作者突撃インタビュー!
vol3.本にまつわるエトセトラ編
作者インタビュー、第三弾!本にまつわるいろいろな話を聞きました。 John Hathwayの描く真美を見よ! −−今回は、JH科学のJohn Hathwayさんと共著なんですね。二年ぶりのコンビ復活のようですが。 赤「そうなんです。共著という形はこれが初めてかな。途中彼がかなり忙しくなってしまったのですが、無事に仕上げてもらいました」 −−描くに当たっていろいろと相談したとか。 赤「いい表紙にしたかったからね。大阪のホテルで泊まり込みで話し合ったりしました。でも、参考資料が少なくて苦労した」 −−参考資料? 赤「はっきり言えば、真美ちゃん出番少なすぎ(笑 小説だと挿絵が2、3枚しかないし、漫画に至っては4,5コマしか出てないし・・・もっとたくさん出てきてよ」 −−そんなの私が決めることじゃありません!(笑 赤「ま、そうだよね(苦笑 とはいえ、できあがった表紙を見てよ! 爆カッコいいでしょ!」 −−全体的にキーワードは「カッコいい」なんですね(笑 赤「そう(笑 イラストを依頼する際、彼にもその辺を強調しました。彼は「ネットランナー」(ソフトバンク)のコンテスト(編注:ホームページはこちらを参照)にノミネートされたり、商業誌「コミックキラリティー」(学研)に漫画が載る予定だったり(編注:ホームページはこちらを参照)など、活躍の場を広げているようです。彼のファンが俺の小説を読んで楽しんでもらえたり、逆にこの本を手に取った「マリみて」ファンが彼の絵を好きになってもらったりできればいいよね」 −−両日で販売するんですね。 赤「はい、両方のサークルで売ります。赤木のスペースに来れば、赤木の他の小説が、JH君のスペースに来れば、彼の他の本も手に取ることができます。どうやら、ポスターとか面白い物がたくさんあるらしいので、来て損はないですよ。ホームページも見てみてね」 −−なるほど。次に、本の形態について。今回とうとう、文庫本での出版となりましたね。 赤「多分、同人小説屋なら、一度は! 文庫本を出したいと誰しも思っているんじゃないかな。私もずっと思っていたけど、新ジャンル挑戦に伴って、思い切って出してみました」 −−その狙いは? 赤「差別化ですよね。普通のオフセットよりも目立つだろうから、知名度のない私のサークルにとっては、大きな売りになるかな、と。「マリみて」ファンにとっては、文庫本はなじみのある形式だし、訴求力は高いんじゃないかな」 −−今回の本は定価500円ですね。同人誌文庫本としては安いかなと思いますが。 赤「もう限界ギリギリです(笑 とはいえ、読者に手にとってもらうには、ワンコイン越えたら絶対にダメ! と思っていました。まぁ以前から、無茶な価格設定はうちのサークルのお家芸みたいなものですから。でも売れなかったら、次巻以降の発行にも少し差し障るから、厳しいところはありますね」 次回作は2006年4月 −−次巻、という話がありましたが、次の発行ももう予定されているとか。 赤「はい、本当はオンリーイベント「子羊たちの春休み(編注:こちらを参照)」にぶつける予定だったんですが、都合で出られなくなりました。なので、恐らく「コミックキャッスル2006」か、「サンシャインクリエイション31」、または「私の十字架Special Edition(編注:こちらを参照)」になると思います」 −−2006年春、ということですね。 赤「その前のオンリーとなると、「Best of Balentine(編注:こちらを参照)」になってしまって、これに新刊を間に合わせるのはちっと無理。なので、四月です。キャッスルと、私の十字架は同じ日なので、どっちをとるか考えているところです。決定次第、告知します」 −−さて、注目の新刊の内容は。 赤「コミケット以外では、「こちら編集部」の番外として、「三奈子の手帳」シリーズを発刊する予定です」 −−お、タイトルからすると、お姉さま中心、ということですか? 赤「そう。「こちら編集部」は真美を主人公に、「手帳」では、三奈子を主人公にして、話を展開します。真美編が、原作と平行してストーリー展開するのに対して、三奈子編は彼女が一年生や二年生の時を回顧しつつ進む、という内容になります。「マリみて」ファンには、真美編よりも読みやすい物になるかと思います。真美編と三奈子編は、本当はもっと大きな違いが私の中にはあるのですが、それはまた後日」 −−お姉さまシリーズも文庫本ですか? 赤「それは考え中。ただ、A5オフセットにはならないでしょう」 −−今後はどれぐらい続けていく予定ですか? 赤「それも考え中。真美編は4回はやりたいと思っています。そうなるとあと二年。二年後に「マリみて」がどうなっているのか、俺自身の環境がどうなっているのか、全然未知数なので、今は断言できないですね。その間に、三奈子編もちょこちょこ出したいと思います」 −−なるほど、分かりました。最後に、読者の方に一言お願いします! 赤「今回初めて二次創作ということで「マリみて」に挑戦しました。ファンの皆さんには、こういう本もある、こういう小説を書く奴もいる、と思って楽しんでもらえればと思います。JH君の絵も併せて、ぜひよろしくお願いします」 −−今日はありがとうございました! インタビュー、いかがでしたか?注目の小説は、明日(12/29)、リリースです! |
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