安全第一丸の釣り日記
私のアオリイカの記録3kgです
平成9年4月
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三年ぶりに、印南町津井の波止へアオリイカを釣りに出かけました。4月13日午後5時に仕事を終えて、阪神高速、阪和自動車道を乗り継ぎ1時間30分で津井の波止へ到着。午後7時に釣開始です。 まずは、アジの尻尾に道糸を結び、投げ込みます。竿に鈴をセットして、リールをフリーにして、待つこと1時間。まったく音沙汰なしです。地元の人の話では「ここ3、4日は、潮が冷たくてだめだ!」とのことでした。 あきらめて道具をかたづけ、国道42号線を帰る途中に、加尾の波止に立ちより、釣り人に様子をうかがうと、「今日は良く釣れた」との事です。 まだ、餌のアジが残っていたので、ココでもう1度やってみようと思い、竿を出してみますが、全然だめです。昨日から一睡もしていないので、竿をかたづけ、車の中で仮眠をとることにしました。 午後4時に、起きてビックリ、なんと波止は人で埋め尽くされているではないですか。 もう釣り場がありません。仕方なく、波止の内側で竿を出します。太陽が西の空へ沈み、へール・ボップ彗星が北東の空にはっきりと見える様になりました。イカ釣りの「ゴールデンタイム」です。 波止の中央付近の人にアタリがあり、上がって来たのは2kg程の立派なアオリイカです。 その後も他の人にはパラパラとアタリが有るのですが、私には全然来ません。 午後10時をまわり、地元の人が帰った後、外向きに竿を出すと、すぐにアタリが有り、あがってきたのは、500g程のアオリイカでした。 昨日の7時から釣り始めて27時間後に、やっときました。 その後午前3時まで粘りましたが、2ハイ目のイカはきませんでした。 その日の昼頃まで車で睡眠をとり、今度は、白浜に向かって国道42号線を南下、田辺のベイマルチョウという釣具屋に行って、竿・エギ・ピトンを購入し、ついでに露天風呂につかって、また国道を北上。 地元の人に聞くと南紀の方がイカが大きいし、数もあがるということなのですが、なにぶんポイントがまったく解かりません。 夕方に再度、津井の波止で竿を出します。まだ時間が早いので、波止の上で寝っころがって竿をながめていると、突然道糸を引っ張っていきます。 あわてて竿を持ち、聞いてみると「ク、クー」と引っ張ります。 まさしくイカのアタリです。 すぐにヤエンを入れ、ゆっくりとリールを巻きますが、寄ってきません。根掛かりのようです。 そのまま待つこと約5分、じわ〜っと寄ってくるようになりましたがすごく重いので、おそらく、イカが藻に入って、その藻が切れて上がってきたのだと思いましたが、そうでもなさそうです。うっすらと水中に姿が見えてきた足が、あまりに大きいのでタコと間違えるほど大きなアオリイカです。アジをしっかりと抱きかかえ、むしゃむしゃ美味しそうに食べています。アオリイカは良く引くのですが、自分が釣られてる事に気付いていないようです。 イカギャフを打ってから、気が狂った様に暴れますが、時すでに遅し「キミ(イカ)は、我が家の冷蔵庫に入る運命なのだ」と言い聞かせても無理な様です。 おそらく3kgはあるでしょう。イカの頭に海水が入って実際は5kgぐらいでしょうか?ギャフがひん曲がっています。やっとのことで波止へ引きずり上げてクーラーへ「ボトン」。 その後日没までアタリはなく、日が暮れると、ウツボとアナゴの襲来でアジが5分と持ちません。仕掛けをエギに変えて、第1投目から乗って来ました、300gのおチビちゃんです。頭からかぶりつきたくなるほど美味しそうです。それから1kgと500gを追加し、もう少し釣りたいのですが、もうクーラーに入りません。仕方なく午後9時に「ストップフィッシング」。 3日間の釣果は、300g〜3kgを5ハイでした。 2日後に同じ場所に行くと、この前来ていた人も来られていて、僕が帰った後もアタリが続き2kgのイカを3バイ釣ったという事でした。この日の釣果は、2.3kgを1パイでした。 |