閣諸島:朝鮮半島南部、東シナ海、南シナ海、台湾。 |
体長 | 40〜100cm |
解説 | 体に青い斑点がある。尾びれの後縁が黒いこと、しり鰭の軟条が8本であることで チダイと区別される。 3歳で成熟し、産卵期は九州沿岸では3〜4月、瀬戸内海 では5月、日本海北部では6月、太平洋岸中部では4〜5月。産卵盛期の水温は 15〜17度、塩分は34.0〜34.5% 1〜3歳魚は、春季には接岸し、秋季には離岸し 沖合で越冬する。水深10〜200mの大陸棚上に生息し、甲殻類、ヒトデ類、魚類を食べる。 昼行性。マダイの食欲は水温18度で盛んになり、12度になるとほとんど食べない。 日本沿岸の地方系群に関する研究はまだなされていない。 |
釣り解説 | 「にらみ鯛」「桜鯛」「腐れ鯛」「腐っても鯛」様々な形で表現されるマダイは、他の魚と比較しても いかにも魚らしい美しいスタイル、淡白でいて深みのある味、釣り上げる時の引きの強さ、 釣る事の難しさ、とすべてを兼ね備えた、やはり釣り魚の王様である。 友ヶ島周辺でのベストシーズンは、3〜5月で、この時期がマダイの旬。釣って面白く 食べて美味しい季節です。 産卵の為に岩礁帯の藻の多い浅場に乗っ込んでくる時期は タナを釣れと言われるが、この時期は特によく浮くからである。タイの食いが立つと、底から 2ヒロ 3ヒロ上 時には8ヒロから10ヒロ上で食ってくる、私は以前水深50mのポイントで 水深3mで食わせた事があります。食いが立てば立つほど浮いてくる、これがこの時期の マダイです。沖合の深場で越冬し一気に浅場に上ってくるので、ウキ袋が膨らんで水面に プカプカ浮いている事が良くあります、「鳴門の浮きダイ」もこれと同じですね。 掛かったタイがタモ入れの瞬間にあえなくサヨナラ〜 こんな経験誰でも有りますよね! この時タイは一旦必死で下へ潜りますが、浮き袋が膨らんでしまってるので、 また浮いてくる事が有ります。他の船でそうなったタイが数十メートル突っ走って 自分の船の近くで ポッカリ顔を出す事も有ります。水面をよく見ながら釣りをしましょう! この時期を過ぎると産卵で体力を使い果たし、フラフラになっています(人間も一緒ですよね)。 腐れ鯛とか猫またぎとか言われて可愛そうですね。 大事にしてあげましょう。 この時期のタイは体力の回復の為、イワシを食べています。 ルアーに良く反応するのは そのせいでしょうか?秋になると越冬準備のため海老を食い出します。秋のタイは、「底を釣れ」 と、言われます。それでも「食いが立つと浮いてくる」 タイは浮くのが好きですね〜! 紀州では当歳から2歳位を「チャリコ」3歳を「カスゴ」それ以上を「マダイ」と呼ぶ。 マダイが美味いのは、味のバランスが良く、高度不飽和脂肪酸が少ないので変質しにくい為。 特に皮と身の間にうまみが隠されているので、皮ごと食べられるような料理法が良いでしょう。 私は、何でも(カワハギ以外)皮ごと食べます。 先日、酔っ払ってみかんの皮を食べていて 嫁さんに軽蔑された!腹が立つので次の日ブドウの皮を食べたら「もっと良いのを食べたら」 って言われたので、伊勢海老の頭をかじってたら、口の中が血だらけになった! 本日の嫁の一言「アホー!」 |